「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

未年の稽古も始まり

2015年01月07日 | お茶三昧


今日は稽古始めでした。
正月飾りも7日は外さなくてはなりませんが、
今日一日は下げておきました。
だってどなたにも見ていただけなかったのですもの。
この飾りはは誰のためにかって・・・
はい神様のためにですよね。
明日の朝には無いようにします。

今週は「長板総荘り」のお点前で、新春らしく。
何か干支のものをと、薄茶のお茶碗に未が付いているものを使いました。



「未が一匹~未が二匹~」と数えていると眠くなる御茶碗かな。
11匹います。
「なんで12匹でないのかしら」
「一匹は未年の一匹かしらね」
「どこかに一匹隠れていないかしら」
となぜか12匹にしたい皆さんでした。

お茶碗の内側には「瓔珞文様」( ようらく)が描かれています。



瓔珞はもともとインドの上流階級の人々が身につけたもので、
珠玉や貴金属を編んで頭や首や胸にかける装身具だそうです。
これがのちに菩薩像などの身を飾るものとして用いられて、
寺院内でも天蓋の装飾に用いられたりしました。
なかなか豪華な感じですね。

これでひつじ年も良い一年になりますように。



よろしかったらぽちっとお願いしますね。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村

仁阿弥道八と洋風汁粉

2015年01月07日 | 日記


「洋風汁粉」  六本木「花郷」にて


お正月休みの最終日はサントリー美術館へ。
まずはお正月らしくお昼は和食のお店を予約して。

器もメニューも凝った美味しいお料理の〆は、
洋風な汁粉と称したデザートでした。
白餡ベースに隠し味にチーズなどが入っているそうで、
頂いてみるととろりとした餡が美味しくて、
初めての味もなかなか楽しめました。

元旦から頭をよぎっている、
「今年は和菓子作りをもっと極めたい」
という思いが、益々強くなりました。
お稽古で何やら出てきましたら、試食をよろしく。

今日はサントリー美術館のメンバーズ内覧会で、
スライドレクチャーもあるので、時間に合わせてお店を出ました。

展示は「仁阿弥道八・のびのびと、まじめに。」
彼の名は関東ではあまりなじみがないと、学芸員さんが言っていましたが、
茶道をしている者には、魅力ある作品を作った陶工として人気があります。

茶道具としての茶碗は、思いのほか静かで、
どれも使ってみたい誘惑にかられます。
料理やお菓子を盛る鉢は、デザインも色遣いも斬新で新しい。
置き物は大きいものが多くインパクトあり。
初めて目にした、炉蓋がとても楽しかったです。



「分福茶釜」からの連想か、狸がどんと乗っている作品がいくつかありました。
こんな炉蓋が茶室の中にあったら、面白いけれど・・どうしましょうね。

食事をして、展示を見て歩いた後のスライドレクチャーでしたので、
とても気持ち良くて半分は寝てしまいました。
展示期間が二月末までありますから、皆さんも覗いてみては。
これだけ一堂に会する機会はあまりないかもしれません。

もう一か所寄りたい予定があったのですが、外は雨でしたので、
また時間を取ることにしました。



よろしかったらぽちっとお願いしますね。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村