波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

箔のウチの子11周年に彼のルーツを探る

2016-05-28 00:52:56 | ワンコ
こんばんは、白黒茶々です。
皆さんと一緒に暮らしているワンコには、誕生日はありますよね。 それだけではなく、ウチの子記念日も必ずあると思います。なかにはその家で生まれて、誕生日=ウチの子記念日というワンコもいるかも知れません。 箔のほうはというと、今から11年前の5月22日に、白黒茶々家の一員となりました。ということで、今回はそこに至るまでの経緯や、今年のその日におこなわれたことなどを伝えさせていだだきます。



彼は平成16年(2004年)の2月に、福島県のブリーダーのもとで生まれました。ちなみに、その際につけられた登録名は「キノ・オブ・カシコウゲンハウス」。その後、長野県の諏訪湖近辺のペットショップに送られたのですけど、なかなか飼ってみようという人は現れませんでした。
彼は生後4ヶ月となり、かなり値引きされたときに、不憫に思ったKさんという方が、引き取る決意をされました。そして、「毛が銀箔のように輝いている」ということから、そのスピッツには「箔」という名前をつけられました。

新たな飼い主となったKさんは動物好きということもあって、すでに彼女の家には数頭のワンコがいました。しかし、箔は屋内にいたチワワたちとは相性が悪く、彼らにいじめられていたそうです。それを見かねたKさんは、今度は屋外の犬舎で飼っていた、温厚なミックス犬のもとに箔を預けてみました。そうしたら、今度は箔のほうがミックス君を脅してエサを奪い取るという事態に。「こうなったらやむを得ない、箔を里子に出すことも考えなければ」Kさんはネットの里親募集サイトに箔のことを載せることにしました。

しかしそれから程なくして、ミックス君が悪性リンパ腫にかかり、4歳の若さで亡くなってしまいました。「状況が変わったから、箔を里子に出さなくてもよくなったね」なんて言っているときに、スピッツに興味を持った私から里親の申し入れがあったのです。 まさか、このタイミングで……… ここでKさんが断ったら、箔はそのまま飼われて幸せなワン生を送っていたことでしょう。「問題はなくなったのですけど、飼いたいとご希望なら………」それでも、Kさんは箔を私に引き渡すことにしたのでした。そして、彼の身をキレイにしてから譲渡したかったのですけど………

トリマーさんがそのタイミングで風邪をひいてしまい、箔は最も汚れた状態で私と初対面することとなってしまいました。 以上、新事実も加えて箔がウチに来るまでの経緯を述べてみました。

それから11年後の今月の22日。寄しくもその日は、あのときと同じ日曜日でした。ただし、天気のほうは当時は曇り時々雨だったのに対して、今回は真夏日に近い晴れ。 その日、私は箔と波を車に乗せていき………



長野県の茅野市にやって来ました。 寄しくも今年は7年に1度の諏訪大社の御柱の木落しがおこなわれ、かなり盛り上がったみたいです。急斜面のあるこちらの公園が、そのうちの上社の木落としの舞台となったというのですよ
そこから程近いところに中学校や味噌の工場があって………



さらに、Sコーポというアパートが見えてきましたよ こちらは私が箔と初めて逢ったところで、私にとっても忘れられない場所なのであります。
ということで、今回の箔のウチの子記念日には、その時以来11年ぶりに彼を里帰りさせることができました。 アパートの建物は当時と変わっていないようですね。箔にとっては、懐かしいでしょうか?



せっかくなので、かつて箔がKさんと一緒に散歩したであろうその周辺も、まわってみることにしました。 この風景を、箔ちゃはまだ覚えているでしょうか?



さらに、箔がいた犬舎もその時のまま残っていましたよ 小屋の外をフェンスで囲み、ドッグランの機能も併せ持っている構造は、見覚えがあります。しかも、ワンコが飛び越えないように、天井もしっかりと囲んでありますし。



それだけではなく、その中には隻眼(せきがん)のミックス犬が飼われていました。 しかも、そのワンコは愛想がよくて。
11年前、箔はいきなり目の前に現れた見ず知らずの私に対して、威嚇吠えのようなことはしないで、人懐っこい笑顔で出迎えてくれました。 これから私が新しい飼い主になるなんて、わかっていたのでしょうか?とにかく、今犬舎の中にいるミックス君の姿が初めて出逢ったときの箔と重なって、なんか嬉しい気持ちになりました。

できることなら、箔とKさんを逢わせてみたいです。彼は前の飼い主さんのことを覚えているでしょうか?また、その際にはどのようなリアクションをするのでしょうか?
箔を引き取ってからずっと、私はそのKさんと年賀状(箔と波の年賀状、略して箔波賀状)のやり取りを続けています。 そのなかで、Kさんは「箔をかわいがってくれて、ありがとう」と書いてくださいました。そのおかげで、お互いの近況がわかるのですけど……… Kさんは昨年、埼玉県の所沢に引っ越されたというので、この日この場でお逢いすることはできませんでした。



私たちは箔犬舎の後輩となるワンコに別れを告げて、その日の本来の目的地に向かっていきました。 ちなみにそちらのほうのレポートは、次回以降にゆっくりと綴らせていだだきます。



ということで話はワープして、その日の夜遅くに自宅に帰り着いたところから続けさせていただきます。 遠くまで旅してきて、お仲間たちとたくさん歩いて箔と波はお腹が空いていることでしょう。そんな彼らのために、今回は特別なメニューを用意しましたよ とはいっても、いつものフードにワンコ用の豆乳を投入しただけですけど。



それでも、これには彼らは大喜び 特に箔ちゃは旅の疲れなどは忘れて、思いっ切りブンブンをしておられる。



すぐに食べさせてあげたいところなのですけど、もう一段階お待ちくださいませ。 あ、できるだけヨダレは垂らさないようにお願い致します。



「ヨシ 」の合図とともに、箔のウチの子記念日の豪華ディナー……… とまではいかないのですけど、通常ちょい足しご飯による宴は始まり、あっという間に平らげたこともあって、速攻で終わってしまいました。



