波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

ワンコと登る越前大野城(越前への旅その2)

2015-10-03 00:33:08 | ワンコイベントの類
こんばんは、白黒茶々です。
前回からの続きで、私・箔・波の白黒茶々家の1人と2頭は、福井県の越前大野に来ています。 集合場所となっている、越前おおの結ステーションで待っていたら………



じんぱちママさんに連れられて、ハチ君一歩ちゃんが姿を現しました。 彼らは最初は口上を述べている……… かのように吠えたのですけど、すぐに落ち着きました。



さらに彼らのお友達(主君?)の、トイプードルの波女王様も登場 いうまでもなく、波と同じ名前です。ただし、波は人気アニメの「ワンピース」のナミとウエーブの波を合わせてその名前にしたのですけど、波女王様は人気アニメの「サザエさん」の磯野波平さんからきているそうです。



そんな彼らのファーストコンタクトはこんな感じの、わやわやしたものとなりました。 一歩ちゃんと波は1年4ヶ月ぶりの姉妹の再会となるのですけど、お互いのことをわかっているのでしょうか?それでも、ともに大人の反応で、普通に対応していました。



こちらでは、ハチ君と箔が男どうしのご対面。ハチ君は箔のことを気に入ってくれて、しばしば抱き締めようとしてきた(マウンティングともいう)のですけど、箔は「ガウ 」と言って拒否。これこれ、年配犬だからもう少し寛容な対応をしてあげなさい。



………という感じで顔合わせが済んだら、先ほどから山の上に見えている越前大野城に向かいますよ こちらのお城は標高248mの亀山の上に築かれていて………



諸条件が揃えば、雲海の上にその姿が浮かび上がることから、こちらも「天空の越前大野城」という触れ込みで喧伝されています。 ただし、地元民(じんぱちママさん)によると、その幻想的な姿を見られるのは、年に3回ほどとのことです。

「天空の………」と言われるほどなので、かなり気合い入れて登らないといけないのでは?こちらに来る途中で寄った郡上八幡城は、ズルして山の上まで車で行ってしまいましたし。 それに、超スタミナなしの波はすでに「疲れたなの~」とか「眠いなの~」を連発して、足取りが重いですし。



………なんてことを思ったりしてしまいましたけど、「20分ぐらいで(山頂のお城に)着いちゃうから、大丈夫 」というはちママさんたちのお言葉に、背中を押されました。 それに、主導権を握りたがるハチ君や一歩ちゃんの動きに気分的に引っ張られ、それに加えて皆さんとわいわいやりながらの坂道は楽しいものとなりましたし。 そうしているうちに………



私たちは、視界が開けた山の中復にたどり着きました。 こちらからは、大野市の町並が手に取るように見えますね。せっかくなので、その風景をバックにして、ワンコたちの集合写真を撮っておきましょう
そこからもう少し登っていったら………



山頂の本丸跡にある、模擬天守が見えてきました
今から440年前の天正3年(1575年)に、金森長近は越前一向一揆を平定し、その恩賞として織田信長から越前国大野郡のうちの3万石を与えられました。当初は戌山城を居城としていたのですけど、そこから程近いところにある亀山に築いた城郭が、越前大野城なのですよ。その後、城主がめまぐるしく替わっていったのですけど、天和2年(1682年)に土井利房が4万石で入城してからは明治まで土井氏が続きました。



ちなみにこちらは、天狗書院跡に建てられた、模擬小天守です。



では改めまして、その越前大野城をバックにして、記念撮影といきましょう こちらの天守は、昭和43年(1968年)に土井氏の旧臣の萩原貞氏の寄付によって建てられたものです。コンクリート製の模擬建築なのですけど、大野市内のいたるところから眺めることができ、今ではすっかりこの地域のシンボル的存在となっております。



せっかくの機会なので、個別撮影会もやっておきましょう まずは一歩ちゃん(第3子)と波(第6子)による、ゆめちゃんキッズの姉妹写真です。 顔つきが似ていて、散歩のときの省エネ待機、しっこの際の所作、セミの踊り喰いなど、血のつながりを感じさせることが多々あるのですけど、性格のほうは少し違っていました。一歩ちゃんは本当にしゃべっているような声ではちママさんに何かを訴えたりしていたのですけど、波はそのような楽しいことはしません。 それどころか、人前に出るとなぜかおとなしくなるという、猫かぶり疑惑があるのですよ。はちママさん、普段はこうではないので、騙されないでくださいね。

