やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

古い蔵に泊まったり、食べたり

2009-07-21 | 
泊まりは小布施町の「桝一客殿」。
長野の老舗砂糖問屋から移築した土蔵3棟を
中心に7棟の木造家屋により構成され、12室。

東京のパークハイアットをはじめ、小布施では
「蔵部」や「桝一市村酒造場本店」を設計した
建築家ジョン・モーフォード。

「小布施に来たら、こんな所に泊まりたい」って
いう思いで設計していったそうだし、当主内村さんの
考えや戦略が込められているのだろう。

とても考え抜かれ贅をつくした丁寧なホテル。
ライブラリーの蔵は小さくて繭に入ったようで、
蔵書を眺めていると時間を忘れる。

でも、部屋に入ると小布施の町や北信濃の
香りがほとんどしない。

東京などの大都市にあったら大人気を
博すかもしれないけど、
非ローカル性や都会性に違和感を感じる。

せっかく古い建物を移築までして、
コンバージョンしたのに。



夕食は須坂。
明治時代からまゆ蔵として使われていた土蔵を
改装した、落ち着いた雰囲気の「グラッセ」。

ぐにゃぐにゃ曲がった松で組んでいった柱や梁も
漆喰の壁だって丸見えで見飽きない。

そんなに広くないのだけど、
高さがあるから空間が豊かに感じられる。

昔の蔵に入っていた古道具などが
さりげなくおいてあるのも楽しい。

ハンバーグやステーキをみんなで
わいわい食べる。

食後はそのオープンな2階へ移動して
デザートタイム。

喫煙もOKなので、それまでタバコは
店の外で吸っていた人たちが、
うれしそうに火を点けた。