箔、ウチの子になってくれてありがとう。それから、彼を迎え入れてからスピ仲間の輪が広がり、私のほうも今まで以上に活動的になりました。あちこちでおこなわれるオフ会やワンコイベントには、私が箔と波を連れていくというよりは、私のほうが彼らに導かれているような気がします。
すでにご存じの方もいるかも知れませんけど、今回私たちが諏訪湖方面に行ったのは、スピ友達のkimmyさんたちと歴史散歩をするためでした。 先ほどの箔ロードの探索は、その前におこなっていたのですよ。それらも含めて、今回の箔のウチの子記念日は、賑やかで充実したものとなりました。ということで、次回からはそのお散歩オフ会のほうについてお伝えします。


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B級グルメで喰いだおれたい(B級グルメスタジアム in エコパ)

2016-05-25 00:13:34 | 美味情報
こんばんは、白黒茶々です。
今月の中旬に、袋井市のエコパスタジアムで今年も「B級グルメスタジアム in エコパ」がおこなわれました。 B級とはいってもかなり有名なものばかりで、そのご当地に行ったらぜひ食べておきたいグルメが、北は北海道から南は九州までの全国各地、さらには台湾や韓国からも集まったのですよ。 このバラエティーにも富んだ食の祭典は、見逃せません。ということで、今回も私は箔と波を連れて、そちらに向かいました。



2年ほど前にそのイベントに初めて行ったときには、お昼近い時間だったこともあって、会場まで大渋滞。そのときは膀胱も危機的状況になって、泣きそうになりました。
その反省を生かして、昨年は開始1時間前には会場に着くようにしたのですけど、その頃には近くの駐車場はすでに満車で、遠くに回されてしまいました。箔と波、それに彼らを収納するクレートを抱えての長距離の移動には、やはり泣きそうになりました。 それならば、次の年は2時間前にしてみよう………



ということで、今回は8時には会場入りしました。 さすがにこれほど早ければ、狙っていた駐車場に車を止めることができましたよ そこよりさらに手前のところは「関係者専用駐車場」ということで囲まれていたのですけど、まあ大目に見てあげましょう。



B級グルメのイベントは、前日からおこなわれていることもあって、すでに露店やブースは設置されていました。 それらはまだ開店前でしたけど、仕込みに入っていて熱気を帯びていました。



まずは風通しのよい木陰に場所を確保して、箔と波のクレートを置き、陣屋を構えました。私が食べている間は、その中でおとなしくしていておくれ。



厚木のシロコロホルモンは毎年人気で、開始時間になる前からその露店にはかなり長い行列ができていました。



私が最初に狙っていたおこたまの露店にも、たくさんの人が並んでいました。そうしているうちに、場内で「5、4、3、2、1、いっただきま~す 」というカウントダウンがあって、いよいよそのイベントが始まる10時となりました。



おこたまは富士市のB級グルメで、大判焼き器でお好み焼きと卵を合わせて焼きます。さらにその間に刻んだベーコンを入れたものもあるのですけど、私は駿河湾名物の桜エビのほうを選びました。



………ということで、買ってきましたよ。召し上がる際には、お好みソースをお好みのぶんだけおかけくださいませ。
これはお好み焼きのようでお好み焼きではなく、さくさくの桜エビとしっとりとした卵の味がうまく絡み合って、とても美味しかったです。 富士川サービスエリアでも売られているみたいで、天気のいい日に富士山を仰ぎ見ながらこのおこたまを食べたいですね。 なんかそのおこたまを食べていたら、ここにいながらも富士山が見えてきそうな気がしてきました。



私が次に調達してきたのは、宇佐からあげにございます。 宇佐市も含めた大分県内では唐揚げ文化が根付いていて、唐揚げを販売するお店が街角のあちこちにあるそうです。 大分県民にとっては生活の一部となっているであろうこの唐揚げを、いっただきま~す  はむっ
おぅっ 外はカリカリで中はジューシー、ご飯のお供にも食べ歩きにも向いていて、あと引く美味しさです。



B級グルメは2品食べて、ここまで「起」「承」といった流れでしょうか。そうしたら、このあたりでいったん中断して、箔と波を外に連れ出してあげましょう。 会場内は大勢の人で賑わっていたのですけど、私のようなワンコ連れもちらほらいました。そのような中で………



掛川市のご当地キャラの茶のみやきんじろうがいたので、捕まえて一緒に写真に入ってもらいました。 このイベントはB級グルメの他にも、ゆるキャラと触れ合うという楽しみがあるのですけど、今回はこの茶のみやさんと小倉のだるまちゃん以外は、その手のものは見かけませんでした。



3者の気分転換が済んだら、さらなるB級グルメに挑みますよ ということで私が3品目に買ってきたのは、遠州森町の亥のちゃんドックにございます。その名前からも察せられると思いますけど、これはジビエ(狩猟によって捕獲された野生の鳥獣)のイノシシ肉のソーセージを、バンズに挟んだホットドックです。 そいつにケチャップやからしをどばどばにかけたものを、いだだきますよ
おおっ、心配されていたクセや臭みのようなものはないものの、豚のソーセージよりは野性味のあふれる味と歯応えがしました。

ところが、そこで私が持っていた亥のちゃんドックのバンズが真っ二つに割れ、その勢いで具のソーセージが箔のクレートを直撃したのです しかも、そいつがケチャップとからしがどばどば状態だったこともあって、クレートの穴にも入り込み、その中にいる箔の頭にかかるという事態に
「亥のちゃん、加工品になっても勢いがあるのぅ」
なんてオヤジみたいことは、このような場面では決して言ってはいけません。 言いたいけど。彼のケチャップ飛び散り写真を撮っておけばよかったのに………



私はなぜか、そのあとにセルフウォッシュでキレイになったほうの箔たちを写していました。 それはさておき、3品目の亥のちゃんはまさに「転」に当たる油断ならないグルメでしたね。この段階で、私の胃袋はあと一品ぐらいならいけそうな状態でした。そうしたら、プロ野球のソフトバンクならサファテ、日本ハムなら増井が担当している抑えに該当する、締めくくりにふさわしいグルメは……… やはりデザート系でしょうか。



と思いきや、どういうワケか私はこってり系の、清水モツカレーに走ってしまいました。 これは、最終イニングの抑えとして、ダルビッシュや大谷君を登板させるようなもんですよ この日は、ご飯ものを食べていなかったからという理由もありますけど。とにかく、清水モツカレーの魅力に迫ってみます。  はむっ
(以前に食べたことがあるのですけど、いちおう………)こ、これは……… モツ煮の味噌の部分がカレーになったという感じで、その辛さとコクがしっかりとモツ肉に染み込んでいますよ しかも、柔らかい。その本場の地では居酒屋で酒のつまみとして出されるそうですけど、このようにカレーライスにしても、いいですね。 最後は重量感あふれるグルメでしたけど、私に満足感と満腹感と与えて締めてくれました。



