かぶれの世界(新)

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新聞を逆から読む

2021-10-21 21:06:49 | 日記・エッセイ・コラム
逆から読むとは特に深い意味はない、文字通り新聞の最後のページから読むということだ。普段の天邪鬼で皮肉っぽい私ならの裏の意味があると思われるかもしれないが、そんなことはない。私の場合は購読している日本経済新聞を最後の紙面の文化欄から読み始めるということだ。

何故そんなことをしたか、それは1面が衆院選前半の情勢を報じるもので、私には予想通りで何ら新しい発見のない内容だと思ったからだ。既にテレビ等で見た内容と変わらない、無駄な時間を使いたくないと思ったからだ。注目すべき情勢変化でもあれば別だが、どうもなさそうだった。

読み始めて直ぐに会社勤め時代の私を思い出した。その頃は朝日新聞を購読してた。通常は仕事で遅くなり家族と一緒に食事する時間に帰宅できなかった。帰宅すると居間にいた子供達はチャンネル権を奪われ2階の部屋に行き、私は朝刊を広げテレビを見ながら夕食を取った。子供に今日は何があったとか、勉強はどうだったとか聞きもしない、酷い親だった。

新聞を見る時間は数分程度で第1面を流し見し、スポーツ面と社会面を見て、その後は殆どテレビを見たそうだ。「そうだ」というのは私は記憶がないが家族に指摘されての事で、子供たちが見ていた番組をお笑い番組に勝手に切り替えたという。家内も子供も口を揃えて言うから間違いない。

今日は社会面・テレビ番組表をチラ見したあと特集や証券情報を飛ばし、ビジネス・国際・市場紙面などを普段より詳しく読んだ。次に、オピニオンで梶原氏の新時代の成長に向かう市場の在り方、Iブレマー氏の最近の政治情勢の解説を熟読した。ともにタイムリーな内容で極めて興味深かった。

そこから先の残り5面から1面にゆくに従い、景気・脱炭素・選挙情勢と毎日見かける似たような内容で詳しく読む気にならなかった。重要なテーマには違いないから紙面構成上やむを得ないとは理解するけどつまらない。それでも、朝日新聞(ネット)の記事のタイトルを辿り比べると、日経の方が個人の考えではなく全体像を見せてくれて私には望ましいと感じた。明日は1面から読む。■
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