食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

陰謀

2013-12-04 14:12:33 | 日記
 ケネディの時代、、、、ジョンソンに代わり、ベトナム戦争が深刻化していく前、映画「 アメリカングラフィティ 」で描かれていたように、アメリカが輝いていた最後の時代。。。ケネディの政治的業績、決断で特筆すべきは、冷戦時代、ソ連との一触即発の核戦争の危機に直面しながら、世界平和の構築にまい進したこと。アフリカ系アメリカ人たちに、自由と権利を保障する公民権法案を、議会の反対をおしきって提出したこと。この二点だと思う。 ケネディ暗殺から50年目になる、2013年11月、CNNが、暗殺の真実についての推理を大々的に掲載していた。その中で、「 One JFK conspiracy theory that could be true 」という見出しで、CIA 陰謀説を主張する記事に興味がいった。ジョンソン陰謀説、軍需産業陰謀説、群衆の中の誰かの犯行説、オズワルトの単独犯行で彼自身はその背後に潜む陰謀には気づいていなかったとする説、の可能性を否定し、キューバのカストロ暗殺を強行させようとするCIAとそれを抑止するケネディ、CIAがCIA自体の存亡をかけてケネディを暗殺したとする説をまことしやかに展開していた。文中、何故かマフィア陰謀説にはふれられていなかった。 マフィアの加担で大統領になれたケネディが、手のひらを返すようにマフィア撲滅運動を進めていくなかで、激怒したマフィアが彼を暗殺したとするマフィア陰謀説なら、人間の感情や感傷といった有機的要因にいくらかでも寄りかかれる気がするが、CIA元長官のアレン、ダレス や ジョンソン副大統領(当時)の陰謀となると、その話の大きさに一瞬間、背筋が凍りついてしまう( worst - case - scenario  最悪のケース、、と表現されている )。。。。。。。。さて、話を現代に戻し、TPP 交渉で、アメリカが日本車にかけている輸入関税の撤廃が、協定発効から20年程度先となる公算が大きくなったという。とんでもない話だ。これじゃ、なんのための TPP 参加なのかわからない。なんとしてでもゆずってはいけないと思う。。。。。キャロライン・ケネディ駐日米大使の親日ぶりは傍目から、ほのぼのするし、安堵の空気が伝わってくる。。。ただそれが、日本人の性格、気質を考慮したうえで、TPP交渉をスムーズに遂行していくための、アメリカ政府の陰謀という側面も持ち合わせている気がしてならない。