今回私が紹介&消化したのは、全国各地から集められた54のB級グルメのうちの、ほんの一部です。このイベントでは、それらの種類が毎年微妙に変わっていて、決して飽きるようなことはありません。 とはいっても、できることならB級グルメはその土地で味わいたいですね。もちろん、A級グルメのほうも。なので、お盆などの旅行シーズンには、名所旧跡はもちろんのこと、美味しいレポートもさせていただきます。


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スピクラ展での出逢い触れ合いと留守番隊(スピッツクラブ展覧会その2)

2016-05-21 00:08:32 | ワンコイベントの類
こんばんは、白黒茶々です。
前回から私とは、横浜でおこなわれているスピッツクラブ展覧会にどっぷりと浸かっています。



箔にとっては約1年ぶりとなる今回のスピクラ展。 出陳犬の審査が本格化していくなかで、見学組のほうも続々とやって来ましたよ。ということで、今回は私たちが見たり触れたりしたグラウンドの選手(出陳犬)と外野席の応援団(見学犬)の様子をお伝えします。それによって、少しでも読者の皆さんがスピクラ展の会場の空気を感じていただけたら、幸いです。



まずは、会場での出逢いから。左から、トコちゃんユキちゃん凛ちゃんたちが記念撮影をしているところに、右端に箔もお邪魔させていただきました。 ロータスさんファミリーのユキちゃんや凛ちゃんたちとお逢いするのは、一昨年の秋以来でしょうか?しばらく見ないうちに、凛ちゃんはすっかり素敵なレディになっていましたよ
それから、トコちゃんは数日がかりの大旅行で、九州の福岡から遠路はるばるやって来たのですよ 初めてお目にかかった彼女は、やや小柄で目がキラキラしていて、とても可愛かったです。



こちらも、私たちにとっては初対面となります。名前はなんと、ハク君というのですよ 「はく」という名のスピッツと、久しぶりに行き逢いました。9ヶ月の元気いっぱいの男の子で、12歳の箔がより老けて見えてしまいました。その2ショットを撮ろうとしたら、なかなか両者の息が合わなくて。「こら『はく』、こっち向きなさい 」と私が言ったら、どちらかに「ちゃんとしているのに、なんで 」という目で見られてしまいました。



豆蔵君は少し前に病気になってしまい、生命の危機にも脅かされたのですけど、見事に復活 小豆ちゃんと一緒に元気な姿を見ることができて、本当によかったです。



それからちょっと離れているのですけど、チロ君ライ君の姿も見ることができました。



あと、ミルクちゃんともお逢いしました。いい笑顔ですね。



とかなんとかやっているうちに、会場ではスペシャル賞の審査が始まっていました。 ちなみにその対象となるのは、すべての出陳犬の男女。その会場に居合わせた見学組の皆さんは、「こいつはイケてる 」という子がいたら、1票を入れてあげてくださいませ。



その投票に引き続いて、全員写真撮影がありました。 これには出陳犬だけではなく、見学組のワンコも奮ってご参加くださいませ
………とはいっても、今回の私には写す側に回ってもらえる付き添いがいなくて、三脚&セルフタイマーをセットする余裕もなかったので、一人で対応するしかありませんでした。 なので、皆さんが写された全体写真を見ていただくと、後列の左端に箔を抱っこした私が写っているバージョンと写っていないバージョンがあると思います。
この撮影をもって午前の部は終わり、午後の部が始まるまで1時間ほどのインターバルとなります。



その間に私は、横浜そごうの対岸の横浜ベイクォーター内にある、マクドナルドでお昼にしました。ちなみに今回注文したのは、200円バーガーのうちの1つの、チキチー(チキンチーズバーガー)のセットにございます。
それから、今回もそのお店の外にあるドナルド像と一緒にポーズを取るのを楽しみにしていたのですけど、撤去されてしまったのでしょうか?どこにも見当たりませんでした。



腹ごしらえを済ませて再び会場に戻ったら、シロダヌキさん夫婦とともに麿助君が来ていました。彼は波より7ヶ月ほどお兄さんの、2歳9ヶ月にございます。 まさに若い真っ盛りで、人やワンコにかまってもらうのが大好き。箔にもこんな時期があったなぁと、つくづく思いました。



それから間もなくして、午後の部の最初のスケジュールとなるスペシャル賞の発表がありました。その対象に選ばれたのは、こちらの6頭。王子君ルビィ君アンリー君IVYちゃん沙羅ちゃんラピスちゃん、おめでとうございます。



さらにスピクラ展のほうは佳境に入っていきました。これは、一般部門の比較審査でしょうか?



金賞犬には、IVYちゃんとヴィヴィちゃんが選ばれました。実は彼女たちは異母姉妹だったということが、最近になって判明。そんな2頭が、この栄誉ある舞台に揃って立つことができるなんて、とても素晴らしいことです。



さらに今回栄えあるEMS(オス)となったのは、瑠璃君。EFS(メス)はラピスちゃん。お二方とも、おめでとうございます。/hakushu/}



最後に特別賞の発表があったのですけど、まさか呼ばれるとは思ってなかったのでしょうか?服やおパンツを履いて油断していた小豆ちゃんは大慌て。
私はその様子を撮ろうとしたのに、ちょっと出遅れただけではなく、何も知らない人が横切っちゃった



とにかく、なんとか揃いましたね。爽ちゃんマリヴェールちゃん小豆ちゃん、特別賞の受賞おめでとうございます。 今回のスピクラ展は、スケジュールが順調に進んでいったこともあって、予定よりかなり早い14時半にはすべて終わりました。スタッフの皆さんも、出陳者の皆さんも、お疲れ様でした。しかし、そのまま帰るのもナンなので………



まだ余韻が残っている会場で、心君蘭ちゃん百合愛ちゃん一家や、王子君にお願いして、箔と一緒に写真に入ってもらいました。 それらが済んだら、あとは晩に食べるお弁当や、家へのお土産を買って帰るだけです。



