東井義雄賞いのちのことば第5回入賞作集を記念館から購入してきました。過去にも一度求めたことがあります。記念館前に止めていた自家用車の中で140ページを一気に読みあげました。
私の心に残った「ことば」は、秀作に選ばれた岐阜市・54歳・後藤順さんの作品です。
「信じるしか、親の役目はない。信じるって、とてもつらいからこそ、ずっと親でいられるかもしれない。」
息子がスーパーの集団万引き五人の一人として疑われたとき、店員はみんなでやったといったが、息子は「やってない」と言い張った。迷ったが脳裏で父の言葉を思い出した。僕も同じ経験をしたが、父は僕の言い訳を徹底的に信じてくれた。嘘であるとか本当であるとか度外視して一緒に泣いてくれた。僕の父の言葉通りに息子の潔白を強く主張した。それ以来、息子との信頼関係が深まった気がする。親とは、子どもを信じてやる存在でしかない。
と書いておられます。
先日観たNHKテレビで日本野球チーム監督の星野仙一さんが部下を育てるくだりの話で、チームの二塁手が相手一塁走者のタッチプレーでタッチしたしないの塁審判定に激怒し二塁手の申告を最後まで守り通したこと、数年経ってその二塁手があの時は信用してもらい親身になって塁審に抗議してもらったことがどれだけ嬉しかったか、と話していました。
会社で部下を育てるも、野球でチーム選手を育てるも、また家庭で子どもを育てるも、上に立つ者や親の役目は一つ、徹底的に信じてやること。
私のこころに残った入賞作品です。
私の心に残った「ことば」は、秀作に選ばれた岐阜市・54歳・後藤順さんの作品です。
「信じるしか、親の役目はない。信じるって、とてもつらいからこそ、ずっと親でいられるかもしれない。」
息子がスーパーの集団万引き五人の一人として疑われたとき、店員はみんなでやったといったが、息子は「やってない」と言い張った。迷ったが脳裏で父の言葉を思い出した。僕も同じ経験をしたが、父は僕の言い訳を徹底的に信じてくれた。嘘であるとか本当であるとか度外視して一緒に泣いてくれた。僕の父の言葉通りに息子の潔白を強く主張した。それ以来、息子との信頼関係が深まった気がする。親とは、子どもを信じてやる存在でしかない。
と書いておられます。
先日観たNHKテレビで日本野球チーム監督の星野仙一さんが部下を育てるくだりの話で、チームの二塁手が相手一塁走者のタッチプレーでタッチしたしないの塁審判定に激怒し二塁手の申告を最後まで守り通したこと、数年経ってその二塁手があの時は信用してもらい親身になって塁審に抗議してもらったことがどれだけ嬉しかったか、と話していました。
会社で部下を育てるも、野球でチーム選手を育てるも、また家庭で子どもを育てるも、上に立つ者や親の役目は一つ、徹底的に信じてやること。
私のこころに残った入賞作品です。