初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

イーストマンカラー登場

2022年08月29日 21時52分24秒 | Weblog


新しく始まったテレビで

映画館の入場者が、減りはじめした。

当時の映画は時代劇、現代劇とありますが、

どちらも、モノクロ(白黒)画面でした。

映画に比べて少し鮮明度が劣るテレビ画面も

モノクロ(白黒)画面です。

ー ー ー

映画はテレビ画面と差別化を

はかるために、天然色映画化が

考えられますが、費用のかかる

テクニカラー方式は無理でした。

ー ー ー

新しいカラーフィルムが

出来たらしいという

ニュースが流れてきました。

アメリカのフィルムメーカーの

コダック社が、

イーストマン・カラーが

出来たというのでした。




新しい動画のテレビジョン

2022年08月26日 21時21分55秒 | Weblog


テクニカラー方式の天然色映画は

予算の潤沢なハリウッドでは

制作可能でしたが、

ハリウッド以外の映画会社では

制作出来なかったようでした。

ー ー ー

我が国の映画界では、富士フイルムを

使った、松竹大船の二本の天然色映画

以外、制作されませんでした。

ー ー ー

動画が映画館だけでなく

新しくテレビとして

家庭へ入ってきました。

この、あたらしいテレビは

映画館では見られなかった

毎日の新しいニュースを

動画で放映されました。

また、座談会、天気予報、

スポーツ番組など、

新しい動画もありました。

ー ー ー

電車に乗って映画館へ

動画を見に行かなくても

新しいテレビの動画が

家庭で見える時代になりました。





テクニカラー方式の天然色映画

2022年08月23日 19時15分26秒 | Weblog


日本で初めて天然色映画として

松竹大船の「カルメン故郷に帰る」と

「夏子の冒険」の二作品が制作されましたが

それ以外、制作されませんでした。

ー ー ー

外国では、アグファカラーで

「石の花」がソ連で制作された

はずです。

それ以外は、ゲバカラーや

フェラニアカラーで

天然色映画が制作されたようですが

私は見ていません。

ー ー ー

当時、天然色映画としては

テクニカラー方式の映画が

標準でした。

しかし、テクニカラー方式では

撮影方式として、赤、緑、青を

担当する白黒フィルムが三本使用する

大型のカメラが必要ですし、後処理も

大変です。従って、予算も大変だったので

しょう。

ー ー ー

私の見た洋画の

天然色映画は

英国のモイラ・シアラー主演の

「赤い靴」。

地上を色彩で、天国を

モノクロ(白黒)画面で描写する

「天国への階段」?。

アメリカ映画では

ダニー・ケイとヴァージニア・メイヨ

出演の「虹を掴む男」。

ビング・クロスビー、グレース・ケリーの

「上流社会」。

トミー・ドーシー、ルイ・アームストロング、

ベニー・グッドマン、ライオネル・ハンプトン、

ダニー・ケイ、ヴァージニア・メイヨの音楽映画

「ヒット・パレード」。

ディズニーのアニメ

「眠れる森の美女」、「ピノキオ」

クラシックの指揮者レオポルト・


ストコフスキーとミッキーマウスが

画面で握手する

「ファンタジア」など。

いずれもテクニカラーでした。







角梨枝子主演の「夏子の冒険」

2022年08月19日 19時10分45秒 | Weblog


松竹大船(しょうちくおおふな)の

天然色映画二作目「夏子の冒険」が

制作公開されました。

今回も富士フイルムが使われました。

前回の「カルメン故郷に帰る」では

全編、野外つまりロケーションのみで

制作されましたが、「夏子の冒険」では

舞台が北海道でしたが、スタジオでの

セット撮影もあったようですが、

私は覚えていせん。


出演俳優さんの主役は

ミスヒロシマ出身の

角梨枝子(スミリエコ)

