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天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】「僕のワンダフル・ジャーニー」「いぬやしき」@16~17作目

2020年08月19日 | 映画感想
映画館に行く気になれない。
少なくとも学生の夏休みが終わるまでは怖くて映画館に入る気がしない。
でも映画観たい…と、思っててふと気付いた。自分は何年も前から「amazon Prime」会員だったという事に。

基本映画は映画館で観たい派なんだけど、もうそんな事言ってらんない!という訳で「劇場公開時にスルーしちゃってたけど気になってた作品」を
ここ最近ジワジワ自宅で鑑賞するようになりましたとさ!ってな感じで、とりあえずレビュー2本行きます♪
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「僕のワンダフル・ジャーニー」

2016年に公開されて大ヒットしたワンコ映画「僕のワンダフル・ライフ」の続編(劇場公開は2019年)
因みに「ワンダフル・ライフ」も未見。だったら先に一作目観とけよ!と自分でも思うんだけどamazon Primeの無料配信リストに出てこなかったんだよしゃーねーだろ^^;

あらすじ
愛する飼い主のイーサン(デニス・クエイド)に会うために50年で3回生まれ変わり、ようやく再会した犬のベイリーは、イーサンと彼の妻ハンナ(マージ・ヘルゲンバーガー)と一緒に農場で暮らしていた。ある日、孫娘CJの母親グロリア(ベティ・ギルピン)が娘と一緒に出て行ってしまう。
悲嘆に暮れるイーサンとハンナを見たベイリーは、ある決意をする。(Yahoo!Movieから丸パク)

転生モノです。
しかも人が転生するんじゃなくてワンコが転生を繰り返す。このルールは前作からまんま引き継いでいる模様。だって続編だしねw
という訳で本作でずーっとナレーションをしている「俺」=「犬のベイリー」、数回転生する内に雌犬になってるパターンもあるけど声はずっと野太い俺様ワンコ。
イーサンと暮らしていた犬のベイリーが、今際の際で愛するイーサンから「どうかCJ(イーサンの孫娘)を守ってやってくれ」と頼まれて「ほいキタ合点承知の助!」と言わんばかりに転生を繰り返しながらその時々の成長過程のCJと巡り会ってCJを助けようと必死になって生きている。
1回だけほぼ巡り会えずに犬生の最後の方で一瞬だけCJと出会うだけで終わる回もあるんだけど、それもまあ転生モノとしてアリな展開。

CJの人生にずっと寄り添ってるのは犬のベイリーだけじゃなくて幼馴染みの華僑系男子・トレント君もいる。
彼は裕福な華僑のご子息で、更にご本人自身すこぶる学業優秀なハイスペック男子。アル中×アバズレ×ネグレストのトリプルコンボのおかん・グロリアに振り回されまくるド底辺女子CJとは月とスッポン状態なんだが、子供の頃から何故かトレント君とは気が合うらしく(つーかトレント君は明らかにCJ狙いw)いつもCJのピンチの時に傍に居る。
そんな彼の人生の一大ピンチをCJが見抜くエピソードは秀逸だった。(あの犬が足をクロスさせて座る仕草を見てCJがハッとするシーンはグッと来た!)
このエピソードは後に「自分の人生にずっと寄り添ってくれていたワンコはじーちゃんちのベイリーが転生したからだったんだ!」と閃くきっかけにもなっていて上手い。

ワンコ飼った事がある人なら勿論、フツーに犬好き・動物好きな人なら本作観てウルッと来ない訳がない。
ラストシーンは…あの「虹の橋」伝説になぞらえていると考えていいんですよね?誰が観ても心温まる話ですわー本作に吠える人ってほぼ人扱いでしょ(苦笑)

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「いぬやしき」

奥浩哉氏の同名タイトル人気コミックの実写映画化。(劇場公開2018年)、原作コミック未読です。
当時劇場で予告編観て「わ!佐藤健君が出てるぅ(萌)」とは思ったんだけど、まず予告編からして余りにも荒唐無稽過ぎて正直ドン引き…という訳でスルーしちゃった。

あらすじ
定年を控えるうだつが上がらない会社員・犬屋敷壱郎(木梨憲武)は謎の事故に巻き込まれ、目が覚めると見た目は変わらず、体の中はサイボーグになっていた。超人的な能力を手にしたことを自覚した彼は、その力を人のために使うことで存在意義を見いだすようになる。一方、犬屋敷と同様の事故で同じ能力を備えた高校生・獅子神皓(佐藤健)は、敵対する人間を全て消し去りたいと考え……。(Yahoo!Movieから丸パク)

ノリちゃんが案外上手い!w
正直予告編観た時に「えーノリちゃんが主人公?なんかー今ひとつパッとしない気がするぅー」と思ってたんだけど、いやいや上手いよハマってるわ!
しかも意外にいい身体してるし!途中から半裸になるシーンがあるんだけど案外身体作ってるなーと思った。ま、佐藤健君の方が全然いい身体なんだけどー♪^^

で、佐藤健君が本作で完全なるヒールを演じている。かなり珍しいパターンだと思う。
勿論完全無欠な悪人なんて世の中に存在するハズも無く、佐藤健君演じる「獅子神」も母親思い&友達思いの本当は気持ちの優しい青年なんだけど、でもこの理不尽な世の中に思うところがあって鬱屈した気持ちをどこかにぶつける事で自分が解放されていくような快感を得てしまい、それがどんどん暴走していく、という感じ。
人は全知全能を得ると何を選択するのか。犬屋敷は人の命を助ける正義のヒーローになる事を望み、そして獅子神は人の死を司り弄ぶ「悪神」になる事を望んだ。
同じ能力を手に入れた2人が全く真逆の選択をするというのがなかなか面白いと思った。

映画後半はずっと「犬屋敷 VS 獅子神」のバトルシーンが中心。邦画でも最近はなかなか面白い絵が作れるようになったなーと思う。単純に楽しめた。
獅子神が「ネットという匿名である事で好き勝手やれる」という「無責任な悪意」に晒された事でどんどん悪に覚醒していく姿がある意味心地良く感じてしまう。
最近でも子役上がりの女優さんがネット上で叩かれまくって殺害予告までされた事で裁判所を通して個人特定→損害賠償までやったとかニュースになってましたけど、個人特定が難しいネット上だからって何発言しても許される・バレやしないと思ってんのか頭沸いたヤツが世の中多過ぎてヘドが出ますわな。
そういう意味でも「佐藤健君いいぞもっとやれ!(カッコイイは正義✨)」とうっかり思ってしまった私も相当ネットに毒されてるクチ(苦笑)

おとんが実はサイボーグだと知ってしまった長女は今後どーすんだ?とチラッと思ったけどw、まずまずいい終わり方してたと思います。これなら劇場で観た方が良かったなー
コメント
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