帰りの経路はほとんど行きと同じなのですけど、寄り道はいっさいしませんでした。さらに、沼津からはちょっと贅沢して有料の快速列車のホームライナー浜松3号に乗っていきました。



その車中で、晩御飯をいただくことにしましょう ちなみにその内容は、横浜そごうから調達してきたタンドリーチキンBOXに、ミニハンバーグをチョイスしてみました。 あ、それからライスはチキンの下にちゃんとあるので、ご心配なく。
そのような感じで、私たちは21時ちょっと前には無事に自宅にたどり着きました。



物語はこれで終わりではなく、もう少し続きます。この日地元に残っていた箔母さんとたつぴには、お土産がありますよ。 もちろん、列車内に忘れてくるようなことは……… いや、実は熱海駅に到着したときに私は居眠りしていて、別の乗客に起こされたら、その列車を飛び出してしまいました。「あ、まだ荷物がありますよ 」その方が最後まで気を配ってくださったおかげで、無事に持ち帰ることができたのでした。
そうそう、私が彼女らに届けたのは、日陰茶屋のチャヤプリンにございます。バニラビーンズの風味に加えて、濃厚な卵の素材の味が生かされていて、たいへん美味しうございました。

あと、波ちゃのことも忘れてはいけませんでした。私たちが出発したあと、彼女は泣き叫ぶこともなく、おとなしくお留守番していてくれたみたいです。それから、帰ってきた私たちに文句や愚痴のようなことは一切言わず、久しぶりに逢えた喜びから、嬉しそうに甘えてきました。 私が思っていた以上に、彼女は大人だったのです。こんな形で、そのことに気付くなんて……… それでも、次回は波のほうを優先するので、どうか楽しみにしていてくださいませ。


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貴女にも貫一キックをお見舞いしたい(スピッツクラブ展覧会その1)

2016-05-18 00:01:14 | ワンコイベントの類
こんばんは、白黒茶々です。
浜松まつりから舌の根も乾かぬ今月の8日には、今度は横浜でスピッツクラブ展覧会がおこなわれることになっていました。 そのイベントには、容姿端麗で品行方正な出陳犬だけではなく、見学組も含めてたくさんのスピッツが集まるので、ぜひ行っておきたいですね。 その当日、私は未明に起きてゴソゴソと支度を始め………



まだ夜も明けていないうちに、を散歩に連れ出しました。 「これは、遠出に連れていってもらえるパターンなのだ 」と察した彼らは、そのあたりからテンションが上がり、すっかりその気になっていました。 しかし………



この日はたつぴは高校の部活が入っていて、私1人だけではさすがに2頭も列車に乗せていけないので、前回・前々回に選ばれた波は、すまないが家でお留守番をしていておくれ。 ちょっと可哀想なのですけど、この経験は後々きっと生かされることでしょうから。
ということで、彼女に後ろ髪を引かれながらも、私は箔と一緒に家を出ていきました。



そして、自宅からの最寄り駅から始発列車が出るよりももっと早い時間帯に、浜松駅に到着。



こちらの駅前には、モザイカルチャーな出世大名家康くんも鎮座しているのですよ 箔とともにそいつを仰ぎ見たら………



いよいよ浜松発のほうの始発列車に乗り込んでいきますよ それにしても、朝日がまぶしい。 箔にとって列車の旅は約1年ぶりとなるのですけど、キャリーの中ではおとなしくしていてくれました。



富士川を渡るあたりには、ややモヤッてはいるのですけど、立派な富士山が見えてきました。 私たちはそこからもう少し先の………



熱海駅で途中下車しました。その駅ビルは東側ができあがり、残り3分の2のほうも着工したみたいですね。私とたつぴは先月初旬に東京ドームへ野球観戦しに行く際にもこちらで降りて、駅前にある足湯に浸かっていきました。 熱海といえば、やっぱり温泉と海ですよね。私は以前にも何回かこちらに立ち寄り、足湯以外には、小沢の湯、愛犬トビーの墓(大湯間欠泉)、………と、温泉関連のところばかり行っていたような気がします。 そういうこともあって、今回は海に関するところを目指すことにしました。



まずは、駅西側にあって朝から活気づいている仲見世通り商店街のアーケードを通っていき、さらにその近くから続いている路地を抜けていきました。 熱海の海岸は、駅からは直線距離では近いほうなのですけど、高低差などがあってかなり行きづらくなっているのですよ。そういうこともあって、私は観光客が通りそうもないような裏道を利用して、できるだけ短い距離で行けるようにしました。写真に撮る余裕がなかったのですけど、やがてその道は幅が1mほどになり、あちこちが割れているコンクリートの階段、さらにその両脇は廃業したホテルの跡なのでしょうか?鉄の塀で囲まれているという、怪しい場所へと変わっていきました。 このまま進んでいったら、湯婆婆のいる油屋にでも導かれてしまうのでは………



………なんて心配になったところで、ようやく海岸が見えてきました。 右側の山の上には模擬城郭の熱海城、その麓にはローカルCMが印象的な熱海後楽園ホテルがありますね。



そして私たちは、その熱海の海岸沿いにある「お宮の松」にたどり着きました。 こちらの松は、尾崎紅葉氏の新聞小説の「金色夜叉」の中で、貫一お宮が熱海の海岸での別れの場となったところです。紅葉氏の弟子の小栗風葉氏によって明治時代に同小説の句碑が建立されたことから、「お宮の松」と呼ばれるようになりました。しかし、初代の松は排ガスや舗装によって樹勢が衰えたこともあって、昭和41年(1966年)に地元のホテルの寄贈で、もう少し海岸寄りの現在地に、2代目となるこちらの松が植えられました。 そのお宮の松のすぐ近くには………




文学史上最も有名なキックシーンを表した、貫一とお宮の像があるのですよ 私はどのようないきさつで貫一がお宮に蹴りを喰らわせたのかよく知らないので、とりあえず銅像を前にした際の基本的な嗜(たしな)みとして………



まずはお宮に箔のリードを預けてみました。 すると、なんということでしょうか 鬼気迫る両者の対決シーンが、一気に和みましたよ。 いや、よく考えたら今回の趣旨はこうではないので………



