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やりすぎ男

2024-05-07 15:23:15 | 日記・エッセイ・コラム
昨日友人と食事中に大阪万博の話題になった。私は話を盛り上げようとして前回の大阪万博に横浜と大阪に住むポン友と観に行った。しかし、会場の長い列にうんざりして1時間後には会場を抜けて南紀の白浜温泉に行き温泉芸者と遊んだと自慢げに言い、友人に嫌な顔をして呆れられた。

「若い頃のことだからいいじゃないか」と、言い訳にならない言い訳をした。認知症が出始めた私だが、当時若造だった私にはこの初体験を鮮明に覚えている。多分同行した友人は覚えていないだろうが、ボーナスが出たばかりの私が旅館で3人分の費用を払い、東京に戻る交通費がギリギリしか残っていなかった。後にも先にも他人の遊興費を払ったのはこの時だけだ。

今や当時の友人とメールのやり取りをするのは同窓会の連絡事項だけだ。同窓会だから当然だろうが、私のような好い加減な内容のメールをやり取りをする人は誰もいない。クラシック音楽の演奏者になって演奏会の案内の通知とか、今頃になって法科大学院に入学する通知とか。

私から見れば彼らのメールは驚くばかりに生真面目な内容をやり取りする。とても私みたいな不真面目な男は彼らの中に入っていけない。彼らこそやりすぎ男だと私は思うが。

冒頭の友人は私のブログを読んで、高齢者なのにサイクリングや山歩きの距離を延ばそうと私はやりすぎているという。なぜ、万博と芸者遊びとサイクリングが一緒に語られるのかよく分からない。だが、私がやりすぎ男だというのは否定できないと思った。

同時に、同窓会の連中は私が付いて行けないほどやりすぎ男ばかりだなと思った。昔はそうは思わなかったのだが。■

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