今年から 幼稚園 に行くマー君。
今日は 保護者だけが集まって 入園についてのお話や 制服の受け取りがある という日、
私がマー君を預かることになりました。
近くのショッピングセンターで待ち合わせを したら おもちゃ屋さんにいて、
ゲーム機のデモ画面 に視線を奪われているマー君は 隣に立っても まったく気づかず …
〔 さすがは 熱中型! 〕 と まず 感心。
そんなあたりに 関心を持っていくと
長いまま食べようとしたり わざと切ったり …、あんがい楽 しく食べていました。
「わ~ 長――い!」、 「え~っ、どんどん入っちゃうね~!」、 「あれっ、切れちゃったぁ~!」
子供って そんな反応が面白くて、半分遊び感覚で食べられちゃうんですよね。
ただし、ずっと見ていて毎回反応 しないと、「ミッチー! ちゃんと見てて!」 と 注意されます。
この日はよく食べてはいたのだけれど、なにしろ いつも 時間が掛かり過ぎ!
出かけなきゃいけないママから 「早く食べてよ!」 って言われて、
けっきょくは食べさせてもらっちゃいました。
この分 じゃ 幼稚園が心配ね! もっと一生懸命食べないと、遊ぶ時間が なくなっちゃうわよ~!
お昼を一緒に食べたあと、マー君ママは幼稚園へ …。
ここからは 二人の時間 になりました。
※ 以下に記載 した文章の中の の部分は、
前回同様 [マー君の愛称] と して使用 しています。
ミッチー : 「さ~ 何を しようか?」 と言うと
マー君 : 「お菓子 買う。」
ご飯を食べたばかりなのに、まずは 駄菓子屋さん に行きました。
慣れたもので お菓子を入れる 籠 を持って来て 勝手に入れ始めました。
〔 これはまた テンコ盛り になって、
<ちょっと減らす作戦> を決行 しないといけないかな~!? 〕
そう思った時、
マー君 : 「5(個) だけね!」
報告するように 片手でパーを出 し、うなずきながら そう言いました。
約束を守ること、人に言われる前に 自分から言えることは 良いことです。
これから幼稚園に通うことになるんだから、良いことを増やして 協調性も高めなくっちゃね。
〔 やるじゃん、! 〕
ミッチー : 「わっ、偉いね~! やっぱり にいちゃん だね~!」
良い子の時には必ず言うように している言葉を この時も 感動表現としてオーバー目に言いました。
ひとしきりお買い物に熱中 していると
数えながら買っていたはずなのに 籠の中に6つ目が入りそうになりました。
そのくらいなら買ってやることは出来ますが、簡単に例外を作ってしまうのは良くないので、
ミッチー : 「1個 多くなっちゃったね~? どれか減らさないとネ!」 と言ってみました。
マー君は 何の抵抗も無く いろいろ見比べて考えた後
マー君 : 「これにする~!」 と ひとつ返却。
ちゃんとわきまえることも大切です。
〔 やるじゃん、! 〕
でも レジに行く間に いろいろ迷って、
新 しく取っては ひとつ返すを 数回繰り返 していたのには 笑ってしまいました。
小さな円形の噴水の中央には木が植えられていて、
なぜかここに すずめさんがいっぱいいて、チュンチュンと賑やか。
そんな中に 嬉 しそうに 袋からおやつを出すマー君の ガサゴソという音が 時々加わって
チョロチョロ、チュンチュン、時々ガサゴソの生演奏(?)が笑えました。
するめちゃんにかぶり付き、引っ張って、必死の形相!
私も ちょっとだけご相伴にあずかり …、 ラッキー!
マー君はこの時 お菓子を見て 自分から また おっぱい話 を しだしました。
(かつての<オッパイ星人話> の詳細については
こちら (中頃記載) と こちら (中頃記載) で ご覧ください。)
マー君 : 「 の おっぱいは ピタン 。」
ミッチー : 「あらっ! ピタンなの!? それじゃ~ ハンコックのは?」
マー君 : 「パンコックのおっぱいは ポヨン 。」
ミッチー : 「跳ねちゃいそうだね! じゃ~ ママのは?」
マー君 : 「ビヨン ボヨン バン ドカン。」
ミッチー : 「え~っ! ママの凄いね~! じゃ~ パパのは?」
マー君 : 「パパのは ボヨン 。」
ミッチー : 「えっ! パパも凄いじゃん!」
マー君 : 「うん。」
嬉 しそうな マー君 で した。
ホントに おっぱい大好き なんだね~!
