金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

歴史の重みずっしり、今井町散策(奈良県・橿原市)

2019年01月31日 14時25分50秒 | 奈良県ぶら~り

 今も中世戦国時代の風情を残
 す今井町。
 海の堺、陸の今井と呼ばれ「大
 和の金は今井に七分」といわれ
 るほど繁栄した町。
 現在も500軒もの町家が連なり、
 江戸時代にタイムスリップした
 みたい!


 九カ所ある今井町への出入り
 口の一つ、北尊坊門跡前に
 ドンと腰を据える巨大エノキ。
 樹齢420年、今井町の歴史を
 見守り続けてきた、
生き字引。



 西口門跡そば、城郭のような今西
 家住宅。別名が「八つ棟造り」




 河合家住宅。古くからの醸造元。
 知人はここの「宗久」が、お好み
 だそうです。




 細格子が美しい町家。





 町を守るため、四方に濠と堤が
 巡らされていた城塞都市・今井。
 その名残の濠跡。




 濠の内側は江戸時代。濠の外に
 一歩出ると、今風の家並に、、、




 町内の道路は、敵の侵入に備え、
 すべて屈折させ、見通しが効かな
 いように造られています。









 電線がなかったらいいのにな
 と、観光案内所の方に話した
 ら、ただ今、電線を地中に埋
 める工事が進行中だそうで…






 この辺りは、工事が済んだ地区。
 スッキリしましたね。



 町家をそのまま利用したお店
 が、色々と、、、




 お豆腐屋さん





 町中を歩いていると、何軒かの
 工事中の民家が、目に入りまし
 た。その一軒、休憩中の大工
 さんに、話を聞くと、、、
 
 むしこ窓、格子、壁塗りなど、
 一般の民家に比べると時間、
 手間、お金がかかる。
 居住区は今風仕上げやが、外
 観は周りに合せなあかんでな。




 むしこ窓





 現在も多くの民家が、江戸時代
 からの伝統様式を保ち続ける
 今井町。歴史の重みを感じさ
 せられる、1日になりました。




 各住宅の見学ですが、事前
 連絡要や非公開があります
 ので、ご注意。
 ほとんどが見学有料です
 (無料の所もあり)。


 



コメント (4)
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冬牡丹(當麻寺奥院)

2019年01月01日 06時46分17秒 | 奈良県ぶら~り

 明けまして
 おめでとうございます。 
 皆様にとって
 素敵な年になりますよう
 心よりお祈りいたします。
      2019年1月1日

 (狭山池からの金剛山です)



 そして今年も金剛山に幸せの花、
 笑顔の花、思い出の花が
 いっぱい咲きますように!
            
 モチツツジ



 サネカズラ



 フユイチゴ



 最近、あまり見かけなくなった
 ミノムシ君。



             
 お誘いを受け、當麻寺の冬の風
 物詩「冬ボタン」を、見に行って
 来ました。
   (昨年12月29日の撮影です)












 江戸時代初期建造の奥院楼門
           (重要文化財)



 日本最古の梵鐘(国宝)





 境内の総ての松には、害虫駆除
 対策が、、、
 これも當麻寺の冬の風物詩かな。






 境内に咲くロウバイ



 センリョウ



 そしてサザンカ。



 冬牡丹とは、春牡丹の品種を人
 工的に温度調整などを施し、今
 の時季に咲くように育てられた
 牡丹のこと。冬牡丹と言う品種は
 ありません。
 寒牡丹とも別種です。寒牡丹は
 12月初旬頃から、自然に開花
 します。
 原則的に、鉢のまま埋められてい
 ますので、根元を見ると、周囲の
 土色と少し異なります。興味?の
 ある方は、覗いて見て下さい。

 とは言っても、花の少ない冬場、
 花好きの私には、感謝、感謝!
 



 当麻の近くを通ると、必ず買う
 のが、当麻名物「中将餅」。
 當麻寺の中将姫伝説にちなん
 で名付けられた中将餅は、当
 麻の里に昔から伝わる名物。




 よもぎ餅に、あんをからませ、
 一口大に仕上げられていて、
 牡丹の花びらを型どられてい
 ます。
 甘さ控えめで、よもぎの香りが
 たまりません。甘党の私は、自
 然に足が向いてしまいます。
 家に
帰るまで、辛抱できんかも。
 車の中で、一つ食べよ。



 本年もよろしく
   お願い致します。




コメント (2)
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石光寺の寒牡丹(奈良県葛城市)

2018年12月14日 01時17分32秒 | 奈良県ぶら~り

 枯れ葉が風に舞う寒い1日、寒
 牡丹を見に行って来ました。
 寒さに耐え、凛と咲く寒牡丹、
 ここ石光寺には300株ほど育て
 られているそうですが、寒牡丹
 は気候に左右されやすく、管理
 が難しいそうです。
 
 藁苞(わらづと)をまとった寒牡
 丹、、、風情
がありますよね。







 種類は大正紅、時雨雲、冬鳥など
 36種。
 寒牡丹は春牡丹のように一斉に
 は咲かず、日にちをかけて順次、

 咲いていきます。






 石光寺の牡丹は薬用として、
 奈良時代から育てられていま
 した。
 観賞用として植えられたのは、
 昭和に入ってからだそうで、
 その頃には既に、寒牡丹は
 植えられていたそうです。