私が貫一と同じポーズをやって、彼の気持ちを感じ取ってみました。 そうしたら、ただ感情に任せて蹴飛ばしたのではなく、両腕はマント(外套)の中に組んだまま、右足を上げて少しひねり気味にお宮をキック………
技術的なことを加味したとしても、か弱い女性を足蹴にするとは、貫一はなんてヒドいヤツなのでしょうか



そうしたら、私は今度はお宮になりきってみました。 腰は地面につけて両膝を折り曲げ、右手は地面について左手は攻撃を食い止めるように貫一に向け………
そんな無防備なお宮を、下駄を履いたまま上から蹴りつけるなんて、やはり貫一はヒドいヤツです

格好から入ってみたのですけど、そのうち貫一だけを悪者扱いしてしまうのは我ながらどうかと思うようになりました。 その近くの看板には「Wi−Fi使えます」という案内もあることですし、こうなったら熱海の海岸の名場面の内容に踏み込んでみることにしましょう ということで、「金色夜叉」をスマホで検索

高等中学校の学生の間貫一には、鴫沢宮という許嫁がいました。 ところが、そのお宮さんは彼との結婚を間近にして、突然別の富豪の家に嫁いでいってしまったのです。 激怒した貫一は熱海の例の場所でお宮を問い詰めたのですけど、彼女は本心を明かしませんでした。 そんな彼女を、貫一は蹴り飛ばすのですけど………
「僕がお宮さんと逢うのも、口を聴くのも、今宵限りだ。僕は今夜の月を忘れない。来年の今月今夜の月は、僕の涙で曇らせてやる。再来年も、十年後も、死んだあとも、今月今夜の夜はずっと曇らせてやる。月が雲ったら、僕がどこかでお宮さんを恨んで泣いていると思ってくれ 」
………なんか、未練タラタラですね。 お宮が貫一を裏切ったのには、何か深いワケがあると思うのですけど、そんな彼女に貫一は泣く泣く決別のキックを喰らわせたということになります。その事情を知ってしまったら、彼のことが哀れに思えてきました。貫一さん、そんなことも知らないで「なんてヒドいヤツ 」なんてヒドいことを言ってしまって、ゴメンなさい。

ただし、彼らの像の台座には、「この像は………(中略)物語を忠実に再現したもので、決して暴力を肯定したり助長したりするものではありません 」という注意書がありました。貫一キックは、乱用してはいけないみたいですね。

「貫一の復讐」の復習を終えた私は、再び怪しい路地を通って熱海駅に戻っていきました。 しかし、帰りはキツい階段が長々と続いていて、私はかなり息が切れてしまいました。それに付き合わされた箔も、大変だったことと思います。それでもその苦労(?)のおかげで、予定の列車に無事に乗り込むことができました。 そして、熱海から1時間半ほどで………



私たちは横浜駅に到着しました。ここからはいったん駅の外に出て………



横浜そごう2階外側にある「鐘の広場」に直通している、こちらの歩道橋を歩いていけば………



スピ仲間が集まるスピクラ展に、行き着くことができます。 そうしたら、いきなりヴィヴィアル家とのご対面と相成りましたよ ヴィヴィちゃんアル君ラピちゃん瑠璃君風ちゃん爽ちゃん小夏ちゃんを加えた7スピのうちの多くは、これから出陳を控えているみたいです。



その会場には、こちらもまた出番を控えている陽(ひかり)君がいました。おすまししたおすわりポーズが、いいですね。



カートに乗っているこちらの子は、ベル君です。しぇるさんと一緒に全国各地を旅している彼は、旅犬の鑑。私たちにとっては、3月の白ふわオフ会以来の再会となります。



その開催場所となった浜松からは、レオン君が久しぶりに駆け付けてくれました。やよっちさんは前日の夜経ちで車中泊をしつつも、全て下の道を使ってこられたそうです。



花鈴ちゃんと瑠璃花ちゃん親子も、いらっしゃいましたよ。可愛いお顔なのですけど、瑠璃花ちゃんの舌がスゴいことに



箔の前でごろんとしているのは、私たちにとっては初めましてのもじろう君であります。箔はワンコたちにとっては油断できない存在なのですけど、そんな彼にも例外なくお腹を見せてくれて、とても嬉しいです。



箔との2ショットに応じてくれたのは、心君です。彼はアゴに悪性の腫瘍を持っているのですけど、治療を頑張っていてお医者さんが宣告した余命をかなり越えているそうです。そんな彼のことを、私たちは応援しています。もちろん、次もそのまた次も逢えると信じていますよ。



その会場の中心に目を移したら、出陳犬の個体審査が始まっていました。これからその審査に挑もうとしているこちらの見返り美……… は、豆蔵君であります。見返りつつも、笑顔になっているのが印象的です。



その檜舞台に立って、いや、走ってるこちらの子は、ラピスちゃんですね。審査員に「ちょっと小走りしてみてください」と言われたのに、思いっきり走っちゃってますよ とはいっても、ラピスちゃんはこれでもまだ抑えているような。嗚呼、ドッグランで彼女の本気の走りを見てみたい。

………のような楽しい光景が、スピクラ展の会場で見られました。しかし、じっくり振り返っていったらかなり長くなりそうで、夜も更けてきたことですし、今回はこのあたりでいったん仕切らせて、寝させていただきます。 では、皆さんもいい夢を見てくださいませ。


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御殿屋台と夜の練りはイイに!(浜松まつり・その2)

2016-05-14 00:44:55 | 年間行事
こんばんは、白黒茶々です。
GW中の今月の3、4、5日は、私は浜松まつりの真っ只中にいました。 初日の凧揚げ会場から引き上げてきて、これから夜の部が始まるまでのインターバルを利用して一休みしておきたいところなのですけど………



ちょうどたつぴが部活を終えた頃なので、高校まで彼を迎えに行き、なんとか合流することに成功 といったところで、今回は浜松まつりの夜の部の様子について、参加者の視点からお伝えします。
集合時間となってから、私たちは萩丘組の連中と一緒に貸切りバスに乗っていき………



浜松市の中心街に降り立ちました。 多くの町内が大通りいっぱいまで連なって大迫力で行進する合同練りは昨年から中止となってしまったので、今回は我らが萩丘組や一部の町内が単独で乗り込むことになりました。
ちなみにその際の隊列は、先頭に組長、その後ろに「萩丘」の旗を持った人が付き、さらに太鼓、ラッパ隊、提灯を手にしたその他大勢の陽気な連中で形成されています。 そのような中で、太鼓のリズムに合わせてラッパを吹き、練りの行列を鼓舞するのが、私たちラッパ隊の役割りです。 ちょうどその頃、その近くでは豪華絢爛な御殿屋台が引き回されていて………