だけど ミッチーはネ、この流れで 「ミッチーのは?」 なんて ……… 怖くて聞けなかった~!
だって パパよりちっちゃくて マー君と同 じだって言われたら … ショックだもの!
だけど、「ミッチー、ホントは凄いんだゾ~!」
(マー君とお風呂入ったのって もうずいぶん前だし、
この前の旅行の時も一緒に入らなかったから云えるんだけど …)
表現としては 自分のは無くて、ハンコックのは 柔らかそうだっていうのが伝わってくるわよね。
それにしても、マー君にとって ママのおっぱいは ハンコックより 凄いんだね~!
でも 想像 したら 怖ろしいほどの巨乳になっちゃうわよ!
それに~、確かに筋トレで鍛えてるけど … マー君からみると パパも巨乳なの!?
いつもの <ウルトラマン決めポーズ> を連発 しながら あっちへこっちへと動き回る動き回る!
〔 運動量、凄いんだろうな~! 〕
感心 しながらも 笑顔は徐々に凍りつき、寒さが堪えて、外で動かず待っている身には 厳 しい時間。
マー君は動き回るし 寒いしで 写真は 撮れず!
途中、ちょっと隠れてみたり したのだけれど、気づかないのか気にならないのか、効果なし!
呼んでも来ないので捕まえに行ったら、それさえもが遊び になって 説得するのが大変!
ところが …
今度は 途中で、展示 してある 車 に引っかかり …、
私を助手席や後ろの席に座らせて 自分は運転席に …!
この時 全部のドアを閉めて走行状態のように しないと気がすまない マー君は
必死でドアを閉め回り、重くて閉められないと
マー君 : 「ミッチー、閉めて~!」 と 人にやらせようとします。
ミッチー : 「これは皆に見てもらうために開けておかなきゃいけないの!」 と言っても 聞かず、
やっと諦めたと思ったら 車内の計器を 配慮も無く触り捲くる!
壊 したら大変だと思う私は 気が気 じゃなく、降ろすのに必死なのに、
《 婆の心 孫知らず 》 なり (通常は <親の心 子知らず> と申 します。)
降りるよう言っても悪っぽい顔を して まったく聞く耳持たず、自由気まま!
足のほうが上がって きつそうな状態になっていても、夢中すぎて気づかない!
ミッチー : 「もう本屋さんに行こう!」 と言っても
マー君 : 「ここにあるの 全部乗るの!」 と 次の車に行ってしまうという繰り返 しに 閉口!
1台だけだと思っていたら とんでもない!
熱中型だから、1台1台に留まる時間も長く、私も乗らないと気が済まない!
このままでは 間違いなく全車やるだろうと思われたため
アイスクリームでごまかそうとしたのだけれど、1回目は失敗!
結局、2回目に強引にお店の前まで行ったら 何とかアイスのほうに気が向いてくれて、ホッ!
しばらくすると 私の隣りに来て 説明を してくれました。
ところが、読み終えると
マー君 : 「これ返 して これとこれ 持って来て!」
本の裏に書いてあった<シリーズもの>の2冊を指 して 私に指示!
ミッチー : 「もうすぐ幼稚園に行く人は 自分で しなくちゃ駄目よ!」
自分のことは自分でするよう言いましたが、 頑 として言うことを聞きません!
簡単に云うことを聞くのは ためにならないという思いがあって こちらも譲らないでいたら、
なんと、服に噛み付き、かばんに噛み付き、
あげくは 私の髪を掴んで 思い切り むしるように引っ張り出 しました。
子供でも 本気の力は凄いものです!
それでも ここで屈 して 力で何でもできると思う子になってほしくないと思い、
髪を押さえて痛さに耐えながら
ミッチー : 「そんなことしても ミッチーはやらないよ! だから止めて!」 と何度も言いました。
もし 自分の思い通りにならないからって 幼稚園でこんなことを したら 大変だもの!
