経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月8日 ◇書話力 ◇会話の姿勢をただすとコミュニケーションが良くなる ◇レントゲンのメリットとディメリット

2024-11-09 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月8日 ◇書話力 ◇会話の姿勢をただすとコミュニケーションが良くなる ◇レントゲンのメリットとディメリット 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

11月8日

 最近、日本語に関する講演問い合わせが結構あります。

 わたくしのブログ「美しい日本語」を見て、コンタクトをしてくるようです。

 日本語の乱れが木になる人がいらっしゃるということの証左かも知れませんね。

 「書話力」という言葉を使っています。

 書いたり、話したりするときに共通する部分がありますので、コンサルタント・士業に不可欠な技術として身に付けておきたいスキルの一つです。

 よろしければ、ご覧下さると幸いです。

  【心 de 経営】 表現力を高める

 コンサルタントを目指す人達の集まりで、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をしています。

 本日は、下記のようなテーマでお話しました。

◆ 17 会話の姿勢をただすとコミュニケーションが良くなる A913

 サラリーマンとして仕事を始めた頃のことです。課長に報告があって、パーティションの向こう側に座っている課長席に行くときに、迷惑をかけないように、そっと近づきました。

 そして、課長が気がつくまで、立って待っていました。

 課長にしてみれば、部下が黙って立って、課長の様子をうかがっているように思えたのか、態度が冷たいのに気がつきました。

 次に、課長の正面に立っては失礼かと思い、やや斜め前に立って、課長の方に体を向けて、報告を始めました。

 やはり、課長は、居心地が悪そうでした。


 この経験は、今でもはっきりと覚えていますし、逆に課長の気持ちも解るような気がしました。

 ドアがついているわけではない、パーティションだけですが、パーティションをコツコツとたたいてから、「失礼します」とはっきりした声で言えば、気持ちよく応対してもらえたのでしょう。

 さらに悪かったのが、立ち方です。

 課長の正面に、足を揃え気味にして、課長に正面から、まっすぐに立てばよいものを、やや斜めからの位置だったのが、課長に違和感を持たせてしまったのです。

 つま先が、相手の方向を向いていませんと、相手に、あらぬ警戒心を持たせてしまうことに、新人の私は気がつかなかったのです。


 一方で、一対一で、座って話すときには、二人の間にサイドテーブルなどが挟まれていれば、正面からでもよいでしょう。

 ところが、カウンター席やテーブルの同じ辺に座る場合には、イスの位置を直角にすると良いと言われます。

 しかし、私は、直角より、やや鋭角の角度で相手と話すようにしています。

 直角の位置ですと、どちらかというと横から話し掛けるような気がします。75度位の角度が、私にはちょうど話しやすい位置関係に感じます。

 他の人に、このことを話しますと、直角派の人達も、私のように鋭角派を指示して下さる人が増えてきました。

 角度はどうであれ、シチュエーションに合わせて、角度や位置を適宜変えるようにして、親近感を増し、それが信頼感の醸成に繋がるように努力をしています。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

■【今日のおすすめ】

 【心 de 経営】『書話力』を高める 7712 理解させ、印象に残る話し方

 多くのビジネスパーソンが、書く力・話す力の不足を実感しているようです。

 書く能力と話す能力とは異なります。

 しかし、両者に共通している何かがあるように思えるのです。

 両者に共通している能力、異なる能力、思い立つままに書き綴っています。

 これが「美しい日本語」に通じると考えます。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

■ レントゲンのメリットとディメリット b08

 レントゲンの良いところは、人体を傷つけずに体内の様子がわかることですが、一方で、これは放射能に被爆するということです。日本人は、健康診断で毎年のようにX線を浴びるので、その怖さについては余り気にしていません。

 私がアメリカにいたときに、年に一度の健康診断のつもりでかかりつけの医師に「レントゲンを撮ってください」とお願いしたところ、眼を丸くして「Oh,no」と驚かれました。アメリカでは、レントゲン撮影はできるだけしないようにしているのです。

 一般的に、人体に影響があるのは、年間被曝量が200mSVと言われています。福島原発事故では、数千から数万Msvとという致命的な障害を起こす被曝量も報告されました。

 胸のレントゲン撮影では0.05mSV、CTとなると7.0mSVと言われています。われわれは自然界から、年間平均して2.4mSVを浴びているし、危険域と言われる200mSVより遙かに低いし、近年は100mSVという厳しい値になっているけど、それにも至らないので安心だと言われています。

 しかし累積で見るわけですから、本当に影響がないのかどうか、心配になりますね。

【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【最新号】

【これまでお話】 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

  >> もっと見る

■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 


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■【今日は何の日】 11月9日 119番の日 7119番も知ろう

2024-11-09 00:03:00 | 【今日は何の日11月】

 

  【今日は何の日】 11月9日 119番の日 7119番も知ろう

 一年365日、毎日が何かの日です。

 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

 119番の日 7119番も知ろう

 国民の消防全般に対する正しい理解と認識を深め、住民の防災意識の高揚を図ることを目的とし、11月9日を「119番の日」として、1987年に自治体消防発足40周年を機に、消防庁によって制定されました。

 類似する日本の緊急通報用電話番号の語呂合わせの記念日として110番の日、118番の日があります。

 ちなみに「119」を連想させる1月19日は「家庭用消火器点検の日」です。

 この日は、秋の全国火災予防運動の初日にもなっています。

 一方で、近年、タクシーを利用すべきところを、安易に119番に電話して救急車の出動を求める人が多くなっているといわれています。

 「7119」という電話番号をご存知でしょうか。

 急な病気やケガをした場合に、「救急車を呼んだほうがいいのかな?」、「今すぐ病院に行ったほうがいいのかな?」など迷ったときには、119ではなく7119に電話すべきです。

 ここは、「東京消防庁救急相談センター」の相談窓口です。相談医療チーム(医師、看護師、救急隊経験者等の職員)が、24時間年中無休で対応しています。

 それにより不要に救急車を利用して、本来必要としている人に迷惑を掛けなくて済むようになります。

  東京消防庁   http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/soudan-center.htm

■ 太陽暦採用記念日 
 11月9日は太陽暦採用記念日です。1872年に月の満ち欠けを基準にした太陰暦から変わったと言います。
 わずか140年強前までは日本では太陰暦を使っていたことになります。なんとなく奇異感を持つのは私だけでしょうか。
 明治5年のことと言いますから、逆に考えると、坂本龍馬で話題の大政奉還、明治時代初期というのは日本においては大転換の時期であったと言えます。
 ご存知のように太陽暦は地球が太陽を一周することを基準にしています。正確には一年は365.2432日となり、その端数を閏年毎に修正しているわけです。
 閏年で調節すると言うことは、自然の営みを人間の世界に取り入れる際の「知恵」と言えます。
 しばしば経営コンサルタントというのは何でも知っている人と見られます。知識としては豊かな人であることは確かですが、知識だけでは経営コンサルタントはやれません。コンサルティング・ファームの中にはMBAを取得して間もない人をコンサルタントとして採用していますが、彼らには中小企業の現場コンサルティングは重荷ではないでしょうか?
 なぜなら、中小企業現場というのは理屈より人間関係が絡んだ問題・課題が多いのです。社会経験の浅い人達が偉そうにご高説をたれると、社員さん達からそっぽを向かれます。中小企業のコンサルティングには「心」と「智慧」が大切なのです。
■ 【今日は何の日】その他
◇ 119番の日
◇ 秋の全国火災予防運動(~15日)
◇ 常陸瓜連常福寺二廿六夜おる尊大祭(冏師忌)
◇ 証空上人降誕(西山浄土宗) 

