覚醒とは程遠くて
意識は閉ざしていくばかり
子供の頃に何かあったんでしょうね
世の中なにもわからないので
いつもなんだか怯えていた
人の表情がいつも化け物のように歪んで見えていた
とにかく怖くて人の顔を見ることができなくなっていた
閉ざしてばかりじゃ生きたくもなくなる
いつからか意識を別な世界へと移行させていた
そのころ記憶が断片化するころで現実と折り合いがつかなくなってしまった
夢か現か境界を引くことなんてできないからそのままにしていた
この世界の違和感の方が日増しに増していった
おかしいただそう思ったのだ