すると マー君も こりゃ駄目だ と思ったのか、そのうち髪から手を離 したので
ミッチー : 「こんなこと しちゃ駄目だよ! やられたほうは痛いんだからね!」
「それに 自分のことは自分で しなきゃいけないのよ。」
「でも … 今日は特別。 一緒にやろうか!」
新 しく 歩み寄りの提案を してみました。
マー君は 何の悪びれた様子も無く
マー君 : 「うん!」
結局 一緒に 片付けて 一緒に探 し、何ごともなかったように 新しい本を持って来て読みました。
その後も、本の中に挟んである 短冊紙(slip)を 落としたので
ミッチー : 「拾って本に挟んであげて!」 と注意すると
マー君 : 「何で! 何で拾わなくちゃいけないの!」
ミッチー : 「自分で落としたんだから自分で戻すの!」
「それに 無くし物 を したら 本さんが 可愛そうでしょ!」 と言ってみても
マー君 : 「それなら ミッチーがやってよ!」
ここでもまた3回ほどのやり取りがありましたが、
最後には ちょっとグズグズ言いながらも自分で拾って入れました。
疲れたので お茶に しようと言うことになって 戻る時、
また車に引っかかって しまって …、
〔 また あの繰り返 し!? 〕 と ホントに ガックリ しましたが、
マー君が トイレに行きたいと言い出 したため 2台ほどで 急いで その場を離れました。
「全部 ひとりで出来るよ!」 というので …
今日は 撮っちゃいました!
帰り際、
ミッチー : 「今日はミッチーにごめんなさい って言わないの?」 と言ってみたら
マー君 : 「ごめんなちゃい!」 なんて言ってました!
やけに良い笑顔だったから 本当にわかって云っているのかは不明だけど、まぁ いいか!
帰って来ると 娘からメールがありました。
そこには 「帰ったら すぐに寝ちゃった!」 という言葉と共に、マー君の爆睡写真が添付されていました。
マー君も疲れたのね!
だけど 疲れて すぐにでも寝ちゃいたかったのは ミッチーのほうだゾ~!
のちに電話があり、さっきの「ごめんなちゃい!」 の意味を聞かれたので 説明すると、
ママ : 「あ~ そういうこと!
最近 またお昼寝するようになってるから 眠くて機嫌が悪かったのかも!
でも 意味と しては近かったかもよ。
だって、聞いたら ミッチーが悪い子だから噛み付いたって言ってたもの!」 だって!
噛み付いたことは 言ったんだ!
すり替えて 自分に優位に云うあたりは 明らかに知恵が付いている証拠だけど、
悪いと思っていないのか 悪いと思っているから正 しく云えなかったのかは 問題よね~!
この日、ミッチーは 夜寝るまで頭皮が痛くて ちょっと心配になったんだからね~!
自分の意見ばかりを通そうとする自己中にならないよう、気をつけて育てないとね。
大きくなるほど治すのは難 しくなると思うから …。
知恵が付くのは良いことだけど、ちゃんと教えようと思うと大変だわ。
子供だから手加減を知らないし、 男の子は力も強い!
負けないようにするには体力が いるな~!
この日は いろいろあったけど、
一番楽 しくて 一番マー君ら しいと思ったこと … ということで
1984(昭和59)年 8月発売、
ぶんけかな さん の 『おっぱいがいっぱい』
(作詞 = 冬杜花代子 さん/作曲 = 三木たかし さん)
「ぼくがのんで いもうとものんだのに ちっちゃくならない ままのおっぱい」
「あまかったのか おもいだせない たくさんのんだはずなのに へんね」
「おっぱいがいっぱい おっぱいがいっぱい おっぱいがいっぱい きれいだな だいすきさ」
ちょっと恥ずかしいような歌詞だけど、子供にとっては こんな発想なので しょうか!?
マー君はこの歌を覚えているのかな? そして 今 この歌を聞いたらどんな顔をするのかな?
(※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)
品がない ですか?
単純なだけの歌ですか?
