香彩日記

一筆入魂!今の思いを『書』に込めて。

旧友再会~最近読んだ小説から

2023年02月28日 15時15分34秒 | 本(紹介・レビュー感想)
     

重松清さんの小説『旧友再会』は、おじさんたちの5つのお話が収録された短編集。

     

『旧友再会』はその中の一つの題名ですが、一番長い『どしゃぶり』も旧友と再会するお話なので、表紙もどしゃぶりになっています。
息子と同じ年ごろだった頃に思いを馳せ、その頃の父と自分を重ね合わせ、時代の移り変わりの中で、忍び寄る「老い」に戸惑い、寂しさを感じるものの、寂しいのは自分だけではないとホッとできるような、そんな感じがしました。

巻末に『文庫版のためのあとがき』付きです。

 
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