(ドアノブ)

【経営コンサルタント(志望者)へのお勧めブログ】

 ◇ 経営コンサルタントへの近道・資格取得  ◇ 経営コンサルタントになろう  ◇ 経営コンサルタントQ&A  ◇ 独立・起業/転職

 ◇ 心 de 経営  ◇ 経営マガジン  ◇ 経営コンサルタントの独り言  ◇ 経営四字熟語

 ◇ 杉浦日向子の江戸塾  ◇ ニュース・時代の読み方  ◇ 時代の読み方・総集編  ◇ 経営コンサルタントの本棚  ◇ 写真・旅行・趣味  ◇ お節介焼き情報  ◇ 知り得情報  ◇ 健康・環境  ◇ セミナー情報  ◇ カシャリ!一人旅

 

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【カシャリ!ひとり旅】 清水園庭園2 清水谷御殿内部 新潟県新発田市の名園

2024-11-08 17:03:00 | 【カシャリ!ひとり旅】 北陸

  【カシャリ!ひとり旅】 清水園庭園2 清水谷御殿内部 新潟県新発田市の名園 

  若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが<笑い>、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 下手の横好きで続けていますが、その一環で訪れた名所旧跡・庭園等を順次紹介してまいりたいと思います。

 

 
   新潟県新発田市          
 清水園庭園(清水谷御殿)    
 

 清水園は、新潟県新発田市にある池泉廻遊式日本庭園です。新発田駅西口から、徒歩で10分ほどのところにあります。

 清水園は、江戸時代に新発田藩により造られた庭園です。近江八景を取り入れ、中央には草書体の「水」の字をかたどった、大きな池があります。

 池の周囲には、五つの茶室が点在しています。園内の中心となる建物である「清水谷御殿」は、約80坪もありますが、簡素な数寄屋造りの書院ですが、重厚感があります。これは庭園よりも歴史が古いそうです。

 2003年に「旧新発田藩下屋敷庭園および五十公野御茶屋庭園」の名称で、国の名勝に指定されました。

 清水園の庭園は、近江八景を表現した池泉廻遊式日本庭園です。池は、珍しい形をしています。心字池などと言われ、「心」という字をかたどったものが多いですが、ここは、『水』という字の草書体で描かれています。

 四代藩主・溝口重雄(しげかつ)の時代に、幕府庭方であった茶人・縣宗知(あがたそうち)を招きまして、ここに庭園を造営しました。

 池泉の周辺には、5つの茶屋があり、四阿はありませんが、腰掛待合がその代わりをしています。洲浜や中島、小滝など日本庭園に欠かせないものも揃っています。

 新潟を代表する大名庭園のひとつといえ、下越を訪れる機会がありましたらお寄りすることをお薦めします。

 

【アクセス】

 〒957-0056 新潟県新発田市大栄町7丁目9-32

 JR白新線・羽越線 新発田駅より徒歩10分
 開園時間:[3〜10月] 9:00〜17:00・[11〜2月] 9:00〜16:30

 入園料: 大人 700円 小中学生 300円
 

 

 清水園の中心的な建物が「清水谷御殿」です。寄棟造杮葺き平屋建ての極めて簡素な数寄屋風の書院で、約80坪あります。
 江戸幕府に対する政治的な配慮から、簡素を旨としたと考えられます。当時の下屋敷の面影が色濃く残っているといえます。
 

清水谷御殿 内部

 

 

 ナレーションつき映像

 https://youtu.be/1gC3rzQ34_o 23分25秒

 
 

 カシャリ! ひとり旅 


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【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業6章 苦悩 3 30分の天国でのひととき

2024-11-08 12:03:00 | 【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業

  【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業6章 苦悩 3 30分の天国でのひととき  

 
■ 【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。
 これからコンサルタントを目指す人の参考になればと、私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまであらすじ】
 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 角菊貿易事業部長の推薦する佐藤ではなく、初代駐在所長に竹根が選ばれました。それを面白く思わない人もいる中で、竹根はニューヨークに赴任します。慣れない市場、おぼつかないビジネス経験の竹根は、日常業務に加え、商社マンの業務の一つであるアテンドというなれない業務もあります。苦闘の連続の竹根には、次々と難問が押し寄せてくるのです。
 日常業務をこなしながら、アテンドという商社マンにつきものの業務を自分なりに見つめ直す竹根です。慣れないニューヨークを中心としたアメリカでのビジネスですが、時として折れそうになってしまいます。そのようなときに、若い竹根の支えとなってくれるのが、本社で竹根をフォローしてくれるかほりで、実務支援だけではなく、存在の有り難さに感謝を竹根です。

◆6章 苦悩
 商社マンは、商品を輸出すれば良い、というのが、それまでの商社の生き方でした。はたしてそれで良いのか、疑問に纏われながらの竹根好助でした。その竹根が、何とか現状で仕事をしながら活路を見いだそうと考えていました。
 しかし、問題は、そんなに簡単なものではなく、苦悩する竹根です。
  ※ 直前号をお読みくださるとストーリーが続きます。
     直前号 ←クリック

