Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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アベさん帰路につかれました

2020-12-25 21:30:49 | 某ディーラーさんからの仕事
本日の山陰は午前中は曇り時々雨の天気でした。
自宅を出る時には青空が見えていたのですが、アトリエの上は雲が厚くたれ込めていました。

午後からは曇り時々腫れで日があたっていましたね〜。
冬の中休み!?って感じですかね〜。

今日はクリスマスですが昨日のイブは皆さん如何でしたか?
皆さんの所にはサンタクロースが来ましたか??
私の所は素通りだった様です(笑)

クリスマスの時分になりますと年末を感じますね〜
ここから先の6日間はあっという間に過ぎてしまいます。
という事で今年も年賀状の準備を始めました・・・
データは少し前に作っていましたが印刷はまだだったんです。
お店用と自宅用を両方作るのですが・・・プリンターにハガキを補充しなければなりませんのでなかなか忙しい・・・。


さてアベさんは本日ラストスパートです
まずはナンバープレートを取付けました
まずはフロントです。
実車のプレートは上側はボディに留めてない様に見えますので多分ナンバープレート中央の裏側にステーが取付けてあってナンバープレートを支えているのでしょう。
なのでステーは私もアルミで作って同じ様な感じにしておきます。
接着剤が硬化するまでマスキングテープで固定しておきましょう。

ナンバープレートが終わったら・・・次はドアミラーを取付けましょう・・・
と思って良く見ますと鏡の部分が磨いてないので曇っていますね〜
これではちょっと気の毒なので磨いておきましょう・・・曇っていたら後ろが見えませんからね。

無理に外しますと鏡のエッチングを曲げてしまいますからエナメルシンナーを流して接着剤を溶かして外します
片方は残念ながら無理やり押さえたのか曲がっています。
出来るだけ真っすぐになる様に直しておきましょう・・・磨いて鏡の様になりますと歪んでいるのが良く見える様になりますからね〜。

左右ともドアミラーを取付けました
左は取付けピンを破損する事無く分解出来たのですが右側は取り付け用のピンが折れてしまっていまして・・・真鍮線で取り付け用のピンを作りました。

鏡を磨いたドアミラーは・・・
この通り後ろが見える様になりました。

ほぼ組立てが完了しましたので組立て台からMRコレクションのオリジナルベースに戻しました。
ここからは最終工程に入ります

ランボルギーニのエンブレムを取付けます。
MRコレクションの物はデカール1枚だけだったのでちょっと樹脂を盛ったクオリティーの高い物に変更しました。

リアのランボルギーニのエンブレムはメタルインレットだったので再生不可能になってしまいました
エッチング板を用意して取付けておきます。
このエッチング板はクロームメッキしてありましてピカピカですね〜
質感が大変良いですよ。

ドアの後側のサイドにもエンブレムが付きます・・・分解前・・・つまりMRコレクションのオリジナルはこんなデカールが一枚だけなんですね。
良いのはウレタンクリアーの下側に有る事位かな〜

余りにも貧弱なので・・・
エッチングを準備してみました
どちらが良いのかはご覧になった皆さんの判断にお任せしましょう。

このMRコレクションのアベンタドールロードスターですが・・・
屋根が付いているのです
全く未開封だったのですが・・・ボディと合わせて調整しておく事にしました。
この部分はご依頼を受けていない(塗り替えは無しという事)のですが有ってもボディに付かないという事ではお金を頂く仕事としてはちょっとダメな所ですよね
確認してみて良かったです・・・
びっくりして写真を撮り忘れましたが・・・
塗装面がビニール袋に密着していまして塗装の表面に模様が付いてしまっていました。
仕方が無いので磨いておきましょう。
取り付けは変形も無かったみたいできちんと付きました。

さらに磨きました
ピカピカですね〜これなら大丈夫でしょう。

屋根に乗せてみます
こう言う感じになるんですね〜。

また模様が付くと残念なのでティッシュで包んでジップの袋に入れておきました
これで少々だったら傷が付く事も無いですね。


ところで・・・ランボルギーニで新車を買うと買った車と同じ仕様のミニカーが付いてくるらしいのですが、某ディーラーさんによりますとイタリアからミニカーを送って来る間にケースが破損している事が良く有るらしいのです。
ケースが無いと困られますので一応ケースの寸法を測っておく事にしました。
ケースを発注する場合通常内寸なのですが・・・最後に厚みを確認しておこうと測りましたら・・・何と場所に依って厚みが違うのです。
通常は1mm.2mm.3mmと1mm刻みの寸法なのですが・・・
このアクリルは2.5mmしか無いのです・・・!?

