会報いしかり
第128号(令和 3年 12月26日)
いしかり手打ちそば同好会 初版発行:平成20年9月13日
〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256
URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo
2021年もコロナに始まり、コロナで終わろうとしています。
当会のイベントもコロナ禍の中で、石狩公民館まつりや石狩文化祭、幌加内新そば祭りなど、
大きなイベントはすべて中止となりましたが、3月14日、15日の三段位認定会や4月24日の初・二段位の認定会、
サッポロさとらんどそば教室、石狩市町内会のお土産そばなど、
会員皆様のご協力を得ながら工夫を凝らしながら実施しました。心から感謝申し上げます。
この状況中で当会の役員会や全麺協北海道支部の事業に新しい試みとしてZoomを使った講習会、
withコロナにおける認定会などを実施しました。
コロナ禍の中でも「何とかしよう」という人間の知恵が新しい時代を築いていく過渡期を垣間見ているようです。
コロナ禍の前の日常には戻らないと考えています。新しい時代の日常がこれから来ると思っています。
当会は「手打ちそば」という先人たちが創り出した約500年続いく手技を、後世に伝えることを使命の一つと考えていますので、
新しい時代が来てもこの手技を次代にバトンタッチする活動を行っていく所存です。
来る2022年は、当会の20周年を迎えます。また、我々の聖地“石狩公民館”が移転します。
2002年、前会長の佐藤昭さんと23名が“札幌手打ちそば愛好会石狩支部”として立ち上げ、石狩公民館を拠点に、
いろんなイベントを行いながら、石狩市民などに認知されている団体となりました。
役員会では20周年記念の事業を考えていますので、会員皆様の一層のご協力をお願いし、
年末のご挨拶といたします。感謝!
前号からのつづき四段位合格者の喜びの声です。
“四段位への再挑戦”
原田 典子
2年前、四段位を受験し粗挽き粉を初めて体験し、水回し並びに延しなどの難しさを痛感しました。
結果は不合格でしたが、私としてはいい経験をしたと思っています。
昨年度はコロナ過のため認定会は中止となり落胆しました。
今年度、四段位の認定会を実施すると聞き正直迷っていましたが、
主人から自分で受験するという気持ちがなかったら受験するなとも言われ、
自分の中で格闘し再度挑戦してみようと思い、挑戦することに決めました。
今回の受験に対し藤田会長さん並びに吉岡教務部長さんをはじめたくさんあります方々からご指導いただき、
それと2年前の反省点を自分なりに思い出しながら日々研鑽をしたのですが、
試験当日は2年前と同じく水回しで失敗し、思うようにはいかずまた不合格と思っていましたが、
合格通知がついた時は本当に嬉しかったです。今は、普通粉で楽しく打っています(すごく楽です……)。
最後になりますが、私たち夫婦はいしかりの会員となっていますが、
ここ数年、例会やイベントにも参加もしていないので幽霊会員みたいですが、
今後ともよろしくお願いいたします。
“四段位認定を心して”
高橋 清好
令和3年元旦 四段位認定の再チャレンジの決意も新たに初詣で氏神様にチャレンジ目標を祈願しました。
実践目標を私の座右の銘である“勇断なき人は事を為す能(あた)わず”としました。
そのため
① 鍛錬場所の確保(知人事務所2階)
② 従前の指導を教訓に水回しなど各プロセスを正しく理解
③ DVDで藤田会長、志摩部長…etcの打ち方を研究
④ 段位認定審査項目を意識しての練習を実践目標に据えた。
しかし、同好会が企画した特訓は、新型コロナウイルス緊急事態宣言で、早々に中止となってしまい
、志を成就するためには自主練に集中あるのみ決意して、最後まで執念を持ち後悔のないよう日々精進しました。
会長をはじめ、教務部長、特訓の指導者、特訓の仲間、
例会等々の皆さまのご指導の下悲願達成できましたことに心から深くお礼と感謝を申し上げます。
“前を向き続けた五年間”
加藤 宏一
合格通知が届き「良かった」のひと言です。
「ありがとう いしかり手打ちそば同好会」
振り返って見ると2017年幌加内、2018年北竜、2年続けての不合格が悔しくて……此の儘では終われない。
絶対次回は合格を強い意志をもって目指し、自分の弱点の「延し」、「切り」を繰り返し、基本からやり直しの練習を始めました。
残念なことにコロナ過で認定会が2年連続で中止になり自分にとって逆に、
この時間が心身ともにゆとりが出来て、モチベーション向上に繋がりました。
コロナ過で充分な特訓が出来ず、毎日模範ビデオを繰り返し観ながらの自主練習で、少しずつリズム感が湧いてきました。
10月から特訓再開で日増しに体が動くように「水回し」、「延し」、「切り」に力みなく特訓終了できました。
只時間内に実技終了の拳手が心配でした。
会長始め、吉岡教務部長の特訓計画、指導員の皆様の手厚いご指導で念願だった四段位認定証を手にすることが出来ました。
ありがとうございました。
これからは、会の皆様と地域の交流で仲間づくり、自分を磨き美味しいそばを求め、前に進んで活きます。
お知らせ
〇 令和3年新規会員紹介
今年の新規会員を紹介します。
三上芳信さん(2月)、中村富光さん(4月)、山下正志さん(4月)、
松井道枝さん(11月)、北村清彦さん(11月)の以上5名です。よろしくお願いします。
〇 全麺協指導員三級任用講習会
四段位の方たちの活躍の場として「三段位講習会」の講師として任用するものです。
これは将来認定会の審査員は五段位が担うこととなることが背景にあります。
講師になるには「指導員三級任用講習会」を受講し、全麺協本部に登録をされた方が対象となります。
講習会は令和4年3月20日苫小牧市で開催の予定です。
〇 市民そば打ち教室終わる
連続講座として行っている市民そば打ち教室(全麺協認証そば道場事業)が12月18日に卒業式を行い、
終了証として“二級認定証”を授与しました。
仕上げとして12月30日に当会の工房で“年越しそば”を打つ予定です。
来年もこの教室に参加するという意見もありました。なお参加すると一級に認定されます。
〇 サッポロさとらんどそば教室終了
10月17日から始まりましたサッポロさとらんどそば教室が12月19日終了しました。
来年1月16日には“さとの冬まつり”が催されますので、ご協力をお願いします。