◆6-3 30分の天国でのひととき
 竹根にとって、二年ぶりの東京である。
 本社に出社すると、社員に囲まれた竹であるが、何か寂しさに包まれていたが、囲まれた外にい高堀の姿を見つけたら、急にジーンとする気持ちに襲われ、周囲の人に対してどの様に対応したかも記憶にない竹根である。
 一通り挨拶が終わると、かほりの方に竹根は近寄っていったが、なんと声をかけて良いのか準備をしていなかった。
「竹根さんは、すぐお帰りになるのですか?」
 思いもよらず、かほりから声がかけられた。
 一瞬、なんと応えてよいのか迷ったが、「ええ、家まで一時間半もかかるので、帰ります」と無粋な言葉が出てきてしまった。
「私も、正月休みは千葉の実家で過ごすので、今日はこれから千葉に戻ります」
 竹根は、かほりが千葉の出身であることも知らず、横浜に両親と住んでいるものとばかり思っていた。
 二人は、従業員専用の出入り口から外に出た。冷たい雨が降っている。
「かほりさん、傘は?」
「置き傘が机にあるので、ここで失礼します」
「東京駅に行くのなら同じ方向だから、よろしければ僕の傘に入っていきませんか」
 竹根らしからぬ言葉に、驚いたのはかほりだけではなく竹根自身であった。
「よろしいのですか?」
「僕はいいけど、やっぱりかほりさんはまずいですよね」
 竹根には、「結婚を控えているかほりさん」という言葉がどうしても出せなかった。
「いえ、よろこんで」
 竹根は、封印していたかほりへの思いが噴出する思いがした。
――男だろう。ここで何とかしろ。そんなことで、アメリカ所長の役目を果たせるのか――
 竹根の中にずっと小さく潜んでいたもう一人の竹根が、有無を言わせないように言う。
 二人で歩き出した。
 小さく潜んでいたもう一人の竹根の勇ましさとは逆に、できるだけかほりとは離れて歩いた。
「竹根さん、それでは濡れてしまいます」
 かほりの方が自分に寄ってきた。かすかに香るお化粧のにおいは、ニューヨークにいる女性のどぎついにおいとは全然違う。小さく潜んでいたもう一人の竹根が鎌首を持ち上げた。
「もし、よろしければちょっとお茶でもどうでしょうか。ご迷惑でしょうけど、普段のあなたの協力へのお礼・・・お茶でお礼なんて失礼か・・・」
 かほりは躊躇するだろうと思っていたのに、「すこしなら」と消え入るような声で答えた。
 かほりが、ちかくの喫茶店を知っているというので、そこに入ることにした。
 ニューヨークの話を聞きたがったが、竹根はかほりの結婚のことを聞きたかった。
「かほりさん、結婚すると聞いていますが、いつ頃ですか?」
 かほりは下を向いてしまった。
――まずいことを聞いてしまったのだろうか――
 竹根の方をじっと見つめて「父が薦める男性がいます。でも、私はまだ結婚するつもりはありません」とはっきりと言った。女心に疎い竹根には、それがどのような意味なのか見当もつかない。しかし、かほりはしばらくは結婚しないことはわかった。それだけでももう一人の潜んでいた竹根に何か明るいものを感じさせてくれた。
 三十分ばかりのひとときだった。
  <続く>

■ バックナンバー
 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月7日 ◇経営コンサルタントへの近道 ◇明治神宮1 都会のオアシスへのアプローチ

2024-11-08 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月7日 ◇経営コンサルタントへの近道 ◇明治神宮1 都会のオアシスへのアプローチ 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

  私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

11月7日

 ブランド総合研究所は、毎年都道府県別人気度調査を行っています。
 2024年の最も魅力度が高かったのは、16年連続で北海道でした。第二位も不動の京都府、3位は沖縄県と順当です。東京都は4位ですが、地方の方には魅力的に見えるのでしょうか。神奈川県が魅力度を上げて5位ですが、東京に隣接している埼玉県は、何と46位です。
 埼玉は、川越や国営森林公園など魅力的なところが多いのに、なぜ、このような差が出るのか私には理解できないでいます。

 ちょっと空き時間ができましたので、写真集を開いてみました。庭園めぐりの旅を始めてからはまだ日が浅いですが、それ以前に撮りためた名所旧跡・寺社仏閣の写真は、全国各地の漫遊結果です。

 

「インスタ映え」という言葉が市井を走っていますが、何も飾らない、ひとり旅の旅先で感じて、見て、カシャリとした写真を、動画としてお届けしています

 季節外れで申しわけありません。

映像で見る カシャリ!ひとり旅】明治神宮1 「初夏の明治神宮」 都会のオアシスへのアプローチ   

インスタ映え」という言葉が市井を走っていますが、何も飾らない、ひとり旅の旅先で感じて、見て、カシャリとした写真を、動画としてお届けしています。

 素人写真ですが、旅行の参考にされたり、話材の一つとしてお使いくださったりしてくださると幸いです。

 

 
 
◆ 映像でお届けします ◆  
 
 
 ↑ クリック
 
明治神宮へのアプローチ   

明治天皇・皇后が祀られている都会の中の広大な杜、その静けさ

 

 
 
 
 
 
 

■【今日のおすすめ】

 経営コンサルタントへの道】 2. 経営コンサルタントは何をする人

 「コンサルタント=中小企業診断士」と思い込んでいらっしゃって、中小企業診断士資格を取ってからでなければ、コンサルタントになれないと考えている人が多いです。

 私は、「ながら方式」をお薦めしています。「サラリーマンを続けながら」など「××をやりながら」コンサルタントとしての仕事を体得していく方法で、完全テイクオフまでの力をため込んでいけば、テイクオフ後がスムーズになると考えます。

 ただし、企業によっては副業を認めていないところが多いですので、その場合には、日本経営士協会のようなコンサルタント団体に入会して、プロと接しながら、準備を進めて行けばよろしいと考えます。

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

■ 小春日和とは b07

 秋の暖かい日を「小春日」といいます。

「小春(しょうしゅん、こはる)」は、旧暦10月の別名だそうです。

 気候が春に似ているからでしょう。

「小雪」を挟む新月から新月の旧暦の一月を「小春」といいます。

 その年により異なりますが、【Wikipedia】によりますと「最大で10月23日ごろ~12月22日ごろ」が旧暦10月になるとのことです。

 英語では、「Indian summer」といいます。

 英英辞典では「晩秋において、暖かく乾燥し、かつ霞のかかった気候」と記述されています。(さらに細かい記述がついていますので、ご確認下さい)

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

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■バックナンバー
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■【今日は何の日】 11月8日 釈迦が悟りを開かれた「成道会」 レントゲンの日

2024-11-08 00:03:00 | 【今日は何の日11月】

 

  【今日は何の日】 11月8日 釈迦が悟りを開かれた「成道会」 レントゲンの日

 

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。

   詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ 成道会

 今日は、日本の仏教界では「成道会(じょうどうえ)」です。お釈迦様が、臘月(12月)の8日に成道(悟りを開いた事)といわれ、この法要(行事)が行われるのです。
 禅宗の僧堂で、成道を記念して旧暦12月1日から8日にかけて昼夜を通して接心する修行が実施されます。
「接心」とは、乱れる心を一つに摂(おさ)めることで、「摂心不乱(せっしんふらん)」ともいいます。
    この間は、睡眠も結跏趺坐(「けっかふざ」瞑想する時の座り方)したままとるという、大変な修行法です。
■ レントゲンの日
 1895年11月8日に、ドイツの物理学者であるレントゲンがX線を発見しました。
 真空管に高電圧をかけて実験をしている時に、そばに置いてある蛍光紙が光ることに気づきました。その真空管と蛍光紙の間に厚い本を置いてもこの光は光り続けたのです。すなわち、厚い本を何かが透過したのです。その光の「正体が不明である」という意味で「X線」と名付けられたと言われています。
 その後、研究を続けたところ、X線は、たいへん波長の短い電磁波であることが判りました。波長が短いので、厚い本を通り抜けることができるということを発見しただけではなく、人体を通すと、体の場所によって通り抜け方が異なることがわかりました。それを利用して内部の状態を撮影することができると考えたのです。
 その功績が認められ、1901年に第1回ノーベル物理学賞を受賞しました。
■ 【今日は何の日】その他
◇ 銀閣寺夢想忌
◇ 世界都市計画の日
◇ 京都伏見稲荷火焚祭
◇ ふいご祭
◇ 一の酉

