光りの「カナタニ」行くぞ!

日本の政治・経済・国防につてい情報発信します!
アジア情勢について情報発信します!
よろしく

統一地方選 不正、暴言、セクハラ……劣化する議員の問題をどう考えるべきか

2019年04月01日 06時23分01秒 | 日記

統一地方選 不正、暴言、セクハラ……劣化する議員の問題をどう考えるべきか

 

統一地方選 不正、暴言、セクハラ……劣化する議員の問題をどう考えるべきか

 

 

《本記事のポイント》

  • 近年、国や地方の議員の「劣化」が指摘されて久しい
  • 本来、政治は政(まつりごと)。神事であり、神聖なもの
  • むしろ、宗教こそが政治をやらなければ人権や倫理を守れない

 

統一地方選の前半戦の告示後、初めての日曜日を迎えた3月31日、全国では、各候補者が街頭で舌戦を繰り広げた。

 

近年、国会議員とともに地方議員の「劣化」が指摘されて久しい。

 

記憶に新しいのが、2016年、富山市議会で、領収書のねつ造や改ざんによって政務活動費を不正に多く受け取っていた14人の市議が相次いで辞職した事案。最近も、名古屋市議会の自民党議員から「クズ、ゴミ」などと暴言を吐かれ、暴行を受けた減税日本の議員が刑事告訴に踏み切った事案などがある。

 

3月26日付朝日新聞は、4年前の統一地方選で初当選した女性議員のうち316人から回答を得て、そのうちの4分の1が議員活動中にセクハラ被害を受けた経験があり、半分は同僚の議員からの被害だったと報じた。

 

国や地域を代表すべき政治家が、一般の社会人レベルの倫理観すら持てていないことにがく然とする。

 

 

政治は政(まつりごと)。神事であり、神聖なもの

そもそも政治とは、「政(まつりごと)」と呼ばれるように、天照大神(あまてらすおおみかみ)以降、古代の日本では「神事」であり、神聖なもの。つまり、政治の出発点は、宗教行事そのものだった。

 

政治家になって金儲けをしようとか、うまい汁を吸おう、といった次元の話ではない。

 

この伝統に大きなくさびを打ち込んだのは、日本の敗戦後につくられた憲法の「政教分離」規定かもしれない。

 

本来、政教分離の意味は、「国が宗教に介入してはいけない」という意味で、宗教を守るためにつくられた。しかし、マスコミなどの誤解が広がり、いつの間にか、「宗教が政治をしてはいけない」という意味で使われ始めている。

 

 

むしろ、宗教こそが政治をやらなければ人権や倫理を守れない

よく考えてみれば、国会や地方議会には、さまざまな職業の政治団体に応援された人々が政治家になっている。例えば、日本医師会は「日本医師連盟」、労働組合は職種別の複数の政治団体から候補者を出している。

 

宗教を信じる人々だけが政党をつくれず、政治に参加できないのは、職業差別であり人権弾圧にあたる。神社関係者がつくる「神道政治連盟」が特定の候補者を応援しているように、宗教が政治に携わることはまったく問題がない。

 

むしろ、神仏を信じない「無神論」の国だった旧ソ連では、「宗教はアヘン」と言われ、聖職者や信者が多く殺されたり、聖堂を爆破して壊されたり、大規模な宗教弾圧が行われた。現代の中国でも、チベットやウイグルで同じことが行われている。

 

冒頭で指摘した地方議員の劣化の問題も含め、国内外の混沌とした政治状況を見渡しても、「むしろ、宗教こそが政治をやらなければ人権や倫理を守れない」と言えるのではないか。

(山下格史)

 

【関連記事】

2019年3月27日付本欄 統一地方選 幸福実現党が102人の公認候補を擁立へ 「減税、製造業復活、国防」

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15584

 

2018年3月号 釈量子の志士奮迅 [第65回] - それでも「宗教政党」でいく理由

https://the-liberty.com/article.php?item_id=14032

 

2013年7月号 なぜ宗教が政治をやるの? - そもそも解説

https://the-liberty.com/article.php?item_id=6080


評論家・日下公人氏インタビュー「チャレンジでないことは、面白くないのでやりません」

2019年04月01日 06時21分49秒 | 日記

評論家・日下公人氏インタビュー「チャレンジでないことは、面白くないのでやりません」

 

 

日下 公人

プロフィール

(くさか・きみんど)1930年、兵庫県生まれ。三谷産業株式会社監査役。日本ラッド株式会社監査役。東京大学経済学部卒。日本長期信用銀行取締役、(社)ソフト化経済センター理事長を経て東京財団会長を務める。未来予測が正確なことには定評がある。最新刊『「発想」の極意 :人生80年の総括』など、著書多数。

今年4月30日で、30年以上続いた平成が終わります。

 

「ソフト化・サービス化」の時代をいち早く予見し、日本経済のナビゲーターとして活躍してきた評論家・日下公人氏に、平成を振り返っていただきました。

 

 

◆            ◆            ◆

 

天皇陛下の退位について

──今年4月30日に天皇陛下が退位され、5月1日に皇太子様が新天皇に即位されます。日下先生は、最新刊『「発想」の極意』の中で、「天皇の『祈り』が日本のビッグシステムを支えている」と指摘されています。

日下氏(以下、日): 天皇の主たる務めは祭祀です。天照大神に対し、年間24回も祈っています。

 

例えば、大みそかの日には、国民のためのお祓いの行事である「大祓い」を行います。天皇は、宮中三殿の側に設けられた質素な仮屋に入り、寒い中で玉砂利の上に座って、「今年一年、こうしたことがありました。それはみな私の不徳のいたすところですから、国民を罰することなく、私を罰してください」と祈られるそうです。

 

国民は「ああ、申し訳ない」と思わなければおかしいですね。しかし国民の多くは「それは宮中行事であって、自分には関係ない」と考えているので、残念です。

 

三重県に天照大神を祀った神社はいくつあると思いますか。理由は分かりませんが、三重県にだけ異常に多く、30ほどあります。日本国民の間に、天照大神への信仰が根づいていることを意味しているのだろうと思います。