おおっ ようやく一台見えてきましたね。ちなみに、こちらのお城のような形をしていて、屋根にシャチホコが乗っかっている屋台は、浜松城のある元城町のものであります。



そうしたらせっかくなので、萩丘の屋台も載せておきますね。 こちらは、入母屋軒唐破風重層造り(いわゆる二層式の屋根)に七福神、雲に飛躍、鶴亀、龍虎、仙人などの彫刻が施されています。



そのあと、萩丘組の連中はバスで再び町内に戻り、その隊列で練り歩いたのですけど、その勢いのままで2日目の夜にワープさせていただきます。
これから私たちは、「初練り」に向かおうとしているのですけど……… ご安心ください、酔いつぶれる前にその解説をしておきますので。



初子の生まれた家の前に勢揃いした練りの行列はひと練りしたあと、そこで腰を下ろしました。



そんな彼らを迎え入れた初家さんは、賑やかに祝ってもらったお礼に、ビールやジュース、つまみ類をふるまってくれるのですよ。 これはほんの一例なのですけど、焼き鳥やポテト、温かいお蕎麦などがあって美味しそうですね。「カンパイ 」の合図が出たら、さっそくいただきま~す

休憩と腹ごしらえが済んだ頃に、初家さんの前で今度は「イッキ(=一気飲み)」が始まります。 大勢の人を前にして、日本酒の入った一升瓶などを傾けるのですけど、ご心配なく。それは一人だけではなく、数十人が入れ替わり立ち替わり飲んでいくので。



そんな彼らに、ラッパや太鼓の演奏で士気と勢いを与えるのが、これもまた私たちラッパ隊の役割であります。この「イッキ」は長いので、ラッパを吹き続けるのはけっこう大変なのですよ。 それでも、この余韻は残り続けるので、現場を離れて帰路に就いている間も、楽しむことができます。

今回の浜松まつりでは、全3日間のうち私は2日と3晩、たつぴは1日と3晩参加しました。毎年どれか1日は必ず雨に見舞われるのですけど、今回はその影響はほとんどなく、おかげで完全燃焼することができました。………と、ここまではよかったのですけど、私はその翌日の6日から仕事となっていました。さらにそのまた翌々日には、スピッツクラブ展覧会が控えているのですよ その一大イベントに行く途中には、寄り道は欠かせないのですけど、そうするためには始発列車に乗らなければなりません。果たして、私はその日までに体力を回復させて、早起きをすることができるのでしょうか? その結果については、次回の日記でお知らせします。


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凧揚げ合戦に行かまいか!(浜松まつり・その1)

2016-05-11 00:34:59 | 年間行事
こんばんは、白黒茶々です。
GWの期間中は、帰省や行楽のために鉄道や高速道路が混雑するのは、お馴染みの光景となっております。 なかには、その間をかいくぐってお出掛けされた方もいると思います。そのGW中の行事のなかでも、私の地元の浜松市でおこなわれる浜松まつりは、人手の数では毎年上位に入っていて、今年は昼の凧揚げ合戦、夜の御殿屋台の引き回し、さらにはそれに関連したイベントも含めると、173万人にもなったそうです。 私は浜松市民ではないのですけど、小さい頃からこのまつりが好きで、今年も大勢の人が押し寄せるなかで、見物……… ではなく、参加してきたのですよ しかも、たつぴと一緒に。ということで、浜松まつりとはどのようなものなのか?また、そこではどのようなことがおこなわれているのか?ということをやる側の視点から、今回は昼の部をメインにして、お伝えします。

浜松まつりに参加している町内は、今年は史上最多タイの174町。その中で私は、叔母の自宅がある「萩丘」というところの仲間に入れさせてもらいました。 といったところで、まつり初日となる今月の3日は、私は叔母の家に寄ったあとに、萩丘組の連中とその町内から出ている貸切りバスに乗り合わせ、凧揚げ合戦がおこなわれる中田島の凧揚げ会場に向かいました。



中田島といえば、日本三大砂丘にも数えられている中田島砂丘が有名ですよね。 しかし、今回の私たちはその砂丘をやり過ごし………



さらに歩いていって、その隣接地の広場に設けられている、凧揚げ会場にたどり着きました。 そこにはすでに、たくさんの凧が揚がっていますね。ただしそれらの凧は、開会式の前にいったん降ろされました。そして、10時の開会宣言と花火の合図とともに………



太鼓やラッパが打ち鳴らされるなか、全町内の凧がいっせいに揚げられました。 この光景はかなりの迫力で見ごたえがあるので、私からもオススメです。 そのような中で………



まつり本部の建物の上を見てみたら、市長だけではなく福市長の出世大名家康くんもいましたよ うなぎの鉢巻きをしているということは、これはおしゃべりできるバージョンですね。



そうしたら、今度は我らが町内の萩丘のほうに目を向けてみましょう。 浜松まつりは、基本的に初子を祝うお祭りです。その初子が生まれた家は、人間の背丈以上もある大凧を作り(ほとんどは専門職に外注)、さらにその凧に初子の名前を記します。それを「初凧」といいます。家族全員でその凧の前で記念撮影をしたら………



萩丘組の連中が総出となって、空高く揚げます。 この日は風の助けもあって、いい具合に揚がっていきましたよ



その凧が安定したら、初子を抱っこしたお父さんとお母さんがその糸を握り、さらに彼らを若衆が肩車します。



そんな彼らを鼓舞させるために太鼓に合わせてラッパを吹くのが、私たちラッパ隊の役割です。 私はまつりに初参加した20年以上も前から、ラッパ隊に属しているのですよ。さらに一昨年前には、そのラッパ隊にたつぴを引きずり込むことに成功 夢にまで見た、ラッパの親子共演を叶えることができました。ただし、彼は部活があったので、この日は夜から参加することになっています。