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【日本庭園を知って楽しむ】4-03 自然風景式庭園 - 代表的な浄土式庭園

2024-11-07 17:03:00 | 【カシャリ!一人旅】 日本庭園を知る

  【日本庭園を知って楽しむ】4-03 自然風景式庭園 - 代表的な浄土式庭園  

  若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 *

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

 *

■■4 三分類法による日本庭園の鑑賞法
 既述の通り、ここでは、日本庭園を自然風景式庭園、枯山水庭園、露地庭園という三分類を核にしてご紹介します。
 すでに紹介済みであった内容と重複することもありますが、その三分類をさらに細分化したり、切り口を変えたりして、初心者なりの鑑賞法をご紹介します。専門家の先生方には侮蔑されるかも知れませんが、私なりの分類法をご紹介して参ります。
 なお、本章でのご紹介は、コトバンク、Wikipediaや上述の宮元健次氏等々を参考にし、宮元健次氏の分類法をもとに、初心者が独断と偏見に基づいた内容です。また、当ブログですでに紹介した内容を繰り返し掲載することもあります。勝手ながら、正式な情報は、読者の皆さんのお考えに基づいてお探し下さると幸いです。

4-03 自然風景式庭園 - 代表的な浄土式庭園
 各地の主な浄土式庭園を【Wikipedia】をもとに列記しておきますので、参考にしてみてください。
毛越寺(岩手県平泉町) - 特別名勝、世界遺産
観自在王院(岩手県平泉町) - 名勝、世界遺産
無量光院(岩手県平泉町) - 世界遺産
白水阿弥陀堂(福島県いわき市) - 国宝 
円成寺(奈良県奈良市) - 名勝  
平等院(京都府宇治市) - 名勝、世界遺産 
浄瑠璃寺(京都府木津川市) - 特別名勝

 前項で代表的な浄土式庭園を紹介しました。これ以外にも多数ありますが、その中でも、特徴的な庭園をいくつか見て行きましょう。

◇鳥羽離宮
 鳥羽離宮(とばりきゅう)は、11世紀、院の近臣である藤原季綱が鳥羽の別邸を白河上皇に献上しました。およそ80年間にわたり造営されましたが、離宮としては現存していません。今日では、鳥羽上皇が利用していました鳥羽離宮の東殿が、安楽寿院としてその姿を見ることができます。邸内に自らの墓所として三重の塔を中心とした安楽寿院を造営したのです。
 ここは、平安京の南、現在の京都市南区上鳥羽、伏見区下鳥羽・竹田・中島の付近で、朱雀大路の延長線上にありました。鴨川と桂川の合流地点で、風光明媚な土地にあり、従来からも別荘地として知られています。
 この地に東西1.5キロメートル、南北1キロメートルの区域を占めた離宮が造営されました。池は東西6町、南北8町あり、池に数個の中島が浮かんでいました。白河院が自慢にしていた庭園で、池を中心に南殿、北殿などの住宅と安楽寿院などの堂塔が同居した浄土形式の構成でした。
 12世紀から14世紀頃まで代々の上皇により使用されていた院御所で、鳥羽殿(とばどの)・城南離宮(じょうなんりきゅう)とも呼ばれていました。
 鳥羽離宮は、南殿・泉殿・北殿・馬場殿・東殿・田中殿などから構成されています。それぞれの御所には、御堂が付属していました。
 安楽寿院の木造阿弥陀如来坐像などが国の重要文化財に指定されているほか、1977年から1991年までの発掘調査で発見された出土品300点以上が「鳥羽離宮金剛心院跡出土品」として、京都市指定有形文化財に指定されています。

◇平泉の浄土式庭園
 浄土形式の建築と庭は、12世紀初期には、京都だけではなく、遠く離れた東北の平泉にも造られ、今も庭園の遺跡をとどめています。
 中尊寺や藤原基衡のつくった毛越寺は、比較的原形をとどめ、新たに石組みも発掘されています。また基衡の夫人がつくった観自在王院、娘のつくった白水阿弥陀堂は、庭園を発掘復原して公開されています。

◇そのほかの浄土式庭園
 そのほかに特筆すべき庭園としては、藤原道長の法成寺、藤原頼通の平等院などが挙げられます。また阿弥陀堂の東面に池が掘られるという浄瑠璃寺も忘れることができません。
 平安時代中期には池亭をはじめとして法界寺、法勝寺、末期には鳥羽院殿、法金剛院、円成寺、法住寺殿、鎌倉時代には永福寺(ようふくじ)、北山殿、称名寺など、多数あると言えます。

(【Wikipedia】、重森完途氏・コトバンクを参照して作成)

■ 日本を代表する庭園        
      都道府県別    

 

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

 ■ カシャリ! ひとり旅



ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【心 de 経営】『書話力』を高める 7101 「結論から話す」では話術の達人になれない

2024-11-07 12:03:00 | 【心 de 経営】 表現力を高める

  【心 de 経営】『書話力』を高める 7101 「結論から話す」では話術の達人になれない     


 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。
■【あたりまえ経営のすすめ】3 すべてのビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル
  時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思います。
 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じてきたことを、ビジネスパーソンに共通する面を中心にお話しています。
■3-700 「書話」とは何か? ビジネス表現力を身につける

 「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
 しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
 この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
  
 
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
 
 711 「結論から話す」では話術の達人になれない
 ビジネスパーソン向けの「話し方」や「プレゼンテーション」に関する書物やセミナーなどでは、「結論から話す」ということがあたり前の技法と考えられています。
 「時は金なり。ビジネスでは、時間が勝負である」ので、報連相では、まず結論から述べ、そこにある背景や、その結論に至った経緯を述べることにより、自分を解ってもらえるのであると説かれます。確かに、上司に報告する時などでは、相手の立場を考え、結論を伝えることは重要です。
 しかし、人が話をする場合には、必ずしも報連相だけではありません。従って「結論から話す」という法則を、金科玉条のごとく守り、それを実行することで、すべてのことで、うまく行くのでしょうか。

 自分ひとりで独り言を言う時を除いては、話をする時には相手がいます。では、話をするということはどのようなケースがあるのでしょうか。話というのは、立場によって異なってきます。
 わたくしのような経営コンサルタントという仕事をしている者にとっては、講師としてテーマに基づいて何かを説明するというようなことが一般的です。「本日は、○○についてお話します。これを身につけて、△△がスムーズにできるようになっていただきたいという願いでお話をさせていただきます」というように、話の目的をまず話すようにします。
 それにより、聴き手は、こちらの話を俯瞰的に見ながら、いま、どの部分を話しているのかを理解しやすくなります。
 話をする場合には、どの様な目的で話すのか、どの様なニーズを持った人に対して話すのか、これをもとにストーリーづくりをして話を始めます。

