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玉肌日記

2007年10月22日 | 玉肌日記
【峩々温泉(山形)】
蔵王といっても、山形蔵王と宮城蔵王があり、この温泉は宮城県側。一軒宿であって、かなり人気のないところに立地する温泉ながら、この宿の観主が、まさに”日本秘湯を守る会”の発起人と聞くだに、確かに秘湯感漂う雰囲気充分。ただ、宿泊部新館はかなり奇麗かつ立派に整備されており、なかなか高級なる秘湯か。峩々と書いて”がが”と読むが、険しい岩を意味するようであり、確かに宿目前には垂直に切り立った断崖があり、その名の由来を容易に想像。その湯については無色透明ながら茶色の湯の華が舞うような状態で、胃腸病に効くとのこと。かけ湯なる湯槽があり、そこから竹筒でお湯をくみ出しては腹にかけるという作業で腹のみを温めるという入浴作法があるようだが、この事前知識なしのお客が多い模様で、このかけ湯の湯槽に入ろうとし、その熱さに断念する客が多かったが、この湯は46℃程度ある模様で、とてもそのままでは入れたシロモノではなし。一方の普通の湯は温度が低めで長居できる湯であって、こちらは非常に都合がよろしい。ちなみに浴室の床には木板が張り渡してあるが、これは一年で交換するとの方針のようで、来訪時もなかなか新しいものであって、木の香りとともに清潔感もあってなかなか好都合。また、入浴だけでなく、飲泉もご推奨であって、これまた胃腸に効く模様で、ペットボトルに詰めての継続的飲用をご推奨。
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