junzirogoo!!!

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中森明菜 「飾りじゃないのよ涙は」 =思い出す音楽 その150=

2023年11月26日 23時11分26秒 | 音楽

今回の動画も、ワーナーミュージック・ジャパンさんの公式の動画です。 
映像のいじり方、加工が1980年代っぽい感じがしますがまさしく1985年のコンサートの動画になります。
バブル全盛にはまだ手前の落ち着いた感じが良いです。
なお、ワーナーさんのサイトでは、中森明菜さんの特設サイトがありますので、詳細な情報をお知りになりたい方は拝見されると良いと思います。


今回は前々回の中森明菜さんから引き続いて、「飾りじゃないのよ涙は」です。
リリースが、1984年11月。レコードでのリリースで翌年4月にリリースされたアルバム「BITTER AND SWEET(ビター・アンド・スウィート)」の先行シングルとして発売されました。作詞作曲は、言わずと知れた井上陽水さん。井上陽水さん自身もこの曲をセルフカバーされました。

リリースされた当時僕は中学1年生だったと思いますが、この曲を聴いて思い出されるのは中学から高校にかけた長めの期間を思い出します。
調べてみると、やはり井上陽水さんが作詞作曲だからなのかは陽水さんに詳しくない僕にはわかりませんが、中森明菜さんの数ある曲の中でこの曲は結構人気らしく、2005年にNHKが実施した「スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜」において、この曲は紅組で14位にランクインされたそうです。
ということは、おそらく1984年にリリースされてからしばらく人気だったものと思われます、そのせいか1988年7月に8cmCDで、同年12月にカセットテープでもリリースされています。
そのような経緯もあり、僕にとって中学から高校の頃の長い記憶を思い出させる曲となっているのかもしれません。

関連リンク。========

中森明菜@X(旧Twitter)


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北朝鮮から飛んできた挑戦。

2023年11月25日 23時55分00秒 | 国際・世界
ダジャレを言っている場合ではないのですが、言わないとやっていられないので、あえてタイトルにしました。

23日に投稿するつもりだったのですが、何もやっていないはずなのに疲れが出まして、今ごろの投稿になっております。そして手短になります。お許しください。

さて、その間にいろいろと判明し韓国やアメリカはまともに動いているのに、日本って国は何なんでしょう?
上記にリンクした記事は韓国の聯合通信のものですが、レイによっていつものように過大に大騒ぎになっている状況を冷静に伝えています。

またアメリカは、
冷静に分析するつもりなのでしょう。

で、日本は、防衛大臣が昨日の時点で、
「何らかの物体が地球を周回していることを確認した」
との認識。

物体」って。

発射された当初、「地球の周回軌道への衛星の投入は確認されていない」としていましたし、発射された後3つに分離されたものの3つ目が「沖縄県宮古島の北400キロ付近の高度およそ450キロまで上昇した所で、レーダーから消失した」って。

もちろん今回、北朝鮮は分離したものを爆破して韓国などの他国に回収されないようにしていたとの情報もありますから、消失=爆破(焼失)という可能性もあります。しかし宮古島に展開している自衛隊は何なのか?とも思いました。限界はあるでしょうが。

それから今回、事前に発射の通告があった後、発射される現地の天候を聞き、これは予告されている日時以前にやっちゃうかも?と思ったら本当にやっちゃいました。
僕みたいな素人でもそう思っていたのに、相手は北朝鮮なのに、その推測はできていなかったのでしょうか?このあたりも疑問です。

さらに韓国は遅くとも23日には今回の発射を「成功」として認識し情報機関が国会に報告しています。
そして翌日の夜にも北朝鮮は正味「弾道ミサイル」を発射し失敗したことを韓国は認識していますが、その報道が日本では「衛星発射」をいつまでも「ミサイル発射」としていたために、僕でも情報がカブって「やっぱり失敗?」と一瞬混乱してしまいました。

また、今回北朝鮮は自ら最初から「軍事偵察衛星」としているのですから、いつもでも懐疑的な推測をせず、もっと積極的な事実認識をしてもらいたいものです。
もういい加減、日本政府として「ミサイル」でも「物体」でもなく「偵察衛星」と認識すべきでしょう。マスコミはもうほとんど「軍事偵察衛星」で報じています。

なぜ、こんなに認識が後手後手なのか?

