初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ニッコール50㍉・F1、4

2011年08月25日 22時09分10秒 | Weblog


銀塩カメラ用レンズの話を思い出しました

カメラ先進国ドイツに見習って

日本も輸出の平和産業として

カメラ製造に乗りだしたころです



カメラメーカーの日本光学がニコンカメラと

ニッコールレンズを作っていました



ニッコール50ミリF1、4が発売されました

60数年前つまり私が高校生のごろです



このレンズの開放F値についてツァイスから

クレームがつきました



このニッコールレンズF1、4が発売されるまでは

ゾナー50ミリF1、5が世界で一番明るいレンズでした



それが日本製のニッコール50ミリレンズで

0、1明るくなったのです



ゾナーF1、5とニッコールF1、4は

同じだという言い分でした



レンズの絞りの数値Fは、そのレンズの口径と

焦点距離の比ですから数字の上ではニッコールのほうに

0、1の差はあったのでしょう



違うメーカーのレンズが2つあって

それぞれ同じ焦点距離、同じF値でも

それぞれのレンズの構成、枚数の違いで

透過する光の量は違ってきます

同じF値、同じ焦点距離の2つのレンズでも

AレンズはBレンズより

少し暗いとか明るいとか云われます

… … …

それで一時、レンズのF値から離れて

レンズの透過光を計って

T絞りが提唱されたことがありました