同じケースでも他の部分で測りますと・・・

2.8mm・・・多分公称は3mmだと思うのですが・・・アクリル工場が材料をケチったのか・・・それとも製造過程ではねられたアクリルを使ってケースを作ったのか・・・!?
ここで先ほどのお話「イタリアから送って来るとケースが壊れている」というお話が頭をよぎりました・・・
そうか!!薄いから強度が無くて輸送中の振動で壊れてしまう(又は壊れやすい!?)のか・・・と気が付いた次第です。
日本ではあまり考えられない事なのですが・・・
MRコレクションも中国で製造していますのでこう言う事が有るのかもしれませんね〜。
ちなみにイタリアでは最後の工程(仮にクリーニングであっても)をイタリアで行なえばイタリア製を名乗れるらしいです(笑)

本日、午後アベさんは東京・港区南麻布を目指して帰って行きました。
オーナーさんに可愛がってもらってくれよと、送り出しました。

アベさん組立て開始

2020-12-24 21:53:20 | 某ディーラーさんからの仕事
本日の山陰は曇り時々雨の天気ですね。
気温は少し低めかな〜
まあ雨が降っているくらいですから大変寒いという訳では有りません。

本日はクリスマスイブですが皆さん如何お過ごしなんでしょうかね?
私のブログを見ている場合じゃないのでは・・・
それとも自粛でボッチクリスマス・・・!?

今日はいきなりですが本業です
と言うのもアベさん・・・先を急ぎます。
考えたら当店は28日までなので今日を入れないと後4日しか時間が有りませんからね〜

アベさんは昨日4つのタイヤが付きました、内装も付いてますのでここからは組立て台に固定してなるべく手で触らない様にして組立てます。
手で触るとどうしても汚れが付いたりしますからね〜
1/18用の仮組台は前に作った物に穴を開け直して使います。
ミニカーによって固定用の穴の位置が違ってきますのでそのまま使える様な事はまず無いですね。

一番気になる所から部品を取付け始めましょう・・・
この部品ですが、ボディのサイドに有る大きなインテークの奥に付いている網なのです。
この部品・・・実は左右共にいい加減な付け方だったのです。
少々ボディの穴と形状が合ってなかったらしく斜めに強引に付けられていました。
なのでどこかを少し削って調整しなければきちんと収まらないのです。
削る位置は手前側の下側を斜めに削っています。
メッシュには縁があるのですが、削れば縁が無くなってしまいます、奥側を削って合わせますと削った部分に縁がないのが見えてしまうのです。
なので手前側を削って完成後になるべく見えない様にしておきましょう。

先に奥にラジエターのエッチングを取付けてからメッシュのエッチングを接着します。
こんな角度から見ても削った部分は見えません。
無理矢理斜めに取付けるなんて論外ですよね〜(笑)

次はリアのアウトレットです
この部品はテールランプの下側に付く物ですが・・・
MRコレクションさんが組立てる時にフラットブラックがチップしたみたいでして・・・エナメル塗料でタッチアップしてありました
さすがに見栄えが良く無いので塗り直します
マスキングしているのはこの奥にメッキの部品が付けられているからなんですね〜

塗装が完全に乾くまで他の作業をしておきます
サイドウインドウを取付ける事にしました
これはAピラーの下側の物でエッチングの縁が付いた物をボディに接着しました。
完全に接着剤が硬化するまでマスキングテープで仮止めですね。

次にフロント側のサイドウインドウに続いてリア側のサイドウインドウを取り付けます
まあ寸法はぴったりなので難しくはないですが浮かないようにマスキングテープで押さえておきます

次にサイドウインドウの後ろ側のカーボン柄のインテークを取り付けます
ボディをシンナーに浸けていますので変形が心配だったのですが全く問題なくピタリと治まりました。

リアの中央に付く小さなウインドウですが・・・
傷があったのでアニメセルをカットして作り直しました
何度か修正してやっとピッタリと収まるようになりましたね。

続いてフロントにつくヘッドライトですね
ここも部品点数が多い所なんですよね
1個のヘッドライトで8つの部品で構成されます。

もっと多いのがリアのテールランプですね。
透明なカバーを含めて・・・なんと13もの部品で構成されているのです。
この時点ではまだ透明なカバーを取り付けていません
ちょっとピンボケなんですが・・・