ことは防衛ですから、明らかにできることとできないことがあるのはわかりますし、同盟国の情報も精査するのもわかりますが、ここまで後手後手になりますか?これじゃ、同盟国からの情報に頼っているし、それが国民に伝わってしまっています。
もっと独自に収集した情報で同盟国と同じ内容になるような(事実はひとつですから同じになるはずですよね)情報収集能力、分析能力を持ってもらいたいです。

韓国ではすでにこの「軍事偵察衛星」について、分析は次のフェーズに進んでいて、有用な水準に達していないとの見方ですが、「(未だ一切公開されていない衛星からの)画像を公開しなければ力量を把握できない 」(韓国・国家情報院)としていて、冷静であり慎重です。

そして、どちらにしても北朝鮮は今回で衛星の打ち上げに成功しその技術を獲得したわけですから、それだけで十分脅威です。ここのところは忘れてはいけないでしょう。
これからいくらでも打ち上げてくる可能性があり、今ひとつだけの偵察衛星でも今後それが4つ以上になれば十分な偵察機能が確立できるそうです。さらなる脅威になるわけです。

であれば、なおさら懐疑的に「ミサイル」だの「物体」と言っている暇はないはずです。
これはまさしく北朝鮮からの挑戦です。
ここまで書いてその挑戦に対して日本と韓国とでは、どちらがちゃんと自国民を守ろうとしているでしょうか?
これでは、日本は今後の軍事増税なんぞを行ってもまともに国民を守れるようにはならないような気がします。
それこそがいちばんの国民の脅威のような気がしてなりません。
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追悼・KAN 「愛は勝つ」 =思い出す音楽 その149=

2023年11月19日 23時21分00秒 | 音楽

今回の動画はYouTubeのKANさんのトピックからです。
動画の素性がよくわかりませんので、後日観られなくなる可能性がありますが、公式の動画が動かないものでしたので、せめて動いているものにしたかったためです。観られなくなったら公式の動画に差し替えるかもしれません。その際はご了承ください。


今回は前回に引き続き中森明菜さんの曲を取り上げる予定だったのですが、急遽予定を変更して、17日に訃報が報じられた、KANさんのご冥福をお祈り申し上げつつ、「愛は勝つ」を取り上げさせていただきます。

初出がこの曲が収録されたアルバム「野球選手が夢だった。」がリリースされた、1990年7月でした。
その後、大阪のFM局FM802(エフエムハチマルニ)で、ヘヴィー・ローテーションされたことがきっかけとなり、同年9月にシングルカットされます。大阪人の僕としてはそれでよく覚えているのかもしれません。

その大阪もバブルの中、この曲はラジオだけでなくテレビもそうでしたし誰もが口ずさみ、替え歌(「必ず最後にチキンカツ~♪」)も聴こえてくるぐらいで、聴こえない日はないぐらいの流行り方でした。
またバイト先の正社員さんが、僕の名前がカンガワなのでKANさんとかけて、よくいじられたりしていました。

当時の僕は写真学校の生徒だった時期で、朝から学校へ行き、夕方からアルバイトで自分の小遣いや写真の資材代を稼ぐ日々でした。
10代最後の2年をいろいろな戸惑いや圧力に苛まれながらも日々を過ごしている中で聴こえてくるこの曲は、どことなく当時の僕を支えてくれていたように思います。
だからこそ、17日に訃報をお伺いし残念感でいっぱいになったのは、単に今年ミュージシャンが多く天上に逝かれた中で、さらに「KANさんも」と思っただけではなかったからでしょう。
もしかすると、この当時の僕自身の心根を大きく支えてくれていたのかもしれません。

そのせいなのか、この当時を最初思い出したのはなぜか1990年の春で、この春が当時いちばん生活環境が変わった時期で、いちばんいろいろな戸惑いや圧力があった時期でした。その少しあと、その年の夏に「愛が勝つ」は世に出たことになるので、少し記憶違いだったことを今回調べてわかったのですが、それでも当時の戸惑いなどの記憶はこの曲とセットになっていて、当時のバブリーな世相も一緒になって、本当にいろいろなことがほとばしるほど思い出され懐かしく初心を取り戻す気持ちになります。
「音楽」って、本当に不思議なものだと思います。

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宝塚歌劇団だけではなく、どこの企業もハラスメントはなかなか認めない。