 落語家さんなどは人を楽しませることが目的です。聞き手を楽しませる場合の話し方というのは、話の内容に応じてではありますが、話し手自身が明るく振る舞ったり、快活なしたりする必要があります。もし、落語家さんが、沈んだ調子で話し始めたら、内容がどれほど愉快なものであっても人を喜ばせることにはなりません。
 同じ芸人さんでも、講談師の場合には、相手をさせるような話し方をしなければならないでしょう。結婚式などのお祝いごとの話をする場合も聞き手に感動与える話し方が求められます。感動やその時の気持ちがあとまで残るようにするためには、例えば聞き手を感激させ、奮い立たせるような話し方が必要となります。具体的な事例をオリコんだりしますと清水よく残るでしょう。印象づけ大きくするためにはにおいとか味のような五感を上手に表現すると効果的です。また言葉だけではなくジェスチャーなども上手に取り入れますと効果的です。

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月6日 ◇初対面の人との会話切り出し法 ◇人間性について ◇雑談

2024-11-07 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月6日 ◇初対面の人との会話切り出し法 ◇人間性について ◇雑談 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

11月6日

 アメリカ大統領選挙は、トランプ氏の当選確実が早々に発表されました。

 当初は、接戦のために結果が出るまで時間がかかるという予想でしたが、主要選挙区でハリス氏の大敗が明確になったことから、早い時期に当確が解ったようです。

 どの様な世界情勢になるのか、トランプ氏に、その舵取りができるのか、日本では、処々で心配の声が上がっているようです。

 毎週のように招聘される経営者・管理職の集まりで、ミニセミナーを依頼されました。

 最近は、雑談ができない人が目立ってきたり、日本語が乱れていたりすることから、わたくしのブログ「美しい日本語」に関心が高まってきていることが嬉しいです。

■ 18 初対面の人との会話導入法 A927

 初めてあった人との会話は、何を切り口にするのかが決まるまでは大変です。

 相手のことを知りたいがために、「尋問調」になってしまうことがしばしばあります。

 話がスムーズに始まらない場合には、私は、まず、自分のことを話すようにします。

 相手がビジネスパーソンであれば、なぜ経営コンサルタントになったのかとか、経営コンサルタントをやっていての失敗談などを話すようにします。

 相手が、女性で、ビジネスにはあまり興味がなさそうな人の場合には、「犬・猫、どっち派」を切り口にしたり、早朝ウォーキングで見つけた草花や動物の話などをしたりします。

 しかし、前者の場合に、よく失敗するのが、自分のことばかりをしゃべりすぎてしまうことです。尋問口調もよくないですが、しゃべりすぎはさらによくないと、自分自身には言いきかせています。しかし、切りのよいところを見つけられなくて、しゃべり続けてしまうことが時々あります。

 禁句は、人の悪口などは当然のことですが、政治や宗教は、御法度にしています。


 これらで、スムーズに打ち解けられればしめたものですが、その切り口がいずれもうまく行かないことがありましたり、適切な切り口が見つからなかったりすることもあります。

 その様な場合に、昔から言われています「木戸にたてかけし衣食住」という言葉を思い出します。

 き 気候
 ど 道楽、趣味
 に ニュース
 た 旅
 て 天気、テレビ
 か 家族・家庭
 け 健康
 し 仕事
 衣 衣服、流行
 食 食事・グルメ
 住 住居・建物、住所による特性


 話題と共に、心がけていることとしては、相手が雑談にあまり乗り気でないときには、あまり雄弁にならない程度に、上記のテーマから、差し障りのないことをお話しするようにしています。

 自分が商社マン時代に海外に行くことが多かったですので、その時の話、特に面白かったり、珍しかったりする体験や失敗談などを話します。旅行好きですので、スマホに入っている写真などを見せながら、話をすることもあります。

 面会している場所の雰囲気に合わせてテーマ選びやしゃべり方も必要です。また、相手が、ゆっくりしゃべる人の場合には、こちらもゆっくりとしたペースで話すようにしています。

 平素から、話材をためておくことも必要ですね。

■【今日のおすすめ】

 【知り得情報】 雑談にも事前準備をするビジネスパーソン

 人脈作りの名手は、雑談に長けている

 私の経験からも、これは当を得た名言と考えます。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

  ■【今日は何の日】 11月7日 知恵の日  「知識」と「知恵」と「智恵」

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

  リンカーンデイに人間性について考えさせられる b06

 アメリカのワシントンDCを訪れた方は、おそらくリンカーン・メモリアルを訪れたと思います。

  あのあごひげをはやした像は、記憶に残りますね。

  子供の頃、リンカーンの伝記を読んだことがあります。

  奴隷という言葉が現実に結びつかないものの、やってはいけないことなのだというような認識程度でした。

  風と共に去りぬなどの映画を見て始めて、それが人間性を無視した行為として認識を強められました。

  それがひとつの契機となって「相手の人格を尊重する」ということが私の生き方の中で重みを増してきました。

ところが現実の世界では、自分があって、周囲に他の人が存在するということを無視するといいますか、無関心と言った方がよろしいでしょうか、それがあたり前のようになってきてしまっています。

  例えば、狭い歩道を歩いているときに前方から横に並んで歩いてきても、横に避けて道を譲ると言うことをしません。

  おそらく、こちらに対して無関心なために、避けるという行為に結びつかないのでしょう。

  あるいは、相手が避けてあたり前と思っているのでしょうか。

 寂しい世の中ですね。

◆ 虚構の平穏は、全ての人の信頼を失う

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 目の前に、自分が嫌いな虫が群れをなして、ウジャウジャとしていたら、ファーブルのような人は喜ぶかもしれませんが、大半の人は、そこから目をそらしてしまうでしょう。

 トラブルは、上述の虫の群れのようなもので、人は、目の前の問題を避けるために、見て見ぬ振りをしてしまうことがあります。

 そこまで行かないまでも、トラブルを度の合った眼鏡で直視すると、トラブルが、トラブルとしてクッキリと見えてしまうので、度の甘い眼鏡で見たくなってしまいます。そして、自分自身をごまかして、お茶を濁そうとしがちです。

 良薬は口に苦し

 信頼できる人であれば、見て見ぬ振りをせず、「度の甘い眼鏡をかけて見るのではなく、キチンと検眼された眼鏡で直視しなさい」と厳しくアドバイスをしてくれるでしょう。すなわち、現実から、目を背けるのではなく、キチンと直面しなさいと、厳しく言ってくれるはずです。

