それゆけ!ぶんぶん一家☆ミ

不器用な3人家族と、ゆかいな仲間たちのブログです。

がん封じの寺☆南都七大寺☆大安寺☆奈良市大安寺町♪

2014-06-29 21:46:12 | おでかけ

そういうカミングアウトは嫌いだ。 

自分に何が出来るのか。出来る訳がない。

心の中は、図工の授業後のパレットの中、

色んな絵具が混じりあって、最後の色は、皆『どどめ色』と呼んでいた。心の中がどどめ色。

できる事など何もない。だから、行ってきたよ。

がん封じの寺、大安寺。

地下鉄乗って、近鉄電車では読書、バスでは、知らないおばちゃんに話しかけられたりしながら。

実は、バスを降りてから徒歩8分っていう地図を忘れてきて、

道行く人に聞いたら・・・自転車だっていうのに、途中まで一緒に歩いてくれたの。

西国で奈良に来た時もそうだった。奈良の人達って、なんだかとても親切なのよ。

”どどめ色”の心が、そんな親切な笑顔の素敵な奈良のおばちゃんに癒されて、

気持ちよく、門をくぐる事ができましたよ。ありがとう。奈良のおばちゃん。

入って直ぐの所に、『いのちの小径』

『ご自由に散策して、竹林の精気を受けて下さい。』って、入ってみたわ。

確かに、竹林のその景色と緑の木陰で気持ちがす~っと軽くなるような、清められるような。

そして、この竹林の中には、『いのちの碑』。

真ん中よりちょっと上、心臓病を支えているペースメーカーが埋め込まれてる。

そして、『美流孔(みるく)塚』。

こちらはそのまま、おっぱいの形。

『乳癌治癒の祈願塚。撫でて祈念してください。』って。 

さあ、お参りに行きましょう。

日本最古の寺の一つ、大安寺の創建は、聖徳太子の遺言により

舒明天皇が建立された『百済大寺』を始とし、やがて飛鳥の『高市大寺』、『大管大寺』となり、

更に、平城遷都に伴い、今日の地に還され『大安寺』となったと。 本堂です。

拝観料をお支払。この本堂の中と、宝物殿へお参りできます。

本堂の御簾の向こう側、秘仏のご本尊がいらっしゃいました。

がん封じのご本尊、十一面観音立像。 国重要文化財(奈良時代)一本造。

宜しく頼む。どうか、どうか奴の事、宜しく頼む。

十一面観音立像特別公開日は、10月1日~11月30日まで。

この期間に、お礼参りに来れたらいいね。ちゃう。来るんだよ。

凄く静かで、自分の中も綺麗になっていくようにさえ思える。

ええ、先日の人間ドックだって、要検査ありましたさ。もうきっと治ったさ。

想定内のチェックには、さして驚かなくなったお年頃。

あちこちで見てる聖徳太子象も、この日、自分自身に絶対のものがあったからか、

目に焼き付いた。頼む、聖徳太子様からもお願いしておくれ。なんて、後から考えたら

とんでも無いことを、真面目に想った。

宝物殿へ。 こちらの宝物殿は讃仰殿(さんぎょうでん)と申します。

扉を開けると、ぴろろろろろ・・・・・・タダ見防止ブザー。入口横には黄金のお釈迦様。

いえいえそれより、息をのむ木彫りの七体の仏像。

両脇には四天王。向かって左側には増長天と廣目天、右側は多聞天と持国天。

この四天王に守られているのは、左から、聖観音。

そうね、聖母のような優しいお顔。観音様は三十三のお姿に変わって体現すると聞きました。

さ。まさしくセンターは不空羂索観音。

ゆったり優しいお顔。綱を手に持って、全ての人々の願いを聞き届け

救おうとされてる働きが空しからず(不空)の仏様。

どうかその網で、奴を救っておくれ。

さ。その向かって左は楊柳観音。このお方だけ、とって怒ってて恐いお顔をしてなさる。

この恐いのんは、邪悪を祓う力強さとほとばしる慈愛の念を表しているそうな。

そんな楊柳観音の別名は薬王菩薩、病気平癒の仏様。

そうか、頼むぞ楊柳観音。頼んだぞ、絶対だぞ薬王菩薩。

どうか奴の邪悪を祓っておくれ。

全くひとりだったので、仏像たちに声を出して語ってた自分が恐い。

境内散策、ここは嘶堂(いななきどう)。

この中には、憤怒の形相、一面六臂の罵頭観音がまつられてるとか。3月だけ公開される秘仏。

もろもろの悪を食い尽くし、沢山の水を一気に飲み干すように災厄を除くと。

頼んだぞ、お馬のかた。

あまり人がいなかったけど、ゆっくりしてる間に法事とか・・・始まるよう。

がん封じのお寺であるけど、この地域の鎮守様なのでしょうね。

こんな、静かで心が和むところでの法要は、とっても良いですね。

お庭に、ゆっくり休んでいけるテーブルと椅子があったので、

暫くそこで・・・何だ。何もせずに座ってた。

・・そうだ。ここで見つけたのはこれ。

お水。たかが水。されど水。

そしてお守りも買ったのさ。 自分自身、お守りなどと持った事がない。

お守りって言うものを、初めて買った。守ってくれ。頼んだぞ。

私の西国巡りに付きあってもらって、私よりも真剣にお参りしてたのだもの。

きっと、このお守りは奴を守ってくれるに違いない。

だから、きっと、喜んでくれるだろう。希望をしっかり持ってくれるだろう。

さあ、行こう。

・・・・・・・頼んだぞ

癌封じの寺 南都七大寺 大安寺

奈良県奈良市大安寺町2-18-1

TEL  0742-61-6312

拝観時間  9:00~17:00

それにしても・・・お腹すいた

途中で朝ご飯するつもりが、あまりに乗り換えがスムーズ過ぎて、タイミングを外した。

奈良駅で、何か食べましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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