2023年11月18日 23時55分55秒 | 社会・経済
様々なハラスメントの話が世の中を跋扈しています。
旧統一教会、ジャニーズなど…。

そして、14日には宝塚歌劇団の記者会見がありました。
記者会見から総じてまず感じたのは、あの阪急・宝塚歌劇団でも今の時代そんな程度なのか、という非常に深い残念感でした。
山梨出身の小林一三氏が関西でつくった、阪急電鉄・宝塚歌劇団には僕は若い頃から一定の評価をしていましたが、これにてその気持ちは裏切られた気持ちです。
阪急電鉄の駅員さんの丁寧な対応、車掌さんの丁寧なアナウンス。在阪の鉄道では昔からそのレベルは高かったと思います。
宝塚歌劇団には、実は学生の頃はそんなに評価はしていなかったのですが、旧・宝塚大劇場の最後の公演に仕事で写真を撮影する機会があり、その時の杜けあきさんの引退公演を観ましたが、非常に愉しくレベルも高く「確かにあれだけのファンがいるのにも納得できる」と思ったのです。

しかし、今回の記者会見は今の時代のごくごく一般的な「組織を守る」目的だけに終始しただけのもので、何ら阪急や宝塚歌劇団の「良さ」を微塵も感じることができませんでした。
やはりそれは誰もがそう感じたように亡くなった被害者の遺族にまったくと言っていいほど寄り添っていない内容であったこと。
過重労働は認めつつもパワハラについてはまったく認めない内容に、これまで僕が見聞きしてきた職場でハラスメントがあった時の企業側の逃げや無責任な姿勢とまったく同じだと思いました。
また、今日の報道では調査を担当した弁護士チームが完全な外部弁護士事務所の者ではなかった旨が伝えられましたが、そのあたりも遺族感情を逆なでするもので、調査そのものの中立性・信頼性が疑われるところです。

今回の記者会見で大きな問題と思ったポイントは、
「例えば『うそつき野郎』『やる気がない』といった発言については、すべて伝聞情報であり、そのような発言があったことは確認されていない」
という部分。
伝聞情報というのが、LINE(ライン)の記録のことを指しているのか不明ですが、それを単に「伝聞情報」としているのも疑問ですし、このあたり外部弁護士チームはどのように判断し取り扱ったのかわかりませんが、いずれにしても伝聞情報があるのであれえば、十分にパワハラはあった可能性があると推測されます。それをなぜ事実関係が確認できなかっただけで否定できるのか大きな疑問です。
当事者本人が不利になるのであれば事実は明らかにしないのが人間の心理です。そもそも最初から本当のことを言うはずがありません。極端な話、この場合普通に事実を確認しようとすること自体、非常にお粗末です。
また、ヘアーアイロンでおでこに火傷を負わせた件も「社会通念上、許容される範囲」で済ませていることも疑問があります。
理容師だった母に言わせると、即答で「そんなん故意やろ」と言ってしまいます。つづけて「宝塚の人っておでこ(の髪の毛を)あげて舞台に立つやん、だからなおさらや。(だからこそハラスメントだ)」と。
発言についての伝聞情報も「確認されていない」と逃げ、ヘアーアイロンの件も「社会通念上、許容される範囲」として逃げている姿勢だけで歌劇団が保身に走っていると判断するには十分です。

ここまで遺族に寄り添わず歌劇団側に立った偏った報告を聞くと、本当に外部弁護士チームに調査を依頼したのか?と思いました。現に記者会見にはその弁護士も姿を見せていない。もしかすると、外部弁護士チームに調査を依頼した態で、実は単なる社内調査ではないのか?と思うぐらいでしたが、実際はその外部弁護士の事務所には阪急電鉄のグループ企業の役員が所属していることが明らかになり中立性が疑われています。
どこまでグダグダなんでしょう。

何よりも被害者はパワハラがあったと主張していたわけです。
そして自ら命を絶っているわけです。
それ以上に何の事実を確認する必要があるでしょうか。
この時点で基本的にパワハラはあったものとして、それ前提で企業は動かないといけないはずです。

