「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

どうにもならない「二文字掻上灰」

2016年09月13日 | お茶三昧

           

                                          「あまのはら」 (結 製)

とてもきれいなお菓子です。
竿物ですが、切り口の景色が場所によって違います。
黒い縁高の中では下の黒が透けて、まるで夜のようですが。
器によっても違う姿が楽しめそうですね。

このような美しいお菓子の写真の後には、
とてもモザイクなしではお見せできない、
初めての「二文字搔上灰」の灰形です。
なんと写真に撮ると粗がさらに強調されてしまいました。
それで不本意ながらこの写真です。

               

まず、欠風炉のヘリが邪魔をして、灰形を作るのが大変です。
灰匙を持った手をどのように入れればよいか四苦八苦。

ようやくできた二文字灰に、
火箸などの細いもので、掻上げながら筋を入れていきます。
それも、深からず浅からず、あまり細くてもいけない。
均等に、まっすぐ。

出来ません。
ちょっとでも震えると曲がります。
力が入ると"深くて太い溝"になる・・
なんか嫌なものを連想しますね・・・。
もうそろそろ手が震える年ですからね。
何でも、少しでも若いうちに習得しておくべきですね。
今日から毎日一回は作ろうと心に決めました。

でも皆さんが「名残の茶事」をしたいという、
健気な意欲を見せてくださったからこそ、
私も初めての灰形に挑戦する機会が出来たのですから、
何とか少しでも良い姿になるように頑張らなくてはと。

モザイクなしの写真を、
ちらっとでもお見せできるようになりたいです。

 

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