透明なカバーを取り付けますとボディ形状との一体感が生まれますね〜

続いて
フロントウインドウを取りつけましょう
注意点はウインドウの素材がプラスチックで有ることですね
エナメルシンナーで拭きますと白く濁ります
接着注意ですね〜。

フロントもリアもナンバープレートを取り付けました
フロントはナンバープレートが少しだけくの字に曲げられています。
特徴を捉えると言うことですのでナンバーは曲げています


もう少しで完成になりますね
明日は大丈夫じゃないかと・・・
と言うことは明日には発送ができるかもしれませんね。


アベさんやり直します

2020-12-23 20:32:52 | 某ディーラーさんからの仕事
本日の山陰は良く晴れていて比較的暖かかったですね。
日が当たる所では結構暖かいですが、部屋の中は寒いのでエアコン付けたりストーブ焚いたりしました。
外の方が随分暖かい様に感じますね〜

さて本日は定休日の二日目・・・
ですが某ディーラーさんからいつ出来ますか?と問い合わせが有りまして(滝汗!)
急がせますとこの手の仕事は良い物にならない・・・それを押し殺して作業を進めないといけなくなるからね。
でもまあ17年もこの仕事をしていますと自分自身の弱い部分も自分で知っていますからね〜
大丈夫ですよ・・・これ位の事で完成に差が出る事はありません。
17年でメンタルも強くなった(慣れたとも言います・・・笑)という事ですね。
まあ不感症になった・・・のかもしれませんが!?

さて・・・定休日だけど本業を始めます
最近木製ベースの模型用のケースの注文が多くなっていましてね
またやっています・・・
コロナで暇になっているお店も有るらしいのですが・・・私・・・時間が有りません。
ケース屋さんやミニカーの修理や模型の制作をしていますが・・・今、目の前に有る仕事はかなり忙しいのですよね。

さて自営業をしていますと、コロナの影響は私自身どこに出て来るのかわからないのですよね。
何で!?と感じる部分も有ります、例えば固定資産税の減免措置です
営業用の店舗の建物部分だけでは有りますがその利益が減った所は固定資産税を減免して頂けるらしいのです。
まあ条件はいろいろ有りますが・・・・
しかしこの軽減措置は商売をしている人が自分で建物を持っている人が対象の様な気がします。
私の所は自前の建物なのでこの制度に合致しますが、例えばテナントを借りている人は恩恵に預かれないのですよね。
勿論、大家さんは恩恵に預かる事が出来ますが・・・それだと家賃の支払いが滞った場合(つまり収入が減ったという事が無いとダメなのです)になりますよね。
該当する方が多いのか少ないのかよくわかりませんが・・・。
普通は家賃を滞納したら出て行かざるを得ない状況になりますからね〜。
大家さんの救済制度という事なのでしょうか??何となく違う様な気がするのは私だけでしょうかね??

でもまあ私がしなければならないのは目の前に有る仕事ですね〜!!(笑)

少し前にアベさんのカラーリングが違っていたと書きましたが・・・
リアクォーターに付いているインテークのカーボンデカールが要らなかったんですよね〜
マスキングをして塗り直しています
まずはホワイトを塗ってからパールカラーを塗ってクリアーで仕上げましょう。

マスキングを剥がしますが
元の塗料が判明していますと塗り直しても色のズレは少ないので安心ですね。
この通り・・・全く問題が無い感じですよね。

この後少し塗装面を磨きます
多少ユズ肌が気になりましたので磨いた次第です。
ここからはいよいよ組立てに入ります
今までの遅れも取り戻せますでしょうか!?
といっても新品を組立てる訳では有りませんから部品の手直しは必要になります。
まずはこってりと付いた車軸のグルーですね
このグルーで車軸が接着されていますので分解時には熱を掛けて柔らかくしておきまして分解しましたが・・・
車軸にはそのグルーがビッシリと付いていますのでナイフで削ぎ落としました。

普通なら車軸にタイヤ/ホイールを取付けておいてから車体に組み付けますが・・・
組んでありますとホイールアーチの下側が狭いので大きなタイヤ/ホイールは入らなくなってしまうのです
下の写真で入らない理由はわかって頂けると思います。
仕方なく作戦変更ですね〜、シャフトを車体に入れておきまして車体の側面から両方のホイールを取付ける事にしました。

