金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

イワボタン(岩牡丹)

2016年03月30日 00時14分43秒 | 金剛山の山野草

         思っていたほど気温が上がらず、植物たちも戸惑い気味?
        それでも金剛山に登れば、今の時季、何かには出会えます。
        27~29日、カメラにおさまってくれました花さんたちです。

 
   イワボタン(岩牡丹)ユキノシタ科ネコノメソウ属。
   山地の少し薄暗く、湿り気のある所を好みます。
   花期は普通4月ですが、金剛山では3月中旬頃
   から開花します。
   多年草。別名・ミヤマネコノメソウ。

 

   関東以西の太平洋側に分布。背丈は3~10cm。
   花弁はありません。








   薄暗い所で、このような状態で咲いていました。

    アオハコベ(ナデシコ科)
   花弁がなく、ヤマハコベの変種。花の大きさは6~7ミリぐらい。



   ヒメウズ(キンポウゲ科)





   観察会の日はまだ蕾だったツルカノコソウ。
   開花が始まりましたよ。

 

   フサザクラ(フサザクラ科)

   ショウジョウバカマ(ユリ科)

 

   このような状態の株もたくさん見掛けられましたし、まだ
   小さな蕾を抱えた物もあり、まだまだ楽しめます。



   キケマン(ケシ科)



   生き物たちの動きも、活発になってきました。



   園地・四季の谷のカタクリ、
   こんなに大きく膨らんできましたよ。




   ヤブツバキ(ツバキ科)

   何か山野草はないかなと、踏み込んだ
   雑木林の中に、
ポツンと一輪、、、。



   駐車場脇の梅、やっと満開です!



   ヤマザクラも開花!



   ツクシ(トクサ科)



       只今、金剛山に残っている雪はこの塊だけ、、、。
                                                            


                                                            (2016・3・30)


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スズシロソウ(鈴白草)

2016年03月26日 21時38分48秒 | 金剛山の山野草

 

       雪のためお休みしておりました「金剛山の植物に親しむ会」
       観察会が、3月26日に行われました。
       今年最初の観察会と言うこともあり、久し振りの顔合わせに
       しばし
お話の花が咲きました。

       朝の内は気温が上がらず、肌寒く感じましたが、お昼前頃
       からはポカポカ陽気になりました。
       春花の方はスズシロソウの他はまだ春本番とは行きません
       でしたが、それなり
に多種類の花の顔を見ることが出来、
       まずまずの1日でした。


          スズシロソウ(鈴白草・アブラナ科ヤマハタザオ属)
       ちょうど見頃を迎えていました。どの子を撮ろうかと迷うほど。
       近畿以西に分布。花期は3月~4月。
   
       高さ10~25cm、花の大きさは7~10mm。白色。
       花弁4枚、雄しべは6本。多年草。



   茎の下から地をはうように走出枝を伸ばし
   節からは根を出し、子孫を増やしていきます。




    カワチスズシロソウ(アブラナ科ヤマハタザオ属)

   スズシロソウによく似ていますが、平成7年にスズシロソウの変種、
   と認定されました。
   カワチスズシロソウには、スズシロソウのような走出枝がないのが特徴。
   大阪府の特産種。 
                           

 

   これもカワチスズシロソウ。

    テリハキンバイ(バラ科)



   ハルトラノオ(タデ科)



   シロバナネコノメソウ(ユキノシタ科)



   ムラサキケマン(ケシ科)



   シロバナショウジョウバカマ(ユリ科)



   ヤマルリソウ(ムラサキ科)



   アブラチャン(クスノキ科)




   ナガバノタチツボスミレ(スミレ科)



   ダンコウバイ(クスノキ科)



   ジャニンジン(アブラナ科)
   4月中頃から白い花を咲かせます。


    ツノハシバミ(カバノキ科)

 
   
   オオバタネツケバナ(アブラナ科)




   ユリワサビ(アブラナ科)



   ナガバモミジイチゴ(バラ科)


   
      ナワシログミ(グミ科) 別名・タワラグミ。
   果実は4月~5月に赤く熟します。ちょうどこの頃、苗代を
   作る時季。そこからナワシログミと名付けられました。



   キブシ(キブシ科)



   ヒヨクソウ(ゴマノハグサ科)
   生き生きと育ってくれていました。きっと
   いい花を咲かせてくれることでしょう。




    参加されました皆様、お疲れさまでした。次回は4月16日です。
    詳しくは「金剛山の植物に親しむ会」HPをご覧下さい。
    ご参加、お待ちしております。

       先日、高野山に「バイカオウレン」を見に行ってきました。
       アップが遅くなってしまいましたが、
3枚ほどご覧下さい。

       バイカオウレン(キンポウゲ科)






