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「パークランド ケネディ暗殺 真実の4日間」、オズワルドが真犯人か?

2014-12-29 11:15:00 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

1963年11月22日、テキサス州ダラスで、J・F・Kケネディ大統領は暗殺された。

当時の模様を、関係者に取材、それを再現したのが本映画。ドキュメンタリーではないが、それに近い映画だ。

題名の「パークランド」は、大統領が入院した病院であり、犯人と目されるオズワルドも暗殺され、この病院に運ばれている。

この事件の裏側を描いた本作は、そのような歴史の裏側に興味のある方には垂涎ものだ。

ただ、いまだ謎の残る本当の暗殺の理由、オズワルドの立ち位置などは描かれておらず、まあそれ自身謎なので、その点では不満の残る映画だ。

この映画は、大統領の遺体が運ばれ臨終を看取った病院のスタッフたち、たまたま暗殺現場をフィルムに収めていた写真愛好家、捜査に当たり、オズワルドと接触していた捜査当局、大統領警護を全うできなかったSPたち、そして犯人と目されるオズワルドの兄と母親のエピソードが、淡々とドキュメンタリー風に描かれる。

当時の映像とドラマを融合させながら、本質に迫っていく。

ケネディと、オズワルドの葬儀を、並行して描き、一方は、テレビ映像、一方は実写と巧みに使い分けて描いている。

もう50年が経ち、徐々に色あせる大事件を振り返らせてくれる貴重な一本だ。

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