実は僕は誤解を恐れずに書くと、記者会見前、ひょっとしたら歌劇団はすべて認めて全面謝罪するのではないか?と少しばかり期待していたのです。僕にとってはそれを期待させる企業だったからです。もし、そうしていたら宝塚歌劇団の評価はより一層あがったでしょう。しかしそういう部分においても裏切られ、もちろんその期待は甘かったわけです。
こんなにも保身に走った記者会見の内容となり落胆しました。ある一般紙では宝塚歌劇団のイメージと阪急電鉄の沿線価値の低下を危惧する見出しの記事も見ました。

記者会見で歌劇団は過重労働については認めていますが、見方を変えるとそれも企業組織からのパワハラともとれます。
わずか25歳で業務委託契約となっていたことにも驚きましたが、ほかにもいろいろと労働法的に問題があるようなことばかりでびっくりしました。
過重労働と言われるほど長い労働時間に加えかなり安いと言える給与。まさに宝塚歌劇団への夢につけこんで労働力(俳優としての演技力などの能力も含め)を搾取しているような印象です。いわゆる「好きでやっているんだからタダでもいいでしょ?」的な考え方に近いです。好きでやっているのは単にその仕事をやるきっかけなだけで、労働に対する対価は必ず支払わなければなりません。何を勘違いしているのでしょう。

あと、触れられていない細かいことですが宝塚歌劇団のある同じ宝塚市内に住んでいたことからおそらく徒歩か自転車での通勤だったのかもしれません。そうなると一般的な会社員のように公共交通機関を使う通勤ではなく、使わない通勤になっているとそこに「終電」などとかのタイムリミットもないわけで、これは本当に長時間労働に拍車をかける要素のひとつになりえます。

また夢の実現のため、さらなる飛躍のため、朝から深夜まで演劇漬けだったと思いますが、そこに常に軍隊のような統制だったとも聞きます。そういったことからジャニーズの件と比較されますが、記者会見だけ比較したとしても前提として違うのは、ジャニーズの件はすでに裁判で犯罪が認定された後20年ほど経っていたこと、宝塚歌劇団は今のところはそのような状態に至っていません。宝塚歌劇団はそのような状態に至っていないだけにパワハラを認めなかったと考えられますし、ジャニーズは性加害を認めざるを得ない状況で認めたものの、さらにあのような記者会見になってしまったのはご周知のとおりです。

いずれにしても、ジャニーズ、宝塚歌劇団だけでなく、日本の企業はハラスメント事案に対して被害者が亡くなっていてもそういう態度を取るということです。同時に日本はそういう社会なのです。
だからこそ、いつまで指をくわえて見ているだけではなく、それが間違っていることを多くの人が機会あるごとに言い、伝え、話し、表明し、主張しなければなりません。
マスコミに「マスゴミ」と言う前に、それらを世論であることを知らしめマスコミを動かすことも重要です。

そしてもし被害者になった場合、死なずに状況を訴えたほうがいい。ハラスメント(いじめ)で悪いのは被害者ではなく加害者です。それは明白なことであり、それが徹底的に正しく普通の考えであることを定着していない間違った日本に定着させなければなりません。

それこそが本当の「清く、正しく、美しく」ではありませんか?


いつも読んでいただいている読者の皆様にはすでにわかっていただいていると思っていますが、今回の宝塚歌劇団の件も含め、ジャニーズ、旧統一教会の件もマスコミがどこまで真実を追及するのか注視しています。手ぬるい場合はこのブログも含めいろいろ手段で声をあげていくつもりです。

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中森明菜 「DESIRE -情熱-」 =思い出す音楽 その148=

2023年11月12日 23時32分23秒 | 音楽

今回の動画も、ワーナーミュージック・ジャパンさんの公式の動画です。
個人的には「DESIRE -情熱-」と言えば、あの衣装を思い浮かべるのですが(わかる方は40代以上???)、今回は公式の動画を載せることを優先したかったため、こちらの動画にいたしました。
なお、ワーナーさんのサイトでは、中森明菜さんの特設サイトがありますので、詳細な情報をお知りになりたい方は拝見されると良いと思います。


今回も前回に引き続き、中森明菜さんで「DESIRE(ディザイア) -情熱-」です。
リリースが1986年2月だったんですね。
だったんですね、と書いてしまうのは個人的にこの曲を思い出す記憶が1988年前後にあり、その頃はこの曲が8cmCDでリリースされた時期でそれが契機でテレビなどでよく流れていたのかな?と推測されます。
当時は高校生でした。あまりのインパクトにラジオでオンエアされていたものをカセットテープに録音した記憶があります。
冒頭でも少し触れましたが歌う時の衣装も斬新でした。ボブのウィッグに和装をアレンジしたワンピースっぽい?衣装、そしてハイヒール。これがめちゃカッコ良かった!いかにも中森明菜!っていう感じで。今思い出すと非常に懐かしいです。