凧揚げ会場はかなり広く、まつりの参加者や観衆の数も半端ではないので、こちらのほうで知り合いと逢うことは滅多にない………



………と思っていたら、なんと数年ご無沙汰していた高校時代からの私の友人のフクちゃんが、目の前にいたではありませんか しかも、「中島本町」というところの監督のタスキを掲げて、凧の糸枠を守っているみたいですし。 そうしたら………
「よぉっ 久しぶり」
「おおぉ~~~ 何でお前がここにいるんだ 」
なんか、激しい再会劇となりました。



同じ日ではないのですけど、さらに私は広い凧揚げ会場内で、なつみかんさんの旦那さんも見つけ出しました。彼は「大蒲」の組長に準じた役職を任されているみたいです。それにしても、その後ろ姿が男の私から見ても、とてもカッコいいです



それからせっかくなので、凧揚げ会場で私の目に留まった凧をいくつか紹介させていただきます。まずは、「八幡」のものです。凧印はズバリ、平和の象徴でもある鳩ですね。 こちらの町内では、明治時代から凧印に鳩が使われてきたのですけど、昭和初期になって現在のデザインに落ち着いたそうです。



次は、「西ヶ崎町」の毘沙門天であります。 浜松まつりの凧は、基本的には天高く揚がっても見分けがつきやすいように、凧印はなるべくシンプルにするのですけど、こちらの町内のものはかなり細かく描かれています。 西ヶ崎町は旧浜松市の最北に位置していて、浜松を災害から守り、市民の幸福と豊作を祈願して、毘沙門天にしたそうです。



あともう一つ、おかめさんの凧は「高町」のものです。こちらは、同町内で豆菓子を専門に製造販売する評判堂というお店の商標の「おかめ印」を絵柄に使ったみたいです。
ただし、正確にはおかめさんの顔ではなく、おかめさんのお面の絵が描かれております。しかもよく見てみると、薄く開けられた目が妙にキラキラしていて、口にはお歯黒が。さらにそのお面をかぶるための紐まで丁寧に描かれているときたもんだ

………と挙げてみたのですけど、インパクトありありで私が皆様に紹介したくても今回は見つけられなかった凧はまだまだあります。 その思いを来年に残しつつも、次回は浜松まつりの夜の部の様子をお伝えします。
それから、スピッツクラブ展覧会の様子についてできるだけ早くお伝えしたいのですけど、写真や記憶の整理に時間がかかるので、来週までお待ちくださいませ。


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岡崎城のほうでの白ふわまつり

2016-05-07 00:02:18 | ワンコイベントの類
こんばんは、白黒茶々です。
前回からの続きで、白黒茶々家は岡崎の五万石藤の下で白ふわにまみれております。 今回は、サモエドのアルファ君(アル君)、蘭丸君(丸君)、マーシャちゃんフェリシテちゃん、日本スピッツのレオン君ノエルちゃん、ポメラニアンのつくし君の、総勢9頭のワンコが一同に介しました。



前回の集合写真とは微妙に違うのですけど、皆様はおわかりでしょうか? その藤の下でまったりとした時間を過ごしたあと、もふもふのご一行は次の場所に移動を始めました。



坂谷曲輪(くるわ)跡の緑の林を抜けていき、ちょっと急な坂道を上って、高い石垣で守られた本丸跡に入っていくと………



昭和34年(1959年)に建てられた復興天守がばば~んと、姿を現します。 岡崎公園は、15世紀に西郷氏によって築かれ、徳川家康が誕生し、その後は本多氏の居城となった岡崎城の跡に造られた公園であります。よく見てみたら、その復興天守の前に「グレート家康公と青い無精対」………
※違いますよ!正しくは「葵武将隊」ですよ。いくらなんでも「無精」はないでしょう。(編集部注)

いや、ウチのパソコンの誤変換が面白かったから、ついそのまま載せてしまいました。 それはさておき、復興天守の前に葵武将隊の方々がいたので、彼らにも協力をお願いして………



お城をバックにして、「お城と戦国武将と白ふわたちの絵」を写真に納めました。 こちらでも白ふわたちは、たくさんの人に注目されていました。
そういえば「グレート家康公と葵武将隊」のメンバーは、私たちがしばらく見ないうちに代替わりしていて、以前と比べて若返って初々しくなっていました。ちなみに私たちと今回居合わせたのは、左から井伊直政(赤い甲冑のほう)、徳川家康(グレート家康公?)、酒井忠次にございます。



さらに白ふわ一行は、平成22年(2010年)に木造で復元された東隅櫓を仰ぎながら菅生曲輪跡に移動し………



城南亭という茶席に入っていきました。こちらの外の席では、ワンコを連れたまま抹茶を味わうことができるのですよ。



その前に、丸君、ノエルちゃん、つくし君を含めた丸ジジさん一家が帰られました。これからみんなして自宅までの片道6キロの道を歩いて引き返していくそうです。今回は久しぶりにご一緒することができて、とても嬉しかったです。また機会があったら、よろしくお願いします。



残りのメンバーは、外の席でお茶が出るのを待っていました。 岡崎公園での集まりは、こちらの茶席で締めるのがすっかり定着していますね。



………となかんとか言っているうちに、白黒茶々家のぶんが運ばれてきました。 ちなみに今回のセットは、ようかんと抹茶味のスポンジが一体となった、その名もズバリ「五万石」と、もう一つの大福のようなお茶菓子は……… スミマセン、名前を忘れてしまいました。 それから抹茶のほうは、甘さのないスタンダードな苦味の「豊田」にございます。それらをいただいている間は、さすがの波も疲れていたみたいで………



寝ている様子をカメラで撮ろうとしたら、起きちゃった。 それでも、顔のほうは眠そうなままとなっておりますよ。



アルファ君もお疲れ……… ってよく見てみたら砂利石をほじくっていて、なんてお茶目なのでしょうか とにかく、こちらではヒトもワンコもゆったりとした時間を過ごすことができました。今回の集まりは、これにてお仕舞いなのですけど………



帰る前に、マーフェリの付き人さんがたつぴのために、練習用の電子ドラムの器具一式をくださいました。かなり本格的で、これらがあればドラムの演奏が上達すること間違いなしです その前に、据え置く場所を確保するために、家の中を片付けなければ はい、親の私たちのほうも、これから頑張ります。

この日集まったもふもふの皆さん、今回はご一緒してくださり、ありがとうございました。 これからもふもふたちにとっては厳しい季節になりますけど、ひと夏を越えて、今度は秋の紅葉狩りの時季にまたお逢いしたいです。