 本来、信頼できる人の言葉は、「良薬」のはずです。

 ところが、自分のことを思って厳しく言ってくれる人の言葉には、耳に蓋をしたくなります。受け入れることもなかなかできないのではないでしょうか。

 しかし、再三のアドバイスを熟考しないで、その諫言を受け入れようとしないと、ついには、何も言わずにその人は去って行くでしょう。その様な人は概して、去って行った人の価値の大きさを理解できず、大きな財産を失い、機会損失を起こしていることに気がつかないのです。

 失ったものの大きさを理解できないから、「あのブドウは酸っぱい」とイソップ寓話の狐になってしまうのです。

 その人との関係を修復しようと三顧の礼を尽くそうという気持ちも起こらないのです。

 その様なアドバイスをしてくれる人や、諫言していくれる部下がいないと、イージーな方向に逃げたくなるのが、人の性といえます。

 度の甘い眼鏡に替えたり、モノサシを、自分の都合のよいモノサシに取り替えて測定し、「自分の考えは間違えていない」「自分は正しいことをしている」と思いたくなります。

 自分でも、逃避と解っていながら、欺瞞であることが解っていながら自分を納得させようとしがちです。

   民主主義は、多数でものごとを決定するので、合理的な判断方法だと思っている人が大半かもしれません。

 しかし、判断基準が「多数決」というモノサシであることが落とし穴です。

 少数派や声が小さい人が正しい判断をしているかもしれません。しかし、多数決で決めたのだからといって、「それが正しい判断である」と思い込みたがるのが人の常です。

 小学生の頃、先生が「愚かな人による多数決を”衆愚政治”という」と教えてくれました。

 企業や組織のトップは、社員や組織の構成員の意見を聴くべきであるということは間違っていません。

 しかし、その声が、正しい判断に基づく声なのかどうかを、適切に見極め、自分の考えを決められなければなりません。

 多数決で、ものごとを決めるのであれば、リーダーは要らないことになります。リーダーシップという言葉も不要です。

 しかし、民主主義が正しいと信じ込んでいる人に、衆愚政治の話をしても、衆愚政治の問題点を理解することはできないでしょう。

 一方で、衆愚政治の問題点を理解できていながら、そこで決定したことに反することをして、トラブルが発生することから目をそらしたがるリーダーも多いことでしょう。

 少数派の「それでも地球は回っている」という声を、耳を塞いで、意図して聞こうとしないのでは、正しい政治はできません。

 企業や組織のリーダーであれば、多数決にこだわっては、リーダーシップを発揮できません。自分が信ずる正しい決断をすべきです。

 もし、トラブルを避けるために周囲の人の言うことに振り回されていることが、民主主義であると考え、それが多数決の原則に則しているので正しい判断であると、自分を信じ込ませようと、自分自身を欺瞞的に納得させようするのであれば、社員やその構成員は、そのリーダーを結果的には信頼しなくなるでしょう。

 企業や組織のトップは、八方美人的なやり方は通用しないのです。それどころかリーダーとしての信頼が失墜し、ひいては、自分自身がリーダーの座から引きずり降ろされることさえ懸念されます。

 人の言うことに振り回され、その場の取り繕いを求めることは、本質的な問題解決ではありません。表面的な取り繕いをしているだけですので、周囲の人の目には、その問題点が見えています。次第に、その様なリーダーに対する信頼は薄らぐでしょう。

 すなわち「虚構の平穏は、全ての人の信頼を失う」ことに帰結してしまうのです。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。


■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db


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■【季節 一口情報】 二十四節気  07 立冬 朝夕の寒さが厳しくなる頃

2024-11-07 07:03:00 | 【話材】 季節

 

  【季節 一口情報】 二十四節気  07 立冬 朝夕の寒さが厳しくなる頃

 

お節介焼き経営コンサルタント」が、経営やコンサルティングに関する情報だけではなく、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。

「日本には四季がある」といいます。それに伴い、四季を表すいろいろな言葉もあります。二十四節気は、四季を感ずる契機となります。それらの中から、話材になるような、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。

■07 立冬 朝夕の寒さが厳しくなる頃 (年により日付が異なる) 


 立冬(りっとう)は、二十四節気の一つです。暦の上では、日増しに陽射しが弱まり、朝夕の寒さが厳しくなる頃を指し、立冬から冬が始まります。次の節気であります「小雪」の前日までの期間を指します。

 【Wikipedia】によりますと、現在広まっている定気法では太陽黄経が定気法では、太陽黄経が225度のときで11月7日ごろにあたることが多いようです。恒気法では冬至から1年の8分の7(約319.59日)が経過しました。

七十二候 立冬

 初候  山茶始開(つばきはじめてひらく)   山茶花が咲き始める

 次候  地始凍(ちはじめてこおる)        大地が凍り始める

 末候  金盞香(きんせんかさく)         水仙の花が咲く

 

■ 二十四節気とは

 二十四節気は、中国の戦国時代にの頃、季節を春夏秋冬の四季に等区分し、季節を表す暦のようなものとして考案されました。

 二十四節気は、一年を四等分し、さらにそれぞれを三等分し、一年を12の「節気」としました。されにそれを12の「中気」に分類し、各々に、季節を表す名前がつけられました。

 二十四節気は、機械的に等分したので、季節の現状に近い、太陰暦とも季節感がずれてしまっています。生活上は、不便ですので、暦と季節のずれを補正した太陰太陽暦を用いることになりました。

 そこで、日本では、二十四節気のほかに、土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの「雑節」と呼ばれる、日本独自の季節の区分を採用しています。 

 旧暦には、これらが記載されていますが、月例であります「1朔日間(およそ29.5日)」が太陽暦とズレるために、二十四節気の日付は、毎年異なってしまうのです。その誤差は、許容範囲といえるのか、四立や八節に加えて、各気各候に応じた自然の特徴がついかされていて、これを「七十二候」としています。二十四節気をさらに約5日ずつに分けた区分です。これらは、農事暦として今日でも使われています。

 

◆【季節 一口情報】バックナンバー ←クリック


【経営コンサルタントの育成と資格付与】

 

since 1951 特定非営利活動法人・日本経営士協会

 

 日本経営士協会は、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。

 詳しくは、サイトでご覧下さい。 

 

  https://www.jmca.or.jp/


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■【今日は何の日】 11月7日 知恵の日  「知識」と「知恵」と「智恵」

2024-11-07 00:03:00 | 【今日は何の日11月】

 

  【今日は何の日】 11月7日 知恵の日  「知識」と「知恵」と「智恵」

 

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ 知恵の日  「知恵」と「智恵」
 
 11月7日は「知恵の日」です。朝日新聞社が1988(昭和63)年に「朝日現代用語“知恵蔵”」を発刊したことを記念して制定しました。
  
 私の論文に「企業を持続的に成長させる共用智」というのがあります。その一節より
  
 「知」とは、「ある事項について知っていること(広辞苑)」である。同様に、「智」は「物事を理解し、是非・善悪を弁別する心の作用」とある。仏教では「とは、一般の分別・判断・認識の作用」であり、「とは、高次の宗教的叡知の意味に用いる」とある。
 このことから、洗練された「知識」を「智識」と表記する。この「智識」は、「正しく教え導く作用を起こすもの」である。
 成功の体験も良いが、「失敗は成功の母」ということばは智恵を得るにはぴったりの言葉である。智識を行動に変化させ、成否にかかわらず、行動を通じてそれを智恵に昇華することができるのだ。
  