最初のアルバム収録は、1987年5月にリリースされたCD限定企画アルバム「CD'87(シーディー'87)」(シーデーじゃないです^^;)です。その後のアルバムでもたびたび新たに録音されています。

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中森明菜@X(旧Twitter)


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旧統一教会の宗教団体としてありえない腹黒さ。

2023年11月11日 23時55分00秒 | 社会・経済
11月10日、細田博之前衆議院議長が死去されました。
ご冥福はお祈りいたしますが、旧統一教会との関係、女性記者に対するセクハラの問題には、ついに十分な説明責任を果たされないままお亡くなりになったことが残念ではあります。
そして、それは同時にマスコミ各社の追及もまた十分ではなかったことのあらわれであり、ご存命なうちにしっかりと追及しなければならないことが重要な点として学ぶ部分ではなかったでしょうか。
また安倍晋三氏にしても、突然あのような凶弾に倒れるわけですから、ジャニー喜多川氏の件と同様に沈黙せず、読者・視聴者のニーズにかかわらず、臭うものにはその時に真実追及、調査報道をし続けていただきたいものです。

さて、話を本題に。
7日、旧統一教会が行った記者会見。
YouTubeで記者会見のノーカット版というものを見ていたのですが、いろいろなところで突っ込みどころ満載でした。
上記の記事は結構控えめな書き方になっていますが、メインは最大100億円の供託金の話だったわけで、同時に教団がいかに自分たちが報道で言われているほど悪くないかを強調することに終始した自分たちの言い分を主張したいだけの不誠実な記者会見だったのではないか、と思いました。
まず、そもそもの供託金最大100億円について、供託金を出そうとするそのものに法的根拠もなく、さらにその制度設計を国に投げ、現在国会で議論されている教団に対する財産保全措置の立法を「必要性は全くない」と平然と否定し同時に国会の議論を否定することまでして、自分たちの財産や組織を守ろうとする腹黒さ。
最大100億円の額面にしても、そもそも文部科学省が解散命令請求の時点で判明させている旧統一教会による被害規模について、民事訴訟や和解、示談を含めて、約204億円に上ると指摘していて、最大100億円では半分にも足りず、正確には60億円から100億円と言っているわけですからさらに少なくしようとする魂胆が見え隠れします。
もっと言えば教団側が嫌っている集団交渉を申し入れている全国統一教会被害対策弁護団 (全国世界平和統一家庭連合被害対策弁護団、以下:全国統一教会対策弁護団とします)によれば、潜在的な被害額は1200億円以上とも言われています。
これは、日本の教団が持っている資産が1000億円以上と言われており(今回の記者会見でも質問があったが明らかにされず)、これを保全する措置が国会で議論されているわけですが、被害額がこれを上回る可能性があり、教団からすれば、100億円で済めば安いもの、という目論見も見え隠れもします。
それと、田中会長は全国統一教会対策弁護団が「集団交渉という形でこだわり続け」ることをことさら強調されていましたが、「個人(被害者)」対「団体(教団)」の交渉事の際に、被害者が他にも多くいるのであれば、集団交渉になるのは当然のことで、そのまま「個人」対「団体」で交渉をするのであればそもそも交渉として「対等」ではありません。教団の一信徒が言っているのであればまだしも、宗教団体のトップとしてそんなこともわからないのでしょうか?世の中や社会を知らなさすぎではないでしょうか。もしくは組織防衛のために知らないふりをしているのでしょうか。だとしたら非常に小さい。そんなトップをかかえていることもまた宗教団体らしくないです。ましてやこれまで「個人」対「団体」の手法で被害者の皆さんを騙してきたのではありませんか。被害者の皆さんはもうその手にはのらないでしょう。
まさにこれだけの被害者・被害額が推定できるのであれば集団交渉しかこの問題を正しく解決する道はありません。

