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玉肌日記

2007年05月25日 | 玉肌日記
【白骨温泉(長野)】
白骨といえば、それまで"はっこつ"と読むものと思っていた(これこそ、ニュース等で報じられる”ハッコツ遺体”の害毒だろう)が、以前の「温泉着色問題」で全日本区となるほど脚光を浴びた温泉であって、その着色をしていた当の旅館を訪問。というのも、事件発覚後はもっともクオリティが高いと思われるから(不二家の菓子は...というのと同じ論理)、だが、その色が白色であることから、それを期待してくる客の過剰な期待で逆にそのような惨禍ともなったといえるか。当地の湯は湧出時は無色透明ながらも、空気に触れることで白濁化するということで、鮮度が良いほどに透明ともなれば、人々が求めるのは"新鮮でない"結果としての白濁であり、これまた皮肉な感も否めず。まあ客のレベルの低さも影響したとも言えるが、早速入浴するに風呂桶の縁には析出したと思しき温泉成分が石膏のようについていることに加え、湧出口がまるで鍾乳洞における鍾乳石になっており、成分の濃さを実感。やや口に含んで味わうも、微妙なる硫黄感(正確には単純硫化水素泉)。温泉粥なるものはこの温泉で炊いたものということで、やや硫黄臭いシロモノを想像したが、実際は普通の粥と変わらないか、とも(これは偽装ではなかったか?)。前段でエラソーに言っても、なんだかんだと言って、その白濁は非常に魅力的で、入浴実感があることに加えて、その色は良くみれば非常に薄いエメラルドグリーンで大変よろしい。浴後は体が暖まるのを本当に実感し、日に何度も入るとやや風邪時の熱っぽささえ覚える状況となるが、硫黄分が強すぎもなく、匂いもキツすぎないという意味では万人受けするか。硫化水素”臭”は悪臭防止法で規制されているが、個人的には好きな匂いの内の一つであり、それは温泉を想像させるから、に他ならないが、朝の通勤電車で放屁するオヤジにも好感を覚える域には達せず、まだまだ温泉修行が足りないと痛感。
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