季節の花と言葉の花束

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季節の花「桐」

2012-05-05 05:21:54 | インポート

一日一言

兄たり難く弟たり難し

二人のうちどちらを兄とも弟とも決め

難いという意味から、似たり寄ったり

で優劣の差の付けようがない時の

たとえに用いる。

★あの二人の科学者はいずれが兄たり

難く弟たり難しといわれるほど優秀である。

類語:伯仲の間


4月から咲いていた花「桐」

開花時期は、  4/20頃~  5/10頃。 
・朝鮮または中国から渡来。                 
・紫色の筒状の花を木の上の方につける。     
  (背の高い木なので、下からそうとう       
    見上げないと花は見えない)             
・強い芳香がある。(落ちてきた花を拾い上げて
                    匂ってみてください)   


・非常に軽くて湿気を吸わない、良い材質なので
  ”桐箪笥”(きりだんす)や、箱、下駄、   
  琴の胴の部分  などの楽器、人形の型、     
  金庫の内張りなど幅広く利用される。       

・切ればすぐに芽を出して生長する意で、     
  動詞の「きる」がそのまま「きり」になった、
  との説がある(諸説あり)。               
  桐はとても生長が早いので、農村では女の子が
  生まれると桐の苗を植え、結婚するときに   
  それで箪笥を作るところがある。           


・中国では、聖王を表す”鳳凰”には         
  「桐の木にだけ棲(す)み、               
    竹の実だけを食べる」という伝説があり、 
  桐は霊鳥の宿り木とされた。               
  そのため桐は、平安時代の頃から尊重され、 
  紋章や装飾として広く用いられた。         
  1974年までは、                       
  日本のパスポートには桐紋が入っていた。   
  (なお、鳳凰が棲む木は本当は桐ではなく   
    青桐(あおぎり)であるらしい)         
・岩手県の県花(桐)                        

(きせつのはな300より)


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