リアも同様なので・・・先にシャフトをボディ側に取付けまして両サイドからホイールを組み付けて接着します
この時に注意するのはブレーキキャリパーの位置ですね
左右が同じ場所にキャリパーが有る様にしておきます。
特にリアはサイドブレーキ用のキャリパーも付きますからその位置関係を間違わない様にしなければなりません。
左右のタイヤを間違えますとこのサイドブレーキ用のキャリパーが下側に来てしまったりしますからね〜。
正しい位置は赤いブレーキキャリパーは前側の少し上側でサイド用はその180度反対側の少し上側ですね。

話が前後しますが・・・・先にこの部品を取付けておかなければなりませんでした
この部品はエンジンの真上に付く部品でして2つ有ってガラスからエンジンが見える様になっています
一見このまま付けれそうな感じがするかもしれませんが・・・
この時点では既に古い接着剤を掃除した後なんですね〜
綺麗に掃除をしないと斜めになったりしますからね〜掃除は大事です。
そしてこの部品を付けてからエンジンやコクピットを入れないと車軸が接着出来ないのですよね〜。
物には順番が有りますから・・・。

コクピットを入れる前にもっとやっておかなければならない事が有ります
そうなんですよ〜!!
ダッシュボードを取リ付けておかなければなりません。

そしてダッシュボードが付いたらドアの内装も付けておきましょう。
尚、接着前には全ての部品に傷が無いか良く確認してから接着します
後で気が付いてもどうにもならない事だってありますからね〜
完成品を分解して塗り直した場合はインストが有りませんからその組立ての工程はよく覚えておかなければなりませんね。

内装等が付きましたのでいよいよリアの車軸を取付けます。
車軸に接着剤を付けたら回して正規の位置にします、車体の左右のステップ部分に木片を差し込んでボディが水平になる様にします。
この状態でリアの車軸が接着されますと車体の水平は出るかと思います。

次はフロントの車軸ですね
リア同様に車軸にホイール/タイヤを接着します。
キャリパーの位置が同じ位置になる様に微調整致します。
この時点では車軸はボディと接着していませんのでどこの位置でもOKですね。
ホイール/タイヤが左右とも飛び出ていないのか確認は必要ですね。

次は車軸とボディの接着ですね
車軸に接着剤を塗ってからキャリパーが所定の位置になる様に回します。
アベンタドールのフロントの場合はキャリパーは一番後側の少し下ですね〜。
こんな感じかな??
下の写真が違っていました翌朝になって画像を入れ替えています。
記事の自動バックアップが働いた為に画像がダブってしまったみたいですね〜。

次はリアのディフューザーですね
外しただけの部品では接着剤がべっとりと付きましてとてもそのまま付けられそうな物では有りませんでした。
完成品の塗直しではこの様な部品は一度シンナーに漬けて接着剤を掃除してから部品を塗り直す事になります
見えない所だからこのままで取付けるのはちょっと無いかな〜。

ペーパーをかけて均してからサフを塗ってフラットブラックを塗りました。
もう新品同様ですね〜。
ボディのアンダーパネルとディフューザーを塗り直しています。

そして取付けます
自重でディフュザーを押さえられる様に車体の下にマスキングテープを入れています。

大きめな部品は取付けましたので後は細かな部品が多いのですよね
明日はその細かな部品を取付けます・・・厨房係が少し暇だとこちらに集中出来るので嬉しいですけどね〜(笑)
大体私が思う様にはいかないのですよね。

ホイールブレーキの組み立て

2020-12-19 19:52:07 | 某ディーラーさんからの仕事
本日の山陰は朝から冷たい雨が降っていました。
時々は火が射すのですが・・・寒い一日には変わりなく、寒いですね。
まあ12月ですから仕方がないですね。

全国的に新型コロナウイルスが猛威を振るっておりまして・・・この数日感染者数は鰻登りとなっていますね〜。
出来れば罹りたくないですが・・・
本場の中国ではどうなんでしょうね?
中国のコロナ情勢はあまり報道がないのでよくわからんのですが・・・
まあ自己防衛をするしかないのですが
外出禁止とか外食も外泊も全部禁止では少々息が詰まりますね
このような状況でも正確に判断ができないと生き残れないのかもしれません。
厄介な時代になってきましたね〜。