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五万石藤の下での白ふわまつり

2016-05-04 14:21:19 | ワンコイベントの類
こんばんは、白黒茶々です。
今年のGWは日曜日と祝日との感覚が微妙で、企業や学校によっては細切れのような休みになっているところもあると思います。 その一方で、すべてを繋げて7連休とか10連休にまでしてしまうという、憎らしい……… いや、羨ましいところもあるみたいです。とにかく、そのような貴重な休みは、充実したものにしたいですね。
そんな今月の1日に、白黒茶々家はスピ仲間や岡崎のサモエド友達に声をかけ、この時季に旬を迎える岡崎公園内にある五万石藤の下でみんなで集まることになりました。

その日は絶好のお出かけ日和で、私・箔母さん・の白黒茶々家の2人と2頭は、12時の集合時間に余裕で間に合う時間に家を出ました。 あれっ、たつぴ君は?と気付かれた方もいると思いますけど、心配はいりません。 彼はその日の午前中は学校の部活に行っているのですけど、終わったら列車に乗って直接目的地に駆け付けることになっているのですよ。それから間もなくして私たちは豊橋東バイパスを車で乗っていきました。連休中とはいえ、その道はそこそこ空いていて、私たちは快調に飛ばしていき、やがて豊川に差し掛かりました。

と、そこで私は突然青ざめ「そういえば、箔と波のリードって持ってきてなかったような………」ということに気付きました。 箔母さんにも確認してもらったのですけど、やはりありませんでした。ワンコの本体は忘れていないというのに。我ながらいつかはやるとは思っていたのですけど、まさかこんな大事なところで犯してしまうなんて………



そうしたら、その日は箔と波をずっと抱っこしたまま散策するしかないということに。「それだけは、絶対にイヤ 」という箔母さんのため(正直いって私もイヤです )にも、私は大遅刻覚悟で近くのインターで引き返しました。のちに人はこのことを「リードの悲劇」と呼ぶことでしょう。再びもと来た道を走っていく途中で「大変申し訳ないのですけど、忘れ物をして引き返したこともあって、かなり遅れてしまいます 」といった内容のメールをアルパパさんに送ったら、間もなくして「了解しました。 事故などには気を付けてお越しくださいませ」というありがたいお言葉をいただきました。



そして私たちは岡崎市内に入り、今回はいつもとは違った岡崎市立中央図書館の駐車場に車を止めました。そこから今回の目的地の岡崎公園はすぐ近くです。



待ち合わせの時間から51分遅れて、私たちは集合場所となっていた模擬大手門前に到着したのですけど、さすがにそこには白ふわ仲間はいませんでした。



私が「大遅刻宣言」をしたあとに、「みんなで藤棚の下に来ています」という知らせを受け取っていたので、今度は私たちはそこを目指しました。 この日は全国的に炎天下となるという予報があったのですけど、新緑の木々の間から流れてくる風が、ヒトにとってもワンコにとっても心地よかったです。



そうしているうちに、私たちはようやく五万石藤の藤棚にたどり着きました。 その下では目立っているであろう、白ふわのサモスピたちは………



いた いましたよ。しかも、皆さんは私たちが来るまでの間は、藤棚目的で来た人たちの関心を集めていたみたいです。



そうしたら、改めまして今回「五万石藤の下での白ふわの集い」にご一緒してくださった方々を紹介いたします。 まずは、白黒茶々家よりも遠い浜松からやよっちさんと一緒に来た、レオン君です。3月末の白ふわオフ会に引き続いて今回も逢うことができて、とても嬉しいです。



こちらも白ふわオフ会の参加者だった、アルパパさん家のサモエドのアルファ君(アル君)……… って、すでに箔母さんにモフられています。 この日は彼女がしつこくくっついていて、申し訳ございませんでした。 とはいっても、この広くてもふもふな毛触りは、彼女ではなくてもクセになりそうです。



さらに今回は、アル君の弟犬の蘭丸君もいました。彼の飼い主の丸ジジさんとはなかなか休みが合わなくて、2年半前の東公園での紅葉狩りのとき以来の再会となりました。整った容姿ともふもふの体は、あのときと変わっていませんでしたよ。



それだけはなく、丸ジジさんの奥さんや息子さんに連れられて、蘭丸君の同居犬のスピッツのノエルちゃんと、ポメラニアンのつくし君も来ていましたよ 大中小のもふもふが揃っているなんて、素晴らしいことです。



写真にはフェリシテちゃん(と、ノエルちゃん)しか写っていないのですけど、少し遅れて、浜松からもう一組マーシャちゃん一家も、藤棚の下に姿を表しました。藤棚見物や紅葉狩りなどにいつも付き合ってくださり、ありがとうございます。



あと、14時少し過ぎにたつぴも無事にたどり着きました。 これにて、今回の参加者が全員揃いましたよ。



今年の五万石藤は、開花の時季が早かったこともあって、五万石藤まつりの中間となるその日にはすでに満開を過ぎてしおれてきていました。



それでも、その下では白ふわたちを囲んで、いや、彼らに囲まれながら私たちは楽しい時間を過ごすことができました。
ここで私が今回大遅刻した理由を話したら、アルパパさんとやよっちさんは「そのことを先に言ってくれれば、予備で持っているリードを貸してあげたのに」というお返事が 彼らは、出先でワンコのリードが水に濡れたり千切れたりしてもいいように、車の中などにもう一組リードを常備しているそうです。「そ、そうだったのですか……… 」きっと人はこのことを「リードの悲劇の悲劇」と呼ぶに違いありません。



そうしたら、藤棚の下で白ふわの集合写真を撮っておきたいですね。 今回は、4サモ、4スピ、1ポメの合計9頭のワンコが集まりました。私はその光景を撮るのに夢中になっていて気付かなかったのですけど、私たちと一緒になって彼らにカメラを向けるギャラリーがかなりいたみたいです。なんか、箔と波も含めた白ふわたちがモデル犬になったみたいで、嬉しいですね。
その白ふわたちが集った1日はまだまだ続くのですけど、じっくり話すと長くなりそうなので、キリのいいこのあたりでいったん仕切らせていただきます。といったところで、皆さんも有意義な休日をお過ごしくださいませ。


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