初めて聞いた時、私は ちょっと驚きました。
子供の歌だけど、口ずさめないような恥ずかしさがあったからでしたが、
この歌、大人は ちょっとエッチっぽく感 じてしまうようです。
それは 女性の体の一部で象徴のようだからなのかも しれませんが
男性と女性では感 じかたの本質は違うようです。
だけど、マー君が ニヤッするあたりは、ちいさくても やはり <男> だからで、
女の子なら やっぱり 恥ずかしいと思うのかしらね!? なんて疑問も湧いてきます。
「おっぱい」 を辞書で調べると、
乳汁、また、乳房(ちぶさ) をいう幼児語 とありました。
乳房(ちぶさ、にゅうぼう) を調べると、
哺乳類のメスが持つ授乳器官。
単に乳(ちち)、あるいは お乳、乳汁(にゅうじゅう) と言い、俗に おっぱい とも呼ばれる とありました。
同 じ意味を持つ言葉なのに、「おっぱい」 には まあるい響きがあります。
一番 包容力のある言葉のようにも感 じます。
暖かくて柔らかくて、 <肉まん> みたいでもあります。
同 じ言葉でも まあるいのは、
カタカナで書く 「オッパイ」 より ひらがなのほうだという気も します。
そして …
この歌に込められているのは
母乳を飲んで育った子供が感 じる 母親への愛。
本能で 触れながら押 しながら飲んでいた おっぱいは 母親の象徴。
発見や疑問もあれば
柔らかさや暖かさ、いとおしさ、絆、しくみ まで感 じられる
けっこう深い歌だと思います。
マザコンさんは 今でも こんな思いが強い人なのかも しれませんね。
ぶんけかな(分家加奈)さんのお母さんは
60年代に活躍された元アイドルの槇みちる(まきみちる)さん。
15年後に再スカウトされ、<ぶんけまりこ> と して カバー曲やCMソングなど
スタジオ・ワーク中心のお仕事をされていら したようです。
(NHK教育テレビで放送されていた「できるかな」の主題歌(三代目)も歌われています。)
そんな影響から かなさんも歌を始め、小学1年生の頃 「ひらけ!ポンキッキ」 の この歌でデビュー。
この時、フジテレビ新人賞を受賞されたそうです。
「ひらけ!ポンキッキ」 では その後も 番組で流れる数々の曲を歌われていて、
人気がないと歌われなくなるという歌たちの中で
彼女の歌った歌は すべてが繰り返し放送されていたようです。
そんな中には お母様や子門真人さんと共演されている作品もありました。
また、CMソングや番組のテーマソングなども多く歌われており、
「ひらけ!ポンキッキ」 最後のエンディング曲 『風の花束』 も彼女が担当 していました。
タンゴ調が心地いい この曲は、
後年、宮村優子さんという方によってカバーされているそうです。
後日、少 し時間があったので
マー君にウルトラマンなどの歌を歌わせてみようと カラオケボックスに行きました。
この時 私が試 しに この歌を入れたら
案の定、マー君は 凄~く気に入って 再度 リクエストを していました。
(サザエさんの主題歌も けっこう気に入っていたみたい。)
この時の画面が ポンキッキで流れていた映像だったら もっと良かったのにね~!
子供向けの歌は本物映像 じゃないと 小さい子の興味は失せがちになってしまうので
カラオケ会社には そのあたりも考えてもらえると嬉 しいんだけど …。
※ 「ひらけ!ポンキッキ」 :
1973年4月2日~1993年9月30日まで、フジテレビ系列で放送されていた幼児向けのテレビ番組。
ガチャピンとムックが おねえさんと掛け合い、歌などのコーナーもある情操教育を目的としたもの。
※ 「できるかな 」 :
1967年4月~1990年3月まで NHK教育テレビで放送されていた幼児向けのテレビ番組。
ノッポさんとゴン太くんが 身近にあるものを使って工作の楽しさを教えるというもの。
子供たちには こういう可愛くて暖かい曲をたくさん聞いて 素直で暖かい心を持った子に育ってほしいわね~!
そのためにも 「ポンキッキ」、 是非とも 復活 してほしいと思いま~す!
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