 この論文の先で「知恵」と「智恵」の違いについても記述していますが、上述の「知」と「智」の違いに基づき定義付けをしました。別の機会にご紹介できると思います。
  
 「智恵」というのは、知識や経験をベースにし、実体験を通じて熟成して行くものです。一長一短にしてはできないのです。
  
 企業においては、Wikipediaのような集合知を、その企業独自のものとして構築していく中で、その企業における智恵となるのです。その智恵を全社員が使えるようにしたものが「共用智」です。
  
 共用智は、その会社の財産です。共用智が豊かであるほど、その企業のレベルは高いものなります。経営コンサルタントとしての35年の経験の中で、共用智構築を、私自身のコンサルティングの核として進めてきました。
  
 共用智を持つ企業は、持続的な成長ができるのです。急激な成長では、企業内にゆがみができてしまいます。智恵の蓄積という地道な活動を通した成長は持続力を身につけられるのです。
  
 一見抽象的な「共用智」の重要性を理解できる経営者・管理職は、残念ながら少ないのです。先般、経営コンサルタントを対象とした研修会の中でも理解できない人が多数いたのは残念です。
  
 理解していただけるような話し方の私にも責任の一端がありそうですね。
 
 
 ちなみに、2008年以降は紙媒体での提供を休止し、インターネット上で提供に移行しているようです。
 

(ドアノブ)

【経営者・管理職の皆様へお勧めブログ】 

 ◇ 心 de 経営                 

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【カシャリ!ひとり旅】 佐賀県 吉野ヶ里歴史公園3 北内郭

2024-11-06 17:03:00 | 【カシャリ!ひとり旅】 九州

  【カシャリ!ひとり旅】 佐賀県 吉野ヶ里歴史公園3 北内郭 

  若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが<笑い>、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 下手の横好きで続けていますが、その一環で訪れた名所旧跡・庭園等を順次紹介してまいりたいと思います。

 

 
   佐賀県       
 
 
 吉野ヶ里歴史公園は神埼市(旧神崎町、旧千代田町、旧脊振村)と、吉野ヶ里町(旧三田川町、旧東脊振村)にまたがった公園です。  https://www.yoshinogari.jp/
 
 佐賀県の工業団地造成計画の中で、遺跡が見つかり、その価値が認識された結果、昭和61年に本格的な発掘調査が始められました。
 弥生時代の優れた文化的資産を復元し、発掘物を展示しています。あたかも弥生時代にタイムスリップするがごとく再現されています。
 弥生時代といえども、その中のいつ頃で、それがどのような時代だったのかを推測し、各建物の目的を考えての復元は至難の業ではなかったでしょうか。


 

 カシャリ! ひとり旅 


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【お節介焼き情報】 難解用語を解ったつもりになっていないか 765

2024-11-06 12:03:00 | 【話材】 お節介焼き情報

【お節介焼き情報 難解用語を解ったつもりになっていないか 765

お節介焼き経営コンサルタント」が、経営やコンサルティングに関する情報だけではなく、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。

 それらの中から、直ぐにお役に立つような、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。

 難解用語を解ったつもりになっていないか 765.
 2015年9月25日に国連総会で採択された、SDGs(Sustainable Development Goals)ですが、お恥ずかしくて言えないで来ていますが、今ひとつピンときません。日本語では「持続可能な開発目標」であるということは解ります。
 私にとってモヤモヤしている原因が、どうやら「Sustainable」という、あまり身近でない言葉に原因があると思います。
 「sustainable」の意味は、Bingで検索しますと、以下のように出ています。
  一定時間継続できる
  支持・防衛することができる
  一定の割合・レベルで維持することができる
 しかし、単語の意味を再確認したにもかかわらず、まだ、ストンときません。
 ところが、最近の辞書には、「sustainable」の項の最後に「天然資源の枯渇を避け、生態系のバランスを保つ」という意味が追加されています。これを見て、「なるほど」と合点が行きかけました。しかし、では、なぜ「sustainable」の本来の意味とは経路が異なる、この意味が付け加えられたのでしょうか。
 要は、国連総会で審議するにあたって適切な用語がありませんので、「sustainable」の上述3番目の「一定の割合・レベルで維持することができる」という意味合いから、拡大解釈して援用したのではないかという、見当外れかも知れませんが、勝手な理由付けを私自身がしました。
 この「決めつけ」で納得できたわけではなく、なんとなくまだモヤモヤしています。

 上例のように、「何となくこのようなことである」というふうに、概念を示す言葉をわかったような気になってしまっていることが多いような気がします。私達は、ある概念について、厳密な意味・解釈を知らなくても、理解のプロセスをキチンと経ず、あやふやなまま、解ったつもりになってしまう「つもり症候群」に陥ることが多いのではないでしょうか。
 このような、難解用語だけではなく、別の当ブログ記事で記述しましたように「経営とは何か」というような身近な言葉でも、解ったつもりになってしまっているのです。ですから、「それは何に?」という、幼児の質問に対して、回答できないことが多いのです。
 まず、「平易な言葉で話す」ということは、けっして恥ずかしいことではないというを認識することが肝要です。「難しい話を、平易な言葉で語れることこそが『賢さの証明』である」のです。
 平素から、目にするさまざまな用語を、平易な言葉で説明できるかどうかを自問自答することが、自らの理解度を把握するバロメータになるのではないでしょうか。とりわけ、私達のようなコンサルタント・士業は、「このことは、いつか、どこかで、誰かに話す可能性がある」という意識を持っているべきです。それにより「難解用語も身近な言葉もわかったつもりの意味知らず」という過ちを犯さなくてすみます。みっともない姿を、クライアントをはじめ、他の人にさらさずに済むのではないでしょうか。
 コンサルタント・士業が、他人様の前でお話をするという『アウトプット』を重ねる毎に、このような見えない力をつけてゆけるのではないでしょうか。その結果、『納得していただいやすいコミュニケーション能力や表現力』を磨きながら、身につけることに繋がると考えます。

【経営コンサルタントへの道】

 


 
  長い経営コンサルタント経歴の基、書かれたページで、経営コンサルタントになるひとの60%ものの人が目を通しています。
 

 


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月5日 ◇江戸の大酒飲み大会 ◇美しい日本語

2024-11-06 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月5日 ◇江戸の大酒飲み大会 ◇カシャリひとり旅 カメラと私 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

