季節の花「イベリス」

名言名句（151）

「これは、「私が初めて書いたラブレターです。書き方を

知っているなんて、おかしいわね？」『ウェブスター』

今日は、バレンタインデー。愛する人に贈り物をする日です。

ヨーロッパの祭日が日本にも伝わり、いつの間にか定着しま

したが、ここに、この日に相応しい言葉を取り上げました。

アメリカの女流児童文学者ジーン・ウェブスター（1876－1916）

の代表作「あしながおじさん」にある言葉。

孤児院の娘が、援助の手を差し伸べてくれる見知らぬ保護者

を老人と思い込んで書いた手紙形式の物語で、おしまいに

青年と分かって結婚する心暖まる内容です。

書き方を知らなくても、一般の手紙と違って、ラブレターは

自然と書ける性質の手紙です。愛する相手への熱い想いが、

文の巧拙にかかわりなく、ペンをとらせ書かせるのです。


歳時記

バレんタインデー


この日は、ローマ司教であり、のちに愛の守護神として敬愛

された聖バレンタインが殉教した日で、また、春に先駆け、

小鳥が愛の歌を歌い始める日とされていたことと結びついて、

「愛の日」といわれるようになりました。

この日は、女性から男性に愛を告白する、という意味ばかり

でなく、愛情をあらわす日なのですから、恋人同士に限らず、

友人や家族に感謝の心を示す日にしたいものです。

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２月に咲いている花「イベリス」

地中海沿岸地方原産。
　明治時代に渡来。
　名前は、スペインのある
　「イベリア半島」の名に由来。

・春先から園芸店でよく見かける。
　白いくっきりした花びらが密集。
　いろんな品種がある。
　ふつう、春に咲く。


・別名

　「キャンディタフト」
　　　タフト
　　　　＝ 羽毛などのふさ、束。
　　　お菓子の束のように
　　　見えることから。

　「常盤薺（ときわなずな）」
　　（アカネ科に
　　　同名の花がある）。

　「屈曲花（まがりばな）」
　　　茎が曲がりやすいから。


・ピンク花の
　「イベリス・ウンベラータ」
　という品種もある。


（季節の花300より）