玉肌日記

【恐山温泉（青森県むつ市）】（その２）
通常の人は温泉なんてあると思わずに参拝料（500円）を払って入ると、「参拝者はご自由に」という温泉があり、誰も予期しない展開にタオルなんて持ち合わせておらずに入浴できない、という具合になることが容易に想像できるが、こちらは下調べをしてタオル持参で入浴。この付近は硫黄の噴出地であって硫黄成分のため草木もあまりないことが「冥界」な雰囲気を醸し出しているのだが、その温泉も硫黄泉であって綺麗に白濁。温泉成分表がないことからph等は不明だが、酸性とのことで長湯厳禁の文字が。温泉小屋もボロイのだが非常に綺麗に清掃されており、入ってみると適温！あまりの素晴らしさに恍惚となるも、適度な白濁とともに適度なる硫黄臭。さらには霊場恐山その場で温泉に入っているという感覚で完全なる満足感。あまりにも場違いな場所に温泉があるので、団体客等が興味本位で覗いていくのに閉口するが泉質も最上で言うことなし（了）。