 春の開花を待つ春ボタンの株。
 (見頃は4月中旬~4月末)




 私は、藁づとは寒さ対策のため
 に施されているのだと、思って
 いましたが、そうではなく、花を
 保護するためだそうです。
 
 元々寒牡丹は、寒さには強い
 植物。が、花首が細く(寒牡丹
 の特徴)折れやすいため、強い
 風などから守るためだそうです。
 (花首の所に、折れないように
 添え木もしてあります)
 





 石光寺は「関西花の寺霊場
 第20番」。他にも今の時季、
 こんな花が楽しめます。

 ベニチョウジの花
 メキシコ原産。明治時代に日本
 に入ってきた外来種。




  サザンカ





 マンリョウ



 スイセンなど



 石光寺には、多くの文人が訪
 れ、歌碑が建立されています。

 中でも与謝野鉄幹・晶子夫妻は
 石光寺をこよなく愛し、住職との
 交流の手紙が残されています。

 境内に建つ与謝野晶子の歌碑
 初春や 当麻の寺へ 文かけば
 奈良の都に住む ここちする
 
 (歌碑の裏面に、詳しく記されて
 いますので、機会がございまし
 たら、覗いて見て下さい)
 



 側には鉄幹の「時雨」の詩碑も



 (メモ)
 拝観料 大人400円、子供200円
 駐車場は2カ所あり(無料)
 朝9・00~夕方4・00迄


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錦の里・正暦寺の紅葉(奈良県)

2018年11月16日 22時27分55秒 | 奈良県ぶら~り

 4回連続の、紅葉ブログです。
 ちょっとしつこいですね。
  明日も琵琶湖方面に、紅葉を撮
  りに行くんですが、紅葉は今回で
  おしまいにしますので、、、





 奈良・正暦寺の紅葉です。
 山内には、三千本を超える
 もみじがあり、紅葉時には
 その鮮やかさから「錦の里」
 と呼ばれています。

 福寿院山門





 福寿院客殿
 延宝9年(1681)に建てられた
 数寄屋風建築。(国重文)

 客殿・借景庭園の眺望。
 澄んだ空気の中のこの空間。
 カメラを置き、しばらくボーッ
 と、、、
 雪の時に、もう一度きたいな。





 正暦時は、境内を流れる菩提仙川
 の清流を使い「菩提泉」と言う銘の
 清酒が、日本で初めて醸造された
 清酒発祥の地だそうです。



 現在でも醸造が続けられていて、
 福寿院でも販売されています。
 私は甘党ですので、お味の方は
 分かりませんが、、、



 境内には楓のほかに1000株
 以上の南天が植えられており、
 紅葉の頃から冬にかけ、真っ
 赤な実が参道を染めます。





 センリョウや



 マンリョウも彩りを添えて
 くれます。



 福寿院客殿から見えたイチョウ
 は、この古木イチョウです。



 正暦寺は、正暦3年(992)一条
 天皇の勅命で建立。当初は86坊
 もの塔頭が立ち並ぶ大寺院だっ
 たようですが、平家の焼き討ちな
 どに遭い、ほとんどの堂塔が失わ
 れ、現在では、福寿院客殿・護摩
 
堂(江戸時代)本堂・鐘楼堂(大正
 時代)を残すのみ。

 参道に残る石垣などによって、往時
 がしのばれます。



 正暦寺本堂



 石仏群



 12月2日まで、奈良交通の臨時
 バスが(JR奈良駅、近鉄奈良駅)
 運行されています。片道530円。

 駐車場はありますが、紅葉
 の期間中(12月初旬迄)は、
 500円必要です。
 拝観料500円。


コメント (4)
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高取かかし祭り(奈良県高取町)

2018年10月20日 01時54分06秒 | 奈良県ぶら~り

 今年で10回目を迎えた高取の
 「町家のかかし」。
 今回も力作揃い。ここ高取町
 で「世界首脳会談」
開催?や、
 エンゼルス・大谷翔平選手も
 登場しますよ!

 近鉄・壺阪山駅前から、土佐
 街道沿いに、
200体のかかし
 さんが、出迎えてくれます。



 車に気つけや



 右側の道が土佐街道。両脇の民
 家に、かかしが飾られています。



 覗き見はダメですよ



 落ちたらあかんよ



 首脳会談が行われている
 メーン会場。



 高取は薬の町。歴史は古く、飛
 鳥時代にまでさかのぼります。
 現在でも製薬会社が多くあり、
 大和の薬の中核的生産地。



 くすり資料館(入館は無料)



 館内には、薬業に関する資料が
 展示されています。
 写真は、以前に製造された薬の
 数々。





 薬の町らしく、道路にこのよう
 なものが
、設置されていました。





 武家屋敷(田塩邸)
 高取町は日本一の山城・高取城
 の城下町。
 古い建物も多く残っています。


 植村家長屋門(文政九年建立)
 門内の東西に部屋があり、当時
 は中間が住んでいました。

 現在は旧藩主植村氏の住居に
 なっています。



 すべて、かかしさんです







 あァ~疲れた。
 ひと休み、ひと休み。



 ラストは大谷選手で締めくくり。



 高取かかし祭りは、10月31日
 まで行われています。
 今年は、市尾墓山古墳も初参
 加しています。








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