ひろの映画見たまま

映画にワクワク

映画「エッセンシャルキリング」、主人公は一言もしゃべらない。

2011-08-22 19:09:48 | 映画

またまた不思議な映画に出会う。

冒頭雑音とキーンという音に、苛つく。

場所は、アフガニスタンの荒野。岩ばかり。

米兵が、アラブ兵を捜索している。そこへ突然のバズーカ。

しかし主題は、戦闘シーンではない。

つかまったアラブ兵が、移動中に車が谷に転げ落ち、脱走。

そこから一人の男の放浪が始まる。

米兵の追跡をかわしながら、今度は、雪原をさ迷い歩く。

米兵を殺し、手錠を外し逃げるが、犬に追いかけられ、仕掛けの罠に足をけがする。

民間人を殺し、飢えで、アリや木の皮、果実を食う。

水にありついても凍えた水に手足がしびれる。

傷ついた姿は痛々しい。

で、主人公、無言のままだ。

逃げまくる男を見る緊張感。いつの間にか物語にのめりこむ。

ラストは、救いか、地獄か、それは見る人の想いだ。

主演のヴィンセント・ギャロは。シチリア系アメリカ人だ。アラブ人であるわけはないのだが。

 

 

 


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