食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

前立腺がん

2014-05-23 08:51:02 | 日記
 サンデー毎日が、「 渡辺淳一さんの死去で再注目 」と題し、前立腺がんを特集していた。前立腺がん、、、人間の色恋を描ききった作家の最期にふさわしいような気がする( プレイボーイと前立腺がんの関係ってあるのかな? )  記事内容から、、、、欧米人は昔から前立腺がんでなくなる人が多かったが、我が国では、1950年代にはほとんどおらず、「 日本人は前立腺がんにはかからない 」といわれていたほど。近年、このがんの急増要因は、食生活の欧米化により、お肉を食べたり乳製品を多く取ったりすることで、摂取カロリーに占める脂肪の割合が増えていることのよう( まずい、、、あてはまる、、、)。前立腺がんのナチュラルヒストリーは20 ~ 30代で芽が出て、60 ~ 70代でやっと花開くというように、非常に進行が遅いのが特徴。。。症状はかなり進行するまでは表れないとのこと 。さらに、近年、PAS検査の普及により、前立腺がんの早期発見が可能になっており、この検査を奨励していた。。。。    私ごとで恐縮ですが、6,7年前、自宅採血によるPAS検査で、とんでもない異常値があらわれ、この抜き差しならぬ事態に死を覚悟し、泌尿器科をたずねた。 先生は、困惑ぎみの表情で、「 順説的に申し上げますと、このご年齢で、この異常値って、前例がないんです。学会でもそのような報告を聞いたことありません。 失礼ですが、採血される前、射精されましたか?」診療室の一角に空気がはりつめた。 、、、、、「 、、、、、、」 一瞬後、顔から火が出た。。。同時に( 助かった、、)という開放感に包まれる。。。「すみません、自慰した直後に採血しました 」。。。  看護師さん達との距離が遠ざかる。。彼女たちの残忍な視線を感じた。。。。世の男性への御忠告です。  PAS検査をされる場合、射精した直後の採血はやめましょう。 私と同じ轍を踏むことになります。

葵祭

2014-05-16 09:29:46 | 日記
昨夜、とんねるずの、きたなトランを途中で観飽き、NHKニュースに代えると、京都、葵祭に関する内容を放映していた。 平安絵巻さながらに、華やかな宮廷の行列が京都の街を練り歩く葵祭。。。それにかかせない( というか、それがメイン )葵が激減し、祭りの施行が危ぶまれる状態になっていた。その危機を救おうと、静岡市葵区の小学生が立ち上がったのだ。葵つながりで、数年前、ほんの数株の葵を、京都・上賀茂神社から分けてもらった。それを、数百株にも増やすことができ、葵祭当日の朝、京都に送り届けた。 日本の、美しい伝統文化に浸りたい外国人達で沿道は埋め尽くされている。そこに、子供たちが作った葵に彩られる十二単絵巻が吸い込まれていく。。。この経緯に秘められた感動に、ほんの数分、理屈抜きで一人陶酔することができた。。。伝統・文化は、一度火が途絶えてしまえば、復活させるのが難しい。だからこそ、国や地方自治体が率先して守っていくべきである。市場原理を導入して、不採算部門から切り捨て、など言語道断だ。 今回の報道のように、外部からの動力源ではなく、芯部からの流れによる伝統の抱擁に対し、いい知れぬ安堵感を抱けた。。。 続いて、出演ゲスト( 堺正章さん、メイク術で多種多様の有名人になりきれる女性、など )の肌触りに惹かれ、ダウンタウンDXを観る。案の定、面白かった。。。。。 主観的にみれば、伝統・文化に対する理解の余地も、贔屓する芸能人の如何と同様だと思う。しかし、上述したように、伝統・文化の生命線・公理はそこではない。   五月中旬、、、季節の風が心地よいほどの湿気を含んでいる。