彼女らのきょうだい犬は6頭いるのですけど、この連休前後には、第1子のまなちゃんは第2子のライムちゃんと、第4子のなつちゃんは第5子の夢来君&母親のゆめちゃんと、それぞれ逢っていたそうです。 ちなみに今現在の私のコンプリートは、ゆめ母さんを含めて5頭です。7頭全ワン集められたら、ドラゴンボールみたいに何かいいことが起こるような気がします。



そうしたら、今度は同名の波波コンビでいきます この写真に至るまでは、どちらかが他の方向を向いていたりしていたのですよ。そのたびに「波、こっち向きなさい いや、そっちの波ちゃんじゃなくて………」なんてややこしいことになったりして。 トイプーのほうの波ちゃんは、普段はハチ君と一歩ちゃんの上に女王のように君臨しているらしいのですけど、この日はもの静かで、スピッツの波にもフレンドリーに接してくれました。

そのような中で、はちママさんは「波ちゃんは、きょうだい犬の中でもカワイイほう」というお褒めのお言葉をくださって……… 「そ、そうですかっ 」私は謙遜することも忘れてすっかり舞い上がり、天空の越前大野城で天空の白黒茶々さんとなってしまいました。



地に足がついていなくても、そろそろ帰りの道に就かなければなりません。お城の一角にある土井利忠さん……… 藩政改革、教育制度整備、軍制改革などで大きな実績を挙げ、樺太開拓を目指すなどスケールの大きい名君といわれている……… という方の像を仰ぎながら、私たちは山の坂道を下っていきました。
その麓にある神社で、白猫さんを発見 さすがの波でも、獲物(?)となる猫を前にしたら、いつものように吠えるでしょう。皆さん、これが彼女の真の姿ですよ



ところが、その白猫さんにこれほどまで迫っても、多少息づかいが荒くなることはあっても、決して吠えるようなことはしませんでした。 こうまでして、おとなしいイメージを守ろうとするなんて……… このとき私は、波は猫の前で猫をかぶっているということを確信しました。
あ、それから箔は普段から猫にはあまり執着しないので、波に同調して近付いているだけですよ。

ただしその後に会った他の猫には吠え、「ようやく皆さんに波の肉声を聞かせることができた」私はどこかホッとしていました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、この集まりはお開きとなりました。じんぱちパパさん&ママさん、波パパさん&ママさん、お忙しい中にも関わらず今回はご一緒してくださり、ありがとうございました。 またお逢いするのを楽しみにしています。

そのあとの私たちはそのまま帰路に就く……… と思いきや、実は一泊して翌日はこの地方の名所旧跡に寄っていくことにしていたのですよ。 ただし、その晩私が寝るシングルルームには風呂やトイレ、食事が付いていないので………



こちらの銭湯を利用することにしました。 大野市内には現在、昔ながらの銭湯が4軒残っていて、東湯、亀山湯、日乃出湯といった名前からして古風なものがあります。そのような中で、私が選んだこちらの銭湯は………



キューピー湯といいます。大野市陽明町にあるこちらの銭湯には、超音波風呂やバイブロ湯があって、シャンプーや石鹸が常備されているとのこと。また火・土曜日は、それらの風呂にバスクリンが投入されるそうです。 それよりも、私はそのネーミングについつい引き寄せられてしまいました。 キューピーといえば、マヨネーズやドレッシング等を製造・販売し、3分クッキングの番組をやっていることで有名ですよね。しかし、こちらのキューピー湯はその会社とは全く関係なく、キューピー人形が祀られていたり、そいつを湯船に浮かべたりしているというワケでもありません。 それならば、なぜキューピーなのでしょうか?その名前の由来は不明で、お店の人もご存じではありませんでした。そうしたら入浴料の430円を払って、いざ男湯へ



さすがに浴室内を撮影することはできないのですけど、湯船や洗い場は総タイル張りで、シャワーの他にお湯と水の蛇口が1コずつ付いていました。浅いのと深い湯船があるのも、昔ながらですね。 それからその日は火曜日だったこともあって、レモン湯なるバスクリンが入れられていました。
風呂上がりには、冷たいコーヒー牛乳を一杯やりたいですね それにしても、下駄箱だけではなく、ロッカーも古風です。