また、記者会見の中で田中会長はいかにも「自分たち教団側が被害者」のように受け取れる発言が何度かありました。
全国統一教会対策弁護団が集団交渉にこだわり続けていることに関して発言している時にも、献金の返金を申し入れた124人中99人の皆様に関しての調査の回答を今年5月から5回にわたって回答を返しているのに無視し続けていると発言がありましたが、それは全国統一教会対策弁護団が申し入れている直接の話し合いを頑なに拒否し、教団の「違法行為」や「組織的不法行為」などを見当たらないと言い捨て、所持している献金受領の記録も一切開示せず、過去の民事裁判例ですでに教団の責任が確定している争点も含めてすべて争うなど極めて不誠実な対応を取り続けていたために全国統一教会対策弁護団は集団調停を申し立てざるを得なかったわけで、交渉が滞っている原因はまさに教団側にあるわけです。(全国統一教会対策弁護団の声明より)
それと、このブログでも数回にわたって取り上げている安倍元首相銃撃事件について、それ以降の報道によって献金の返金要請が増えたことを、いかにも(過大な)報道による(風評的)被害と言いたげな雰囲気に僕には見えました。
事件以降、約1年4か月の間に、合計664件、約44億円の返金要請に応じてきたと会見で言っていますが、全体でどれぐらいの件数と金額の返金要請があったのか?そのうちの何%に応じられているのか?の肝心なことにもちゃんと触れず、あとの記者との質疑応答の中で約44億円の約1.2~3倍の数字での返金要請の金額と述べるにとどめていました。この点での本当の誠実さは返金要請の全体の何%に応じられているのか?で初めてわかるのであって、その数字を明らかにしないこと自体もう不誠実で明らかにされている数字はまやかしでしかありません。

他にもいろいろ不誠実を指摘できることはあるのですが、特に「被害者が不明確、被害額も不明確」という田中会長の発言は先に書きました教団自身が所持しているはずの献金受領の記録を開示しないなど、教団の全国統一教会対策弁護団に対する誠実さがあれば早急にハッキリできうるはずのことで、まさに自分たちの不誠実さでさらにこのような発言となり不誠実の上塗りをやっていること自体にも気づかれていないのでしょうか?
被害者とは被害があったことが証明されれば被害者のはずですし、それはこの場合教団側が認めたり判断することではありません。
それと、「お詫び」はしても「謝罪」はしないという論理はどこかで似た発言を聞いたような気がしましたが、これは記者会見で終始、田中会長が組織として悪いことをしたのではなく組織の末端・現場での説明不足・誤解で起こっていて教団組織としての責任はないとの認識で貫かれていましたが、旧統一教会には「万物復帰」の教えがあります。さらにそれに対して教団からの献金の対する要請は猛烈なものがあり、それは組織として行われなければ起きえないようなことばかりで、このあたりのことは有田芳生さんの著書にもいろいろなケースが書かれていますし、記者会見後の有田さんのX(旧Twitter)のポストにも触れられていました。このあたりのことに触れないのも不誠実です。

最後に今回の記者会見自体についても不誠実さが際立ちました。
朝日新聞の記者さんが質疑応答で質問されていましたが、今回の記者会見は1時間の時間制限(最終的には30分だけ延長)があり、招待制で鈴木エイトさんなど11名のフリーのジャーナリストなどは「会場が満席」などの理由で出席を断られていたそうです。これも誠実さがあれば、長らく取材しておられるジャーナリストを率先して招待するか(そんなことは今の教団には考えられませんが)、何とか席を用意しました、ともったいぶってでも出席させるべきでしょうし、誠実にちゃんとした記者会見をするつもりなのであれば会場に入れるべきジャーナリストです。
また会場の件で前回の会長の記者会見を民間のホテルで行った時に起こった一部ジャーナリストの抗議を「暴動」と言っている点も気になりました。これもそもそもは前回の記者会見時に一部記者の参加を記者会見の会場入口で断っていたためで、この発言も不誠実に不誠実さを上塗りしているだけです。

