Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エンブレムの取付けと修理です

2021-08-10 19:45:40 | Wさんの1/18 AMG6.0SL

本日の山陰は晴れで程々に暑いです。
でも今までの様なじっとり暑い感じでは無く比較的カラッとして暑い感じではないかと思います
台風9号は温帯性の低気圧になって東北方面に進んだので東北の方では色々と被害が出ている様にも聞いております。
皆様ご注意をお願い致します、また少しでも被害が少なくなります様に願っております。

当方のガレージですがユーノスロードスターが出てゆきましたのでその時にフェラーリを持ち上げていたのを降ろしたんですが・・・この度の台風で雨が凄く心配だったので・・・一旦帰宅しましたが、途中でUターンしてガレージまで戻ってまたタイヤの下に角材を入れて持ち上げておきました。
今回の台風ではCafeの前の側溝も5cm程溢れましたが・・・ガレージの中までどころか前の駐車場も水没する事は無く・・・
家内が「わざわざ戻って車を上げたのだから多分何ともないよ」と言っていた通りになりました。
世界一貧乏なフェラーリのオーナーなので小心者なのですよ(笑)

今日は定休日ですが朝一番で畑に出ました、茄子やピーマンは倒れていますし・・・トマトは復活が不可能かな〜と言う状態なんですよね。
何とか結び直しておきましたが・・・

11時になったのでいよいよ第一回目のワクチン接種に行きました。
感想ですか?
余り痛く無かったです。
しかも今の所何の症状も出ていません。
(注射針が刺さっていますので痛く無い訳では有りません)
翌日になって発熱したと言う事も聞きますので今日は草刈りをせずにおとなしくしておきます。
明日は調子が良かったら中庭の草を刈ります・・・多分。

で午後からは本業を進めています。
本業だけは止められません(笑)
塗っておいたリアのエンブレムを切り離します。
よく切れるデザインナイフでカットしないとせっかく塗ったボディカラーが剥げてしまうとやり直しになってしまいます。
刃を替えてスパッとカットします。

そしてリアのトランクの部分に接着します。少し前までエポキシ系の接着剤を使っていましたが最近はゴム系のクリアーボンドです。
硬化後にも拭き取りが可能なのでこちらの方が良いと思います。
きちんと文字が並ばないと見た目が良く無いのでマスキングテープの細切りを貼っておきましてそれに合わせて貼付けます。

フロントフェンダーにもV12の文字が入りますが、こちらは少し後側だったのでもう少し前に付け直します。
エンブレムの位置で雰囲気が変わる事も有りますので・・・注意を必要とするポイントかもしれません。

やり直しをしたダッシュボードですが、やっと元に戻りました。
ステアリングもこの通りです。
気が付いた時には目の前が真っ暗になってしまいましたが(笑)
人間やれば出来る物です・・・まあ精神的にも余裕が有るからかもしれませんね。
余裕がなかったら・・・やっても失敗するかもしれません。
「余裕」って大事ですね、つくづく感じます。
どこがどう変更になったのかご覧の皆さんもわからないかもしれませんね、でもご依頼のお客様にはわかるはずです。

ダッシュボードを取付けまして内装も元に戻します。
再加工前と違いがわかる人は少ないかもしれませんが・・・私は満足していますよ(笑)
完成はまだまだ遠いけど・・・

さて今日は時間が中途半端になってしまうのでここからは修理をしてゆきましょう。
N村さんのマセラティです・・・

壊れた物を買われたのかそれとも輸送中に壊れたのかわからないですが・・・
なかなか良い色なんですが・・・

発泡スチロールで包まれていても壊れる時は壊れます。
何と・・・クラッシュしたのかフロント左側のタイヤが外れています。
実車なら大事故ですね。

しかもフロントサスペンションのロアアームが折れていますね・・・
しかも瞬間接着剤で修理しかけた痕が有ります。
これは・・・いけませんのヤツですね(笑)
どうせこのままでは強度不足でボディを支えられませんからね〜。

そしてこのボディの下側に付いたのは何?
接着剤?それとも塗料??

取り敢えず修理開始という事でシャーシをボディから取り外してびっくりです。
シャーシの後端部分がニッパの様な物で切りとられています。
予定よりも長かったのでしょうか??
塗装後に切られたらしく切り口はレジンの色のままですね・・・安いミニカーじゃないのですからタッチアップくらいしておきなさいよ(笑)
まあタッチアップしておく位の事が出来るならこんな切り口にはしないですよね。

まずは折れてしまったロアアームですが・・・
折れた部品は同梱されていましたので瞬間接着剤で仮留めしておきます(瞬間接着剤はこんな時に使うものです・・・強度は全く信用してない)
で・・・斜めに0.8mmの穴を開けましょう。
穴はロアアームからシャーシに向かって真っすぐに通る様にします。
ロアアームにも荷重がかかりますからここは真鍮のピン2本にしておきましょう。

ロアアームを一旦外しましてエポキシ系の接着剤をロアアームと真鍮製のピンに塗りまして接着します。

もう一本のピンは最後に接着剤を付けてから押し込みまして完全に接着という事になります。

シャーシには排気管を取り付けた時の瞬間接着剤が光っております。
これでは余りにも粗末なので・・・
一旦外します。
まあそうすれば取り付け用の樹脂で出来たピンは折れてしまいます。
当然真鍮線で取付けピンを作って置きましょう、誰ですか?ピンを植えずにそのままエポキシで接着するって言うのは・・・(笑)

この車マフラーを外したのには他にも意味が有るのです

エンドパイプが折れて外れていましてね・・・多分フロントのサスペンションが折れた時同時に壊れてしまったのだと思いますが・・・。
せっかく金属パイプを使っていますからここにも真鍮のピンを打っておきます。

シャーシにサフを塗って折れた部分の凹凸を調べます。
やはりパテを盛って修正しておいた方が良さそうですね。

ボディ側のバンパーの下側も塗料を調色して塗っておきます。
最終的にはウレタンクリアーまで塗っておきます・・・。
あの汚れは接着剤でしたね・・・まあ瞬間接着剤ならもうこうの様に再塗装するしか無いので・・・ちょっと高くつきますが仕方が無いでしょう。

さて今日はこの辺りで時間が来てしまいました・・・
明日も続けて修理をします。

副反応が出なかったら・・・と言う事になりますけどね。