まあ時代は変わってきますから良い時も悪い時もあるでしょう、まあ世の中の流れの一つと考えますとまあそんなものかな〜と

さて本業にかかります。
修理も押して来ていますが・・・今日はアベさんで・・・このアベさんは「モリ/カケ/桜」とは全く無関係なんですよ(笑)
この「アベさん」とPCに入力すると安倍晋三元首相と予測変換するんですよね〜いちいち直すのが面倒なんだけど何とかなりませんかね〜(爆笑!!)
あまり入力した事が無いのですが・・・どこから学習しているんでしょうね私のPC・・・。

今日からは一部組立てに入りましょう。
まずはセンターロックですね
・・・この部品は塗り直しましたのでデカール等は全てシンナーで溶けています・・・
なので市販のデカールに樹脂を盛った物を取付けましょう
デカール一枚よりもこの方が見た目が良いですね。
しかも最初のデカールは中心からずれていたり縁の方が浮いていたりしていましたから・・・

ブラックに塗ったホイールにセンターロックを取付けました
一見同じに見えますがリアホイールのセンターロックの付く穴が大きめの物が有りまして・・・
ホイールがシルバーの時はセンターロックがホイールのセンターからずれて見えている物が有りました・・・ホイールの原型が複数存在するのかしら・・・
普通は2個なんですけどね(フロントとリアが1個ずつという意味です)

ブレーキディスクにブレーキキャリパーを取付けましょう
ガンメタリックという事はカーボンディスクブレーキなんでしょうけど・・・
交換する事になったら・・・かなり高価なんでしょうね〜
フェラーリ360モデナチャレンジの時は軽く軽自動車1台分とか聞いた事が有りますから・・・今だともっと高い・・・それとも量産効果で安くなったのかな??
なぜ洗濯バサミでブレーキディスクを立てているのか・・・
キャリパーとディスクの間が結構空いていまして下に置いておきますとキャリパーが斜めになってしまうんですよね・・・いくらホイールの奥に付いている部品でも斜めだと格好が悪いですからね。

キャリパーの接着剤が硬化して洗濯バサミを外しましたが・・・
穴の中心には接着剤が付いたまま・・・
ウ〜ンMRコレクションさん・・・ちょっとずさんな付け方ですね〜(笑)
まあ見えなければいのかもしれませんが・・・接着剤が沢山要りますからこの付け方は感心出来ませんね。
気になりますので掃除します。

エナメルシンナーで拭くだけですが綺麗になりました・・・と書けば簡単に綺麗になった様に思うかもしれませんが。
但し接着してからかなり時間が経過しているしぼってりと盛り上がる程付けられていたので綺麗になるまでには時間がかかりました・・・。

最初から剥げていたカーボンディスクのガンメタを補修します
荒めのメタリックシルバーとフラットブラックを調色しました
どこにタッチアップされているのかわかりますか?上側の少し右側に少しだけ黒が濃い部分が有りますよね・・・その辺りです。
ほぼわからない位にはなります・・・。

実は今日の作業で一番時間がかかったのがこの作業です
ボディのマスキングですね
サイドステップやフロントのリップスポイラーなどの部分にフラットブラックを塗る為にマスキングするのですが・・・
ボディが大きい事も有りますし複雑な面が多いのでマスキングが結構大変なんですね〜。
テールの部分やヘッドライトの部分にもフラットブラックを塗らなければなりませんからね〜
これだけで2時間半くらいかかったかな〜

そしてフラットブラックを塗りました。
塗った時間は数分・・・マスキングに比べて何と短い事でしょうか・・・
地味なマスキングの作業が意外と時間を要するという事がわかりますね。

マスキングを剥がしました
吹き漏れ・・・多少有りますのでクレオスのシンナーで拭き取ってから細かなコンパウンドで磨きます。


ボディの塗装が終わりますと今度は完全に組立ての工程に入ります。
まあ一度完成していたモデルなので・・・仮組だと思えばOKだと思うのです。
明日はまだまだたくさんある修理を進めなければなりませんね。

でも・・・塗装を間違えたことに気がついたのですよね。
イエローパールをホワイトパールに塗り替えて欲しいということだったんだけど・・・実車の画像を見たら・・・違うじゃん!!

