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糖尿病薬などありふれた薬の抗ガン効果

2024-04-15 10:36:07 | 
現在のガン治療は手術優先で、例えば肺ガンなどはガンの部位だけでなく大きく肺葉をとってしまうという手術が主流となっています。

こういった手術は患者にとって負担が大きく、ガンは治ってもその後遺症のようなものに悩まされるという話しをよく聞きます。

最近はガン細胞の部位だけをとるという流れも出ているようですが、まだまだ変わるところまでも行っていないようです。しかし化学療法で使う抗がん剤も副作用の強いものが多く、これも問題かもしれません。

最近は生活習慣病などで使われる薬が、ガンとの関連で注目されているという話題が出てきました。大阪大学と国立がん研究センターのグループは、男女6万7768人を対象抗コレステロール薬のスタチンとガン罹患リスクについて10年間追跡調査しました。

スタチンを5年以上服用したグループは肝臓ガンのリスクが有意に低下した一方、膵臓ガンのリスクは有意に上昇したと報告しています。このような相反する結果が出たことは解釈が難しいですが、スタチンを巡っては国内外でガン予防効果の報告が相次いでいます。

東京理科大学の研究では、スタチンを服用したグループは、非服用グループに比べて発ガンリスクが15%低下し、消化器ガンでは21%下回っていました。

カナダの研究では、血糖降下薬のピオグリタゾンで膀胱ガンのリスクが63%も高まっていて、薬の量が多く服用期間が長いほどリスクが上昇しています。

胃潰瘍や逆流性食道炎などに用いられるプロトンポンプ阻害剤は、服用していない人に比べて膵臓ガンのリスクが2.2倍になり、特に40歳以下で長期服用している人は8.9倍まであがっていたのです。

2011年の研究では、鎮痛薬でおなじみのアスピリンを75ミリグラム以上を毎日服用すると、ガンによる死亡率が20%も低下しました。5年以上の服用では、胃や大腸など消化器ガンの死亡リスクが50%以上も下がっていました。

注目されているのが糖尿病治療薬で古くから使用されているメトホルミンです。テキサス大学の研究によると、このクスリの服用者は、膵臓ガンのリスクが62%も低下しています。肺ガンや大腸ガン、乳ガンなど多くのガンで抗がん効果があったとする研究結果が報告されています。

横浜市立大学は大腸ポリープ切除後の新規ポリープ発生が抑えられたとする結果を報告しました。国立がん研究センターは、脳腫瘍のひとつ膠芽腫について、標準治療にメトホルミンを追加する臨床試験を行っています。

こういった結果から、馴染みのクスリを改変することで副作用のない新たな抗ガン剤を開発できるような気もします。


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