それゆけ!ぶんぶん一家☆ミ

不器用な3人家族と、ゆかいな仲間たちのブログです。

9/21オープン万葉のみち☆長居植物園♪大阪市東住吉区♪

2014-09-30 05:21:36 | おでかけ

長居って言うとセレッソ?

おいらは長居って言うと、高校1年の時にバイトしてたケンタッキー。

そうじゃなくって、この日の主目的、

9月21日に長居公園の長居植物園内に新しくオープンした『万葉のみち』

開園40周年記念事業らしい。万葉植物を植えこんだ緑道を新たに整備。

緑道沿いの100mにわたって万葉集に詠われた約40種の植物を植え、

季節毎の花を手軽に楽しむスポットになっておるらしい。

ワクワクしながら・・・・。まさか全て花を咲かせてる訳じゃ無いし。

植えこんだばかりだから、小ぶりなのね・・って、言い聞かせながら進むと、

やっと咲いてる。 カメラ持った方々で混雑してる位に、初めての花に感動

それは撫子。

なでしこジャパンは知ってても、撫子の花を知ってる方は、どれ位いらっしゃるでしょう。

『石竹(なでしこ)がその花にもが朝な旦(さ)な手に取り持ちて恋ひぬ日無けむ』

大伴家持が、最愛の人、大伴坂上大嬢に送ったうた。

可愛いお花。

ほい、丁度、秋の七草、咲き誇ってるお花に出会えたよ。

萩。 ここに来るまで、萩って花だったのね。って知らなかった無知な私。

ミヤギノハギって言うんだ。 秋の七草メンバーだな。

『草枕旅行く人も行き触れば にほひぬべくも 咲ける萩かも』

笠金村(かさのかなむら)のおうた。

旅人がゆきづりに触れてしまったら衣にその色がうつってしまう程に鮮やかだと。

こんな小さな花を見て、衣に移るなどと。とっても素敵な感性で。

人工的な色彩が無かったら、絶対、衣に移る程の鮮やかさだったのでしょう。

お花だけでは無かったのね。

かへるて 現代植物名は、イロハモミジ野村。

もう紅く染まってるのん。

『わがやどに黄変(もみ)つかへるて見るごとに 妹(いも)をかけつつ恋ひぬ日は無し』

大伴田村大嬢のおうた。

我が家の庭の着葉した楓を見るたびに、貴方を想って恋しく思わない日なんて無いんだわさ。って歌。

葉っぱつながり。

しかも、クマザサ。

『小竹(ささ)の葉は 深山(みやま)もさやに乱(さや)げども 吾は妹思ふ 別れ来ぬれば』

柿本人麻呂、単身赴任にあたり、渾身の思いの丈を、このうたに込めました。

それが今では健康茶にされるクマザサとは。

別離の苦悩と悲しみ、妻に対するえげつなく深い愛情のうた。

ほい。ちょっと早い、すすき

『婦負の野の すすき押し靡べ降る雪に 宿借る今日し悲しく思はゆ』

高市黒人。旅の歌人のおうた。

”婦負の野の すすきを押し倒すばかりに降り積もる雪の中で 
 
  宿を借りる今日は、ひとしお悲しく感じるよお・・・” って、ちょっぴり切ない。
 
お花が咲いてたよ。秋の七草メンバー。
 
桔梗だよ
 
 
桔梗だってのに、”あさがほ”なの。
 
『朝杲(あさがほ)は朝露負ひて咲くといへど 暮影(ゆふかげ)にこそ咲き益りけれ』
 
そう、桔梗は昔の私の浴衣の柄、一重だと思い込んでたわ。
 
一重の桔梗が”ヒトデマン”だとしたら、この桔梗は”スターミー”
 
 
ああ。進化したのね、ヒトデマン。
 
ここで初めて知った”萩”の花は、あかいのだけじゃなかった模様。
 
白い萩も、控えめに、でも精一杯咲き誇ってるさ。
 
 
萩の色が衣に移ってしまうならば、
 
シミの付いた衣のシミ抜きをお願いしたく、宜しくおたの申し・・・・。
 
『恋しくは形見にせよと わが背子が植ゑし秋萩 花咲きにけり』
 
作者不明のこの歌が、切なすぎてちょっと苦しい。
 
 「私が恋しくなったら形見として愛でて欲しい。」と言ってあの方が植えた秋の萩が、今咲いています。
 
ふぢばかま 
 
 
これで花なのか。藤袴。秋の七草メンバーの藤袴。 線香花火の終りかけみたいに見える花。
 
『萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 をみなえし また藤袴 朝貌の花』
 
山上憶良のおうたなのですけど。
 
秋の七草を覚えるうた。のような気がして。覚えておきましょう。
 
噂の”をみなえし”は”女郎花”って書きますの。 何だか悲しい。
 
 
秋の七草メンバーなんだ。
 
『秋の田の穂趣き見がてり わがせこがふさ手折りける をみなえしかも』
 
大伴家持、大活躍かも。
 
秋の田の穀物の垂れ下がってる穂の様子を見まわり方々、
 
貴方様がどっさり手折って下さった、この女郎花は・・・。
 
っていう、花束を貰った彼女の喜びのうたかしら?
 
日差しが差し込んで、もしや、かぐや姫が降臨したのかって思った風景は、
 
15枚シャッターを押してみたものの、観たままの光景は撮れなかった
 
 
孟宗竹だよ。
 
『御苑生の竹の林に うぐひすはしば鳴きにしを 雪は降りつつ』
 
うふ。大昔、自宅にて絶対安静って言われてジグゾーパズルを買ってきてもらった。
 
この竹林ってえのは、かなり手強く絶対安静時の睡眠時間を削ってくれたもんだ。
 
 
一攫千金、かぐや姫は、おらなんだ。
 
万葉の頃には”あさがほ”は何種類もあったんだ。多分。
 
だって、これも”あさがほ”。 今ではその名は”むくげ”
 
 
『あさがほは 朝露負ひて咲くといへど 暮影にこそ咲き益りけれ』
 
これ、むくげっていうのね。しかも、万葉の昔はあさがほ。
 
子供の頃、庭に咲いてた花。
 
今と、ちょっぴり昔と、自然色だけの頃、ゆっくり時を行き来できる不思議な小路。
 
ただ、自販機が無い。ええ加減、のたれ死にそうです。
 
ここに来るにゃぁ、ペットボトル飲料、もしくはエコなマイ水筒必須。
 
楽しかったですよ。また、違う季節にその季節の花をみに来ます
 
大阪市立 長居植物園

大阪市東住吉区長居公園1-23

TEL  06-6694-9007

http://www.nagai-park.jp/n-syoku/



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