Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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フロントバンパーの塗装とFERRARI F12の修理開始です

2021-08-25 20:39:36 | Wさんの1/18 AMG6.0SL

本日の山陰は・・・
朝の内は雨の予報だったのですが5時に起床しても雨は降っていませんでしたのでそのまますぐに出勤です。
そしてブルーベリーの収穫をしました。
昨夜の天気予報では朝5時半位から雨の予報だったので心のどこかで安心していたのですが・・・
お休みの日でもなかなかゆっくりと休ませて頂けないですね〜。

雨のせいで裂果してしまいそこに蜂が来るという悪循環です。
でもそのままにしておく訳にもゆかないので蜂と戦いながら収穫します。
今年は雨が多いですからね〜丁度ブルーベリーの収穫時期と重なってしまったしね〜。
これも自然の摂理かな!?

今日は収穫後にはおとなしく本業です。
仕事といいますとストレスを感じる方も多いかもね。
私は無いですが・・・ただし今はね。
昔(サラリーマン時代ですが)は大いに有りましたよ(笑)
今は笑い話ですよ。

昨日の続きでフロントバンパーの部分を作ります
中央のインテークの部分ですが3分割になっていまして中央は普通にラジエターの冷却用ですが両サイドの部分は・・・?です
一般的には両サイドはブレーキの冷却用という事になっていますが・・・AMGはどうなっているのか定かでは有りません。
でも造形がその様になっているのでそれらしくしたいな〜と言う事で実車通りにサイドの部分は少し斜めに削っています。
これで少しは空気の流れが良くなるのかな〜!!??

続いて塗直しの為に全体をサンディングします。
1000番程度かな〜
そのまま塗りますと密着が良く無いと困りますから丁寧に全体をサンディングしておきます。

そしてサフを塗って形状の確認ですね。
サフを入れますと形状は確認しやすくなりますからね。
ペーパー傷も確認出来ますし・・・

形状の確認が出来ましたので傷の有る部分のみ部分的に少し研磨します。
大まかには問題が無かったので・・・
ボディカラーを塗ってみました。

乾燥機で硬化促進してから・・・
続いてウレタンクリアーを塗って仕上げましょう。
これでやっともとの状態に戻りました

さてバンパーを塗ってしまいますと明日まではバンパー部分を触れません。

少し前に修理依頼品が到着しました。
フェラーリのF12の1/43モデルですね。
ちょっと違うのはこのモデルですが、実車を買わないともらえないモデルになります。
クリアーカバーの部分にプレートが付いていまして、車体番号まで入れられています。
不具合が有るのはフロントウインドウですね。
どうやら剥がれてしまったらしくお客様が瞬間接着剤で修理をされたらしく・・・ウインドウの中外とも白化して結構重症ですね。

良く見ますとサイドウインドウの内側やルーフの上、Aピラー左右にも瞬間接着剤がはみ出していまして・・・ちょっと手がかかりそうな予感ですね。
で・・・早速ウインドウを外しましたが接着部分にもガッチリと接着剤が残りますしウインドウは綺麗に外れないのでバキバキにちぎれてしまいました。
しかも一部分はボディ塗装まで持って行かれてしまいました・・・。

下の写真では見え難いかもしれませんがボンネット部分まで白く白化していますね。
そしてルーフの一部も白くなっています・・・。

まずはボンネットの部分から磨きます

磨いて綺麗になれば嬉しいですが・・・
磨きますと何とかなりそうですね。

磨いたボンネットですがここまで艶が復活しました。
これくらいピカピカなら塗り替えまでしなくても良いかもしれませんね。

そして屋根の部分です

右のAピラーの上側の取付け部分ですが白化して少し艶がないですね。

下は研磨後です

何かスッキリしたのがわかりますでしょうか・・・
写り込みがシャープじゃないでしょうか?

問題は・・・瞬間接着剤に持って行かれた塗膜の部分と瞬間接着剤が山盛り状態の接着部分ですね。
全体を塗るなら色合わせは簡単なのですが・・・。
タッチアップしかもキャンディ塗装ではタッチアップで100%の色合わせは不可能です。
でも幸いな事にウインドウの縁の厚みの部分なのでシルバー/クリアーレッド+クリアーオレンジを重ねる事で何とかなりそう・・・
もしこれ以上を望まれるのであれば分解して塗直しでしょうね。
なかなか難しい判断なのです。

キャンディカラーの部分のタッチアップとウインドウの接着部分のタッチアップを完了しました。
磨いている時は前が見えなくて・・・(進んだ感じがしないという事)イライラしますが・・・目に見える形で綺麗になりますと少しホッとしますね。

次にフロントウインドウの型紙を作りました。
型紙と言いますが曲がったウインドウですからアルミ板で作っています

次に型紙にマスキングテープを貼りまして周囲をカットしています
それでも心配なのでこの時点でもボディに当てて形状を確認します

マスキングテークを剥がしてアニメセルの上に貼って切り出します
そのウインドウの内側になる部分にマスキングテープを貼って周囲のブラックの部分を塗装します。
この塗装は内側からですよ・・・

でボディに接着します
ただしこの時点でルームミラーは付け直しておきます。

展示ベースの裏側は最初からお客さまの手で剥がされていました。
どうやって修復しようか考えましたが・・・
接着剤で付けてしまうと次の分解時にバラバラになってしまう恐れがありますので両面テープで貼っておくことにしておきました。
厚みがありますと不細工なので一番薄いもので修復しておきます。

ウインドウの仮止めを剥がしてからワイパーを取り付けました。
一部分瞬間接着剤がついていましたのでアセトンにつけて瞬間接着剤を溶かしておきました。

これでやっとF12の修理完了です、早速お客さまに連絡をとりまして発送させていただきました。
明日にはお客さまの手元に戻るはずです。

明日も引き続きAMGを進めます。