ホイールとブレーキの塗り替え

2020-12-15 19:40:47 | 某ディーラーさんからの仕事
本日の山陰は雪になりました。
朝起きた時点では自宅の周囲は全く道路に雪が無い状態だったのでひと安心・・・。
と言うのも昨日は事情があって夏用タイヤを履いたままのスマートで帰宅しちゃったんですよね。
雪が有ったら走れませんから

そして出勤しました・・・
アトリエに向かう途中で雪がパラパラ降り出しまして「あ〜初雪だ!!」などと悠長な事を言っていましたらアトリエに近づきますと道路の上にはゼリー状の雪が・・・
それでもスマートはリアエンジンなのでリアが滑って駆動が無くなってしまう事も無く夏用タイヤで無事到着でした。
ガレージに到着したら早速冬用タイヤを履いたスバルサンバートラック4WDに入れ替えておきました。
これなら少々の雪でも全く心配がないでしょう・・・雪よもっと降ってくれ・・・スバルサンバーも除雪機も万全の出撃体制は出来ています!!
今朝の中庭です、とても寒そうな雰囲気は伝わるかな〜。

そうそう、午前中に先日MP4/6のクリアーコートをお送りしたK岡さんからお電話をいただきまして・・・
喜んで頂いた様で心が温まりました。
コロナ渦でなかなか直接納品が出来ないのですがお客様から直電を頂くと言うのは正直有り難いですね
今日からまた心を引き締めて仕事をしたいと感じますね。


お休みだけど・・・仕事をします。
午後からは松江市まで買い物に行かなければならないのだけど・・・午前中に本業を進めておきましょう。
残ったら夕方仕事します。

今日の本業はアベさんのホイールの塗り替えです
ボディとコクピットの塗り替えはは一段落したのですが次はホイールですね。
ホイールのカラーも色々有りますから実車に合わせての変更は必要になりますね。
まずは分解します。
タイヤを外す時はそのまま外しますと固くてなかなか外れません。
超扁平の海苔巻きの様なタイヤですからね1/1でもタイヤ屋さんはなかなか大変だそうです。
1/18でも固くて結構大変なんです。
でも1/1とちょっと違うのは・・・このタイヤは暖めてやると外れやすいのです。
タイヤ自体の樹脂が柔らかくなる事や熱膨張する事などで外れやすくなる様ですよ、私は加熱し過ぎるのを嫌って乾燥機に入れる事にしています。

ホイール本体は脱脂してからサフを塗っています。
ここの加工でのポイントは脱脂ですね。
塗装の作業で一番困るのはホイールやタイヤにワックス等が付着している事ですね。
塗っても綺麗な仕上がりは望めませんからね。

勿論センターロックも外して塗装します
小さなセンターロックナットにもサフを塗っておきます・・・
勿論脱脂もしておきますよ・・・脱脂と塗装はセットですからね。

次はブレーキキャリパーですね
ミニカーは黄色なのですが実車は赤なのでここも分解して塗り直します
その時に困るのが・・・ブレーキキャリパーに付けられているランボルギーニのロゴですね。
デカールを作ります
デカールが作れなければシートの赤い部分を塗った時と同じ方法で塗っても良いですが・・・質感が違ってきます。
私は自由にデカールが作れますから・・・サクッと作って置きます。

キャリパーにもサフを塗っておきましょう
元々はサフなしで黄色が塗られていましたし・・・何と凄い事にキャリパーの裏側(ホイールの奥で見えない部分)には全く塗装がされていない・・・ダッシュボードの下側と同じノリですね〜!
こりゃあ完全に手抜きですね〜(笑)

サフが乾いたら塗装に入りましょう
ホイール本体はグロスブラックに

ブレーキキャリパーはグロスレッドに塗ります
何故グロスか・・・ランボルギーニのデカールを貼らなければならないからですよね。

ちょっとだけ迷ったのがセンターロックナットの部分ですね
実車の写真で少し小さい写真で色がわかり難かったのです・・・
分解前のミニカーではフラットで少し濁った赤で塗られていたのですがこの色が正しいのかはよくわからないのです。
仕方が無いので実車の写真を探してみますと
少しメタリックっぽい赤というよりは少しオレンジ色の艶は半艶か艶消しみたいな感じ・・・

なので塗料を調色して塗ってみました
最初の色とあまり変わりがない様な気もしますが・・・少しオレンジ色が強くなった様な気もしないでは無いですが・・・。

次にウレタンクリアーを塗っています
実車のホイールも艶がありますのでグロス仕上げですね。

キャリパーにもデカールを貼りましたのでウレタンコートをしています
オリジナルのミニカーではクリアーコートはされていませんでしたが・・・
ホイールにもクリアーを塗っていますし、クリアーコートをしないという選択肢は無いですね。


明日もお休みだけど・・・
久々にゆっくりしたいな〜と。
「いやいや・・・そうじゃないだろう」と言う私も・・・心が葛藤して居ます(笑)