11月5日

 アメリカ大統領選挙が行われました。

 民主ハリスと共和トランプが事前予測でも、ほぼ横一列。

 結果が出るまで数週間かかるというマスコミの予想です。

 かねてから興味を持っていた江戸庶民の生活、江戸から学ぶことが多く、時々、江戸に関する書籍を手に取ります。

 映像制作の合間の気分転換になりました。

◆【杉浦日向子の江戸塾】 江戸の大酒飲み大会 22

 江戸時代に「武蔵野」という大きな杯がありました。ススキを前景にした満月が描かれていました。この杯は一升以上もの酒が入るのです。満月にススキという図柄から「野見尽くせぬ」・・・・・「飲み尽くせぬ」というしゃれが込められているのです。

 相撲取りが優勝したときに飲む大杯を連想して、その大きさをイメージしてください。

 この大杯を使って、八升五合もの酒を飲んだという記録があります。ただし、真偽の程はわかりません。

 日本酒だけではなく、焼酎もあり、実は「アラキ」今日では「アラック」と呼ばれているウォツカもありました。ロシアから北前船が運んできたのです。

 北前船が運んだ昆布ですが、これはロシアでは海に生える雑草ですので、日本漁船が昆布を採るとそのお礼のようにしてウォツカが提供されてようです。当時は鎖国政策が採られていたので、ビジネスとしての代金は取れませんが、ウォツカが対価の一種であったといえます。すなわち、鎖国下での貿易が行われていたのです。

 この酒のみ大会には、武士も町人も、誰もが参加できます。スポンサーが付いた催しものなので参加費などとみみっちいことは言わず、飲み放題です。当然スポンサーはその話題作りのためにお金を出すのですから、結果が発表されるときにはスポンサーの屋号が入ります。

 ちなみに「北前船」は当ブログでも紹介したことがありますが、江戸時代の中期以降、明治時代初期にかけて日本海を廻ってのビジネスです。船主は、船を持った移動販売船といったところで、商品の仕入や船の運航など、全てのリスクを負っていました。すなわち、運輸業ではないということになるのです。

 商品は主に北海道や北東北から調達し、途中寄港しながら、下関を回って「大坂」(今日の「大阪」)まで運んで売りさばきました。

 帰りは、空船で変えるのではなく塩や酒など関西地方の物資を運んでビジネスをしたのです。

■ 「杉浦日向子の江戸塾」バックナンバー ←クリック

 杉浦日向子女史の江戸塾は、江戸時代のエコ生活から飽食時代を迎えている我々に大きな示唆を与えてくれます。

■【今日のおすすめ】

 ■【お節介焼き情報】カシャリ!一人旅 三溪園 神奈川を代表する名園

 原三渓が、贅を尽くした、横浜市にある本格的な築山池泉廻遊式庭園で、機会があれば是非訪れることをお勧めします。

 庭園めぐりの旅の経験は、まだまだ不充分ですが、贅を尽くした庭園というのは、それなりに奥深さを感じます。

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

  写真と私 b05

 私とカメラとの出会いといいますと、子供の頃の日光写真とピンホールカメラでしょうか。

 日光写真というのは、モノクロのフィルムに相当する、当時はセロファン紙に印刷されたものを、印画紙と重ねて日光に当てると、印刷された画像が印画紙に現れるというものでした。

 定着していませんので、時間経過とともに真っ黒になってしまいます。

 ピンホールカメラというのは、箱に針穴をあけ、針穴をレンズ代わりにしてフィルムに撮影するおもちゃです。

 ピンホールカメラは芸術写真にも使われますので、おもちゃではなく器械というべきでしょう。

 しかし、私のは、厚紙の箱を利用した手作りですので、おもちゃの域を出ていませんでした。

 私のこれらの経験は、印画紙が、時間経過とともに黒くなってしまうので、それが納得できませんでした。

 小学生の頃、雑誌の付録についたカメラがあります。

 曲がりなりにもレンズもついていました。

 それだけではなく、フィルムに印画紙、現像液と定着液がついていたのです。

 しかし、2枚分くらいしか付いてこないので、一度で終わってしまいました。

 その様なあるとき、叔父が中古のカメラを入手し、それを使わせてもらうようになりました。

 現像や焼き付けを写真屋さんに出すのでは、小遣いがすぐに亡くなってしまうのが悩みでした。

 小遣いを貯めて、現像用のバットを買ったのを契機に、焼き付け期などを買い増しして、押し入れ現像室からわたしと写真の第二ステージが始まりました。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

  >> もっと見る

 

■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 


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■【今日は何の日】 11月6日 お見合い記念日 その始まりと歴史

2024-11-06 00:03:00 | 【今日は何の日11月】

 

  【今日は何の日】 11月6日 お見合い記念日 その始まりと歴史

 

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ お見合い記念日 その始まりと歴史

 1947(昭和22)年11月6日、東京の多摩川河畔で集団お見合いが開催されたことを記念して記念日が制定されました。

 戦時中は、国内に男性が少なく、女性が結婚相手を見つけるのが大変な時代でした。

 結婚紹介雑誌で応募した、戦争のために婚期を逃してしまった人達が会場に集まって相手探しをしたそうです。

 近年、結婚をしない人が増えてきていると言います。それぞれの人に考えがあることですが、結婚する人が減ると人口減少につながり、国力低下をきたすことが懸念されます。

 結婚する人が減少してきているのは、子育て環境が整っていないことが最大の理由と言われています。

 理由がわかっているのですから、その対策を打ちやすいはずです。本気になって、その対策を打とうとする政府の政策姿勢が問題のように思えます。

■ リンカーンデイ
 
 今年も余すところ55にちとなりました。11月6日はアブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln、1809~1865)が、1860年のアメリカ大統領選挙で、共和党初代となる第16代大統領に選ばれました。
 
 奴隷制に反対し、これが契機で南部9州が連邦を離脱し、後に南北戦争に繋がるのです。
 
 では、奴隷制に反対する契機は何だったのか、子供の頃読んだ伝記を思い出すと、たしかミシシッピー川で船による運送業をやっていと記憶しています。おそらく、その時に南部での黒人奴隷の売買現場を見たのではないかと思います。
 
 民主主義の本質を表すということから、誰もが知っている「人民の人民による人民のための政治(government of the people,                by the people, for the people)は、1863年11月19日にゲティスバーグで戦没者国立墓地開所式での短い「ゲティスバーグ演説」と呼ばれる挨拶のなかの言葉です。
 
 1865年4月14日劇場で観劇中、北軍に属した俳優ブースに至近距離から銃撃されて、56歳の生涯を終えました。同伴していた奥さんにはつらい事件ですが、奥さんが身近にいて息を引き取れたことは不幸中の幸いと私は思います。
 
 因みに、林間とは無関係ですが、この日は「戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー(International Day for Preventing                the Exploitation of the Environment in War and Armed Conflict)」でもあります。
 
 戦争の悲惨さを考えると、この国際デーの精神である勃発防止、早期終結を願います。

(ドアノブ)

趣味・旅行のブログ

 


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