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さくらんぼ

2014年05月11日 | Weblog
これは、薔薇(ばら)科、サクラ属の「さくらんぼ」である。この「さくらんぼ」は、散歩の途中、知り合いの農家の庭先の木にたわわになっていたものである。その農家とは、旧知の間柄であるが、庭先に「さくらんぼ」があるというのは今まで知らなかった。いま「サクランボ」と言えば、山形の佐藤錦とか、スーパーで売っている真っ赤なアメリカンチェリー位しか知らなかったのだが、サクランボの種類を調べると沢山あるということが分かった。佐藤錦は、勿論のこと、紅秀峰、高砂、ナポレオン、北光(水門)、紅さやか、南陽、香夏錦、正光錦、紅てまり、大将錦、ジャボレー、月山錦、豊錦(ゆたかにしき)そしてアメリカンチェリーなどである。写真の「さくらんぼ」は、少し小ぶりで何という種類かよく分からないが食べてみたら大変美味しかったのである。





さくらんぼ・薔薇(ばら)科。
・学名 Prunus pseudo-cerasus
     (暖地桜桃)
  Prunus avium
     (西洋実桜)

   Prunus : サクラ属
   pseudo-cerasus :
     cerasus(セイヨウミザクラ)
     に似た
 Prunus(プラナス)は、
 ラテン古名の
 「plum(すもも)」が語源。

・一般に「さくらんぼ」というと、
 山形県などが特産地の
 「佐藤錦」などのことを指すが、
 街中ではほとんど見かけない。
 街中でよく見かけるのは、
 「暖地桜桃(だんちおうとう)」の木。

 ■「佐藤錦」など
  (さとうにしき)

  「西洋実桜
   (せいようみざくら)」。
   山形県などが特産。
   実が大きい。
   花は4月頃に咲き、
   5~6月頃に実がなる。
   別名「桜桃(おうとう)」。

 ■「暖地桜桃」
  (だんちおうとう)

   街中でよく見かける。
   実は「佐藤錦」などよりは
   小さい。 
   花は3月頃に咲き、
   5月頃に実がなる。
   別名
   「中国実桜(ちゅうごくみざくら)」
   「支那実桜(しなみざくら)」。

・「さくらんぼ」の読みは、
 漢字の「桜坊」が語源、
 とのことらしい。

・花海棠(はなかいどう)のつぼみは
 さくらんぼに似ている。

・山形県の県の木(さくらんぼ)。
      (「佐藤錦」など)

・「桜桃(おうとう)」について。

 太宰治(だざいおさむ)の命日
  (亡くなったのが
   1948年6月19日 なので
   命日は 毎年 6月19日)は、
 「桜桃忌(おうとうき)」
 と呼ばれるが、
 この「桜桃」はさくらんぼ を指す。
 「桜桃」と書いて
 「ゆすらうめ」とも読むが、
 これは別の木。
  → 桜桃(ゆすらうめ)

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:カザグルマ、クレマチス   花言葉:心の美しさ、高潔

  今日の一首:人住まぬ家の垣根の風車盛んに咲けりいさぎよきまで  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)