世の中、宗教団体はとかく「経済団体」と言われる部分もありますが、特にこの旧統一教会についてはその側面が強烈です。
通常、世の中の人々に手を差し伸べ救済するのが宗教団体だとすれば、旧統一教会の場合は信徒が教団を救済させるような、まったくの逆の構図に見えます。これも特に「万物復帰」の教えがあるからで、そもそもはこれがなくならない限り旧統一教会の被害者は今後も増える可能性があります。つまり解散命令請求が裁判所で認められ解散命令が出たとしても税制上の優遇がなくなるだけであって、場合によっては税金を取られた分、被害がさらに増える可能性もあるわけです。
そのようにその教えや経済的な部分を重視するあまりに態度として出る教団の組織や財産を守ろうとする姿勢が、宗教団体としてあるまじき行為に出る原因であって、今回の記者会見でもそのトップが不誠実な発言の数々を重ねてしまうこと自体がそもそも宗教団体ではないような疑念を招いているわけで、はっきりわかりやすく一言で言えば宗教団体なのに「せこい」に尽きるように思います。
だからこそ、解散命令が税制上の優遇が受けれなくなるだけの話で信教の自由に矛盾しないのに、「信教の自由、法の支配の観点から到底受け入れることはできない。今後も法的主張をしっかり貫いていく」と言ってしまうのでしょう。

やはり本来「宗教団体」であれば、そもそもこのような人数の被害を訴える人達は出てこないでしょうし、出てきたとしても自分たちの株を上げるのであれば、もっと寛容に対応するだろうと僕は考えます。自分たちの宗教活動が認められなかった結果として自らを戒めるでしょう。しかしながら、旧統一教会はそうではなく、解散命令請求には争い、被害者にはそのすべてを被害者と認めず、不明確という態度を取り、法律に基づいて仕事をする弁護士に頑なに不誠実な対応を取るのです。
これだけで十分、加害しているのに加害の意識がないと受け取れますし、本質的にこの世の中に存在するべき宗教団体ではないように思います。
まずは解散命令請求が認められ解散命令が出るべきでしょう。それ以後も国家権力による特に教団の経済活動に対する監視が必要です。政治家が癒着している場合ではありません!
最後にこれに関連し、毎日新聞の11日に更新されている記事をリンクしておきます。
(本文一部加筆修正しました。2023.11.12)

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中森明菜 「北ウイング」 =思い出す音楽 その147=

2023年11月05日 23時48分48秒 | 音楽

今回の動画は、ワーナーミュージック・ジャパンさんの公式の動画です。
フルコーラスではないようですが、当時の雰囲気が伝わってきます。
懐かしいですね、1991年で約30年前です。
ワーナーさんのサイトでは、中森明菜さんの特設サイトがありますので、詳細な情報をお知りになりたい方は拝見されると良いと思います。


今月8日に発売される作曲家・林哲司さんのデビュー50周年記念企画トリビュートアルバム「Saudade」に収録されたのに伴い、先日少しだけテレビなどで公開され話題になった、中森明菜さんのセルフカバー「北ウイング-CLASSIC-」
今回はこちらでもこの「北ウイング」を取り上げたいと思います。
元々の「北ウイング」のリリースは、1984年1月(1日、元旦です)
同年5月にリリースされたアルバム「ANNIVERSARY(アニバーサリー)」の先行シングルとしてのリリースでした。
当時、僕は小学校6年生でした。中森明菜さんのことは知っており、友人か誰かがファンでした。それゆえ社会人になるまで中森明菜さんの存在感みたいなものはずっと感じていて、でも、なぜかガラスのようにすぐに壊れてしまいそうなイメージを持っていました。「少女A」のイメージがインパクトありすぎだったのかもしれません、当時小学生ですし。

中森明菜さんについては、今年6月から7月にかけてこの「思い出す音楽」シリーズで4回ほど取り上げておりますが、それ以降、ネット上で昔からのファンの皆様でしょうか、いろいろと記事や動画を観たり聞いたりしておりまして、そして今回セルフカバーの情報も来まして、僕のブログ記事が機運を高めるのに一役買ったかと思っております(←そんなわけねーだろ!)

体調が良くなってきているのであれば、少しずつで良いので音楽活動を本格的やってもらうために、ここは俄然応援したい!と再び記事を書いて取り上げさせていただいた次第です。
それにしても、今回のセルフカバーの動画、


もちろん一部分ですが、非常に深みがあり優しい声で今の中森明菜そのものが出ていて、その声の深みがこれまでの人生の深みさえを感じさせ、非常に美しく素晴らしいのです。

これは、もっと聴きたい!