身も心も暖まったら、今度は晩御飯といきますよ できたらご当地グルメの越前そばやソースカツ丼、ボルガライスなどをいただきたいところなのですけど、今回は手軽にこちらの8番らーめんにしておきます。こちらのお店は福井県を含めた中部地方に展開しているチェーン店なのですけど、私のいる静岡県には残念ながらありません。



たくさんあるメニューの中で、私は同店の看板メニューの野菜らーめんのとんこつ味を注文しました。 その他にも、塩、味噌、醤油、バター風味が選べるので、バリエーションは広いですね。 それに、ほどよく煮込まれた野菜や太麺にとんこつスープが絡んで、たいへん美味しうございました。それと、晩御飯にはあと一品………



じんぱちママさんからいただいた、栗おこわもいただきます こちらは素朴な味わいで美味しいのですけど、さらに添付されているごま塩をふりかければ、二度楽しむことができます。

あとは明日に備えて寝る準備に入るのですけど、大野市からは車で30分ほど、ライトアップされた越前大野城を仰ぎながら、私はその晩一泊する場所に向かいました。 今流行りの宿泊スタイルを体験できる、その場所とは………



一乗谷あさくら水の駅という道の駅にございます。これは翌朝の様子ですけど、私が着いた頃は暗闇の中から、せせらぎのジャバジャバと水車のガコンガコンという音だけが聞こえていました。 もうおわかりでしょうか?



そうです これから私たちは、こちらで車中泊をするというのですよ。 これなら予約も要りませんし、手軽ですし。それに、同じ目的と思われる車がすでに数台止まっていますし。



もちろんご飯や食器、ブラシなどの箔と波用の宿泊セットも持ってきてありますよ。 翌日はそこから目と鼻の先にある、国の特別史跡+特別名勝+重要文化財のあるところに行きますよ 一乗谷という名前から、すでにご存じの方もいると思いますけど、そちらの訪問記は次の日記のほうに綴らせていただきます。といったところで、おやすみなさい。


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6 コメント

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すご~い! (シェルティ&スピッツ)
2015-10-04 19:58:05
白黒茶々さん、シルバーウィークはとってもハードな旅をこなされたんですね♪

ハチくん・一歩ちゃん・そしてなみちゃんとのお城のぼりはとっても楽しそうでした(*^_^*)
箔くん・波ちゃんもがんばりましたね~ヽ(^o^)丿

車中泊…ただでさえ旅先だと眠れないワタシだったら、一睡もできないこと確定です~(^_^;)
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シェルティ&スピッツさん♪ (白黒茶々)
2015-10-04 23:21:32
今回の旅は行き当たりばったりではなく、行きたいところを欲張りに増やしていったこともあって少々ハードになってしまいました。 それでも、そのぶん充実していましたよ。

地元ワンコたちとの出逢いとお城への登頂はとても楽しく、遠路はるばる行ったカイがありました。やはり目的地に逢いたい子がいると、その長い道のりは少しも苦になりませんよ。
車中箔は、毎年のスキーの際によくやっているので慣れているのですけど、今回は「福井の夜は寒いだろう」と思って重ね着してみたらそうでもなく、寝付くのに少々時間がかかりました。
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Unknown (けいママ)
2015-10-05 00:02:38
わぁ♪
今流行りの車中泊ですね!
憧れる~ ワンコと一緒のお宿も憧れですが、私も車で自由に動けたらなぁ~

それにしてもお休みを有効に使ってのお出かけは楽しみも倍増ですね

翌日も・・・お待ちしてます♪
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けいママさん♪ (白黒茶々)
2015-10-05 00:19:11
スピ仲間の間でも、車中泊をする方が増えつつあるみたいですね。 そうすることによって行動圏も広まると、今回特に実感しました。

私のSWは、家で1人でおとなしくするところでしたけど、思い切って旅に出てみて本当によかったです。
翌日の様子のほうも、ぜひご覧くださいませ
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兄妹詣で (こっとんパパ)
2015-10-06 18:56:12
いいですね☆彡
兄妹詣では当犬達よりも飼い主の方が盛り上がったりして?
一緒に暮らした期間は短いでしょうが、ワンコにしか分からない絆があるんでしょうね!
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こっとんパパさん♪ (白黒茶々)
2015-10-07 08:10:26
こっとんパパさんの仰るとおり、ワンコたちより飼い主たちのほうがテンションが高かったです。 そのワンコの姉妹が再会したときの様子は、私たちが想像していたものとは違っていたのですけど、彼女らにしかわかららいこともあったのでしょうね。
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