若原雅夫、東山千栄子など。

ー ー ー

原作はなんと

三島由紀夫でした。

私は、三島ファンでした。

なかでも「金閣寺」は

すばらしい作品でした。

金閣寺放火事件を

題材にしたものでした。

ー ー ー

松竹大船で我が国初の

天然色映画が作られましたが、

「カルメン」「夏子の冒険」の

二作のみで、以後日本で

天然色映画はしばらく

作られていません。





天然色映画二作目「夏子の冒険」

2022年08月15日 19時43分42秒 | Weblog


我が国初めての、天然色映画

「カルメン故郷に帰る」は、

ストーリーも面白く楽しめる映画

でした。

ー ー ー

富士フイルムが技術的バックアップで

制作された天然色映画でしたが

日本にはフィルムメーカーの老舗

小西六(こにしろく)がありました。

この会社ではさくら天然色フィルムが

発売されていました。

この小西六でも天然色映画を

制作したはずですが、何故か

私には、覚えがありません。

ー ー ー

松竹大船で、主演高峯秀子で

木下恵介監督の天然色映画は

興行的に成功したのでしょう。

ー ー ー

翌年、同じく松竹大船で制作される

「夏子の冒険」がありました。

この映画も私は見ています。



国産初の天然色映画「カルメン故郷に帰る」

2022年08月11日 17時46分19秒 | Weblog


アメリカから天然色映画つまり

テクニカラー方式のカラー映画が

どんどん入ってくるのに、刺激されてか

日本でもカラー作品制作があちこちで

検討されていたようでした。

ー ー ー

国産フィルムを使った天然色映画が

松竹大船(おおふな)で制作され公開

されました。

松竹大船は現代劇の撮影所

ですから、ストーリーは現代劇

でした。

ストリッパー・カルメン(高峯秀子)が

故郷へ錦を飾るというと話でした。

監督は木下恵介(きのしたけいすけ)でした。

この国産初の天然色映画の題名は

「カルメン故郷に帰る」でした。

ー ー ー

肝心の天然色映画の撮影フィルムは

富士フイルムが使用されました。

当時、カラーフィルムはリバーサル方式

でした。

富士フイルム側も技術協力があつたのですが

さぞ、大変だったでしょう。

撮影現場は、浅間山山麓のロケーションだけで

スタジオでのセット撮影は無かったようです。

当時のカラーフィルムがデイライト用で

セットの照明に合わせたタングステンタイプが

なかったのかも知れません。

ー ー ー

国産初の天然色映画のストーリーが

現代劇だったので、オールロケーションで

制作できたのでしょう。




天然色映画「風と共に去りぬ」

2022年08月08日 17時20分02秒 | Weblog


アメリカから入ってくる

天然色映画はテクニカラー方式

でした。

テクニカラーは、まずカメラが特別で

白黒フィルムを三本使います。

撮影にこの三本の白黒フィルムが

同時に走るのでカメラの構造は

大げさです。

ー ー ー

話題になった天然色映画には

「風と共に去りぬ」があります。

この優れた色彩のテクニカラー方式映画は

アメリカで作られていました。

制作費が莫大なのか普及しません

ー ー ー

英国で、このテクニカラー方式の

天然色映画「赤い靴」や

「天国への階段」などが制作されました。

ー ー ー

「天国への階段」では、モノクロ(白黒)画面と

天然色画面が混ざった面白い作品でした。

日本では、このテクニカラー方式の天然色映画の

制作はありません。キッと制作費で折り合いが

付かなかったのでしょう。






天然色映画

2022年08月04日 19時46分55秒 | Weblog


新しい動画の世界のはじまりが

テレビ放送です。

動画の世界が家庭で見えるのですから

動画の王者、映画界にとって

脅威でした。

ー ー ー

テレビの登場で街の映画館の

観客が目に見えて減ってきました。

しかし、新しい動画のテレビは

モノクロ(黒白)の画面でした。

日本に入ってくる映画には色彩豊かな

カラー作品がありました。

輸入されるカラー作品を

天然色映画と名付けられていました。

ー ー ー

テレビに対抗して映画が勝つには

制作される映画はカラー作品つまり

天然色映画しかないと、云うことに

なりました。

ー ー ー

当時の天然色映画は輸入される

洋画、アメリカ映画がほとんど

でした。

アメリカ制作の天然色映画は

テクニカラーでした。