と思いました!今の中森明菜さんの歌声を聴きたい!!
新曲でももちろん他の曲のセルフカバーでも良いので、アルバム一枚出ないですかね?非常に期待してしまいます。いつまでも待ちたいですね。


中森明菜@X(旧Twitter)


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本当に「先送り」できない課題。

2023年11月04日 22時35分15秒 | 政治
この記事、毎日新聞にしては記事の本文が短くびっくりしたんですが、そんなことはさておき、不勉強な者で、先日から「減税、減税、減税」とニュースで聞くのは今年の年末調整などで何かしてくれるんだと思っていたら、そうではなくて来年の話というので、「は?何それ?」と思っていたのが正直なところです。

その状態でこの時の会見での「今は先送りできない課題に一意専心取り組んでいく。」との発言に思わず、

じゃぁ、なんで減税は来年やねん?

と、突っ込んでしまったのは僕だけでしょうか。
給付金も年内から年明けにかけて「緊急的な生活支援」として低所得者世帯に一世帯7万円あるようですが、これも先に給付していた3万円にプラスして合計で10万円になるような意図らしく、これもじゃぁ、3万円渡す時に一緒に渡してもいいんじゃないのか、と思ったのは僕だけでしょうか。
コロナ禍の時もあの約3年の間に給付金は10万円だけですよ。
日本円にして約15万円を3回給付したのは、アメリカでしたっけ。

そのアメリカの言いなりに「国家安全保障戦略」を構築するため、防衛費を増やすため、いずれ増税するわけでしょう。勝手なものです。
どうせなら、とことんアメリカの言いなりに、アメリカのマネをすれば良いでしょう。アメリカ並みに給付金出せば良いのに。

それに、自民党の議員さんは未だに「デフレ、デフレ、デフレ」と言いますが、今のこの状態、インフレでしょう。そのあたりも庶民感覚と「自民感覚」にズレを感じます。

それと、先ほどの「今は先送りできない課題に一意専心取り組んでいく。」の発言の後に、「それ以外のことは考えていない」と続きますが、「それ以外」の大切なこともちゃんと考えていただきたいですね。
総理大臣は経済のことだけを考えていれば良いわけではなく、「それ以外」の外交や社会保障などのことも考えないといけないのです。
あ、考えているんですかね、防衛のこと。

どちらにしてもズレています。
もしかすると、本当に「先送り」できない課題は、このような政治家や岸田首相の庶民感覚とのズレなのかもしれません。できうる限り早くこのズレを縮めていくか、もしくはズレの少ない政治家たちに政権を担ってもらわないといけません。

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文化の日に。(2023年)

2023年11月03日 23時45分00秒 | Weblog
今日は良い天気だったのはいいんですが、暑かったです。
11月なのに夏日とか、どういうことなんでしょう。
やっぱり異常気象、地球温暖化を意識してしまいます。

特に何か書く必要はなかったんですが、祝日ですし投稿しておこうか、と。
ということで、
こういう時にこそ、関連サイトの紹介です。

まず、なんといってもこれです。文化の日でもありますし。
「PHOTO::junzirog」
わたくしの過去の写真作品をアップしているサイトです。
一応、これがキモです。
ご高覧のほど、よろしくお願い申し上げます。
リンク先で、「いいね」していただけるとうれしいです。


それと、SNS関係。
Instagram
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11月になりました。(2023年)

2023年11月01日 21時12分21秒 | 日記・エッセイ・コラム
とうとう11月です。
そんな印象を持ちます。
今月と来月で終わりなんですよ、今年。

つい先日、(高橋)幸宏さんがお亡くなりになったような気がしてなりません。
鮎川誠さん、信藤三雄さん、松本零士さん、そして、坂本龍一さん、ほかにももっと。
最近でも、谷村新司さん、もんたよしのりさん。

こんなにも人の死に敏感になった年もこれまでなかったのではないかと思います。
こんなにも昔から興味のあった先人の皆様が多く亡くなられた年もなかったと思います。
残念感が極まりない。

それと、自分より歳の若い方が亡くなられることも多かったです。それも優秀な方ばかりです。
なぜ、優秀な人ばかり、良い人ばかりが先に逝ってしまうのか。
優秀だからこそ現世での修行を終え天上より結願したと認められたからなのか、そして、自分はまだまだ修行が足りないのだろう、と想う日々。

であれば、いっそのこと前向きに修行にいそしみたいと思います。
まだ生きているのですから、亡くなった人の分も精一杯生きたい、生かせていただきたい。
残りも少なくなった今年、今月も頑張らせていただきます。
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