   花弁に見える白い部分は萼片。小さな黄色いところが
   花弁です。
   萼片が梅の花に似ているので、バイカ(梅花)の名が
   つけられたようです。




    「ちはや星と自然のミュージアム」展示写真、
   冬→春にリニューアルいたしました。
   お立寄り、お待ちしております。
                                                         (2016・3・26)      




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ピンク色のミスミソウ

2016年03月20日 22時37分49秒 | 金剛山の山野草

    20、21、22日再度、春花の状況を見てきました。
   開花中から間もなく開花、ツボミ堅しと様々でしたが、
   金剛山の春の扉も、だいぶ開いてきたようですよ。

   
   ミスミソウ(キンポウゲ科)
   金剛山のミスミソウは、白色が主流ですが、薄くピンク色に
   お化粧をしたミスミソウも、数は少ないですが咲いています。





   金剛山では、この白色のミスミソウが中心。



   ショウジョウバカマ(ユリ科)





   マルバコンロンソウ(アブラナ科)



   コショウノキ(ジンチョウゲ科)



   ヤマルリソウ(ムラサキ科)



   ヨゴレネコノメソウ(ユキノシタ科)



   ヒメウズ(キンポウゲ科)



   ツルカノコソウ(オミナエシ科)

    セントウソウ(セリ科)
   寺谷で一株、咲いていました。



   シュンラン(ラン科)
   この調子だと、来週には開花しますね。
   また覗きに行ってみます。



   バイケイソウ(ユリ科)



   カタクリ(ユリ科)
   カタクリの花芽も顔を見せ始めました。




   ヤマネコノメソウ(ユキノシタ科)



   キブシ(キブシ科)



   アケボノソウ(リンドウ科)
   アケボノソウも元気よく育っていました。




   ハルジオン(キク科)



                                                          (2016・3・22)








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アズマイチゲ(兵庫県篠山市)

2016年03月19日 12時29分32秒 | 山野草

    アズマイチゲを見に篠山(大山宮周辺)に行って来ました。
   しかし、残念ながら開花には至っていませんでした。
   地元の方のお話では「今年は春の訪れが遅れてい
   る。後2~3日
もすれば…」とのことでした。

   間もなく篠山の里に春を告げる花々が、
   咲き乱れることでしょうね。


   アズマイチゲ(キンポウゲ科)
   茎先に花を一つ咲かせます。花びらのように
   見えるのは萼片。



   この斜面一面が、真っ白に、、、を期待していたのですが。







   ニリンソウは蕾堅し。



   キバナノアマナ(ユリ科)
   アマナとは根が「甘い」事を言うのだそうで、
   イノシシの大好物だとか。




   皆さん、賑やかに何を見ておられるのですか?



   このタマゴケの観察中でした。
   とても楽しそうでしたよ。




   ユキワリイチゲ



   セツブンソウは、そろそろおしまい。



   キクザキイチゲ



   古木にクモランや、、、



   カヤランがたくさんぶら下がっていました。
   それも写真が撮りやすい、目の高さで。
   
   これが金剛山だったらもっといいのにな。




   オオカワヂシャ。
   水の流れに身をまかせて、移動中。




   ギンリョウソウが、ニョキニョキ。



   タチツボスミレ



   アオイスミレ



   ミヤマウズラも。



   シキミの花。



   追手神社のモミの巨木。
   地元では千年モミと呼ばれ、地区のシンボル的存在。
   モミの木としては、日本一の大きさだそうです。
   
   (高さ34m、幹回り7・8m。樹齢700年以上。国の天然記念物指定)




   コショウノキ



   他にもギンラン、イチリンソウ、ミヤマカタバミ、エビネ、イカリソウ、
   シュンラン、ヒメエンゴサク、ヒロハノアマナなどが見られます。
   このように可愛い花を楽しめるのも、地元の方たちの地道な
   保存・保護活動のおかげ。ルールを守って鑑賞しましょう。
   ありがとうございました。

                                                 (2016・3・19)



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金剛山一変、白銀の世界へ!

2016年03月15日 21時10分40秒 | 金剛山樹氷

    春近し、、、を思わせてくれていた金剛山でしたが、
   今日は一変、白い世界に舞い戻ってしまいました。
   積雪も17センチと、今冬最高を記録しました。


   しかし、寒さはあまり感じませんでした。百均の
   薄い手袋をしていましたが、これで十分でした。
   帰りは念仏坂を下りましたが、水蒸気が陽炎の
   ように揺れていました。

   本日(15日)の金剛山です。ご覧下さい。













   消滅寸前だったかまくら。また勢いを取り戻しました。









   大和葛城山も、薄っすら雪化粧。



   雪をペロペロ。



   フクジュソウ





   オオミスミソウ



   お昼過ぎから気温も上がり、水蒸気が立ち込めていました。
   明日の登山道は、泥濘が出来ると思いますよ。
   お気をつけて登って下さい。



   久し振りに、ウソの姿を見掛けました。



   ヤマガラ



                                                 (2016・3・15)

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