陛下の祷りも通じない群れの醜態だが、これは国家のバチルスの一例である。社会はますます重症化している。
標題はその趣としてよくあることだが、昔なら国賊とかいわれた類の群れの一人だ。
組織でも人事の恨み、蟻塚を作って対立し抗争したり、排除されたとおもっている側は、組織の、゛そもそも゛目的を掲げたり、反論もできないような、民主、自由、平等。人権を掲げてその正当性を突いてくる。
しかし、以下に掲載する事例は狡猾な上級職公務員の所業である。しかも学び舎エリートの醜態は後の東電・関電幹部、後の佐川理財局長の国税長官への褒賞的栄転などの因となる隠蔽改竄行為など、金品や文書情報についての恣意的行為がはびこっている。
これに湧くのは嫉妬ではなく、公の憤慨である。それを助長するのは迎合しつつ血税を吸い合う政官の狡猾な「狡務員」の醜態である。以前知人から送られてまた雑誌の抜粋資料だが、現在も似たようなことが性懲りもなく起き、しかも、蔓延している。
これでは政策も資金も行きわたることはない。まさに「四患」の見本のような姿だ。
当ブログ《四患は五寒にすすむ》 宰相の選択と覚悟 2017 3 2 掲載
税と警察の姿によって政治の信頼が左右される
安岡正篤氏
①元国税庁長官に脱税疑惑 民主党大物議員や、ミッチーから「お小遣い」?
財務省主税局と国税庁で一貫して税制改革に携わり、「税と社会保障の一体改革」と「国民総背番号制」を唱え、今の消費増税案の礎を築き上げ、国税庁長官 まで上りつめた大武健一郎氏(65)に脱税疑惑が持ち上がった。大武氏の妻・満里子さん(61)が、12冊にも及ぶ夫の現職時代の"黒革の手帳" (1986〜96年の間)を持参し、週刊朝日に告発したのだ。
中にはビッシリと小さい文字で、小泉純一郎、安倍晋三両元首相ら自民党議員、菅直人前首相、仙谷由人政調会長代行、大蔵省出身の藤井裕久元財務大臣、松本龍元復興相ら民主党議員との面談などのスケジュールや、毎日の感想などが克明に記されていた。
そして、夫が国税庁長官に就任した2004年までの銀行預金の通帳のコピー、確定申告書控えなどの物証を添え、満里子さんはこう訴えた。
「手帳にあった現金メモの記述は、家に残されていた確定申告音の控え、納税通知書、通帳記載額と照らし合わせても、正確でした。3年間だけで1千万円近くを過少申告し、"脱税"していた疑いが濃厚です」
税制2課長時代の92年の手帳には講演料、勉強会謝礼など給与外所得(雑所得)と思われる記述があった。合計すると、457万円分になるが、その年の確定 申告額は約188万円しかなかった。同様に、93年も360万円分、94年も350万円分が確定申告されていなかった。
さらに、確定申告されなかった手帳に記された現金メモには興味深い記述があった。
<92年3月14日藤井ひろひさ:5万円><93年10月27日安倍晋三:5万円><94年7月5日松本龍:10万円)など政治家からのものだ。
「故・渡辺美智雄元外務大臣からは92〜94年に計30万円を受け取ったようなメモがありました。夫は家で元外相を"渡辺みっちゃん"と呼び、『今日、ほめられたよ』などとよく自慢していました。政治家の方々からもお小遣いのような現金を頂いていたんだなと驚きました」
政治家たちは本誌の取材に対し、「20年ほど前のことであり、資料もなく、記憶にもありません」(安倍事務所)、「全く知らない話」(当時は渡辺美智雄氏の秘書だった渡辺喜美議員事務所)などと答えたが、松本氏は事務所を通じ、
「大武氏へ10万円を現金で支払ったのは事実です。当時のスケジュール帳にも同様の記載がありました。松本本人も渡した記憶はあると話していましたが、名目はハッキリ覚えていません。恐らく、勉強会のお車代だと思われます......」
とコメントした。
※週刊朝日 2012年7月13日号
②週刊朝日が脱税疑惑指摘した元国税庁長官 ご自身は・わたり・で破格の待遇
元国税庁長官の脱税疑惑、・脱法重婚・を追及してきた週刊朝日の記事が財務省に衝撃を与えている。元長官が極秘で歴代財務事務次官(25人)、国税庁長 官(25人)の退官後の「納税額調査資料」を作成し、財務省OBたちの「退官後の高給ぶり」がリアルに明らかになったからだ。
国税庁長官時代に先輩らの納税額を・極秘調査・した大武氏は、調査理由について、週刊朝日にこう釈明していた。
「もし、(先輩たちに)不正があったら嫌だな、そんな先輩がいたら注意しなきゃいけないと思って数字を出した」
だがそんな言葉とは裏腹に、大武氏も先輩を見習って、05年7月に国税庁長官退官後、商工組合中央金庫副理事長へ天下り。08年には大塚ホールディングス代表取締役副会長という超高給ポストへ華麗なる"わたり"をしていた。
同社の2011年度の有価証券報告書によると、大武氏への年報酬は約1億2千万円で、歴代OBの中でも破格の待遇だ。
そのうえ、大武氏は国税庁の有力天下り先のTKC全国会(税理士、公認会計士1万人以上が加盟する組織)会長、税務大学校客員教授、人事院公務員研修所客員教授などを歴任していた。
※週刊朝日 2012年8月3日号
タグ:政治
民主化ではなく「官倒」だったデモ
③元国税庁長官が極秘作成 幹部の「天下りリスト」と「生涯賃金10億円」の証拠
本誌が追及してきた元国税庁長官の記事が波紋を呼んでいる。元長官が極秘で歴代財務事務次官(25人)、国税庁長官(25人)の納税調査資料を作成し、財務省に衝撃を与えているのだ。
この元長官は、財務省主税局、国税庁で一貫して税制改革に携わり、"税のスペシャリスト"として、現在も永田町、霞が関、財界に強い影響力を持つ大武健一 郎元国税庁長官(66)だ。週刊朝日に告発した妻(61)によると、大武氏は国税庁長官在任中(2004~05年)、「先輩の資産を辞めるまでに調べ上げ てやる」と語っていたという。
その資料には、歴代国税庁長官、財務事務次官の01~04年の天下り先と、納めた所得税額が記されている。税理士に依頼し、その所得税額から、03、04年に得た給与収入を推計した。
推計年収は内部資料に記された所得税額が、すべて給与収入によるものと仮定し、算出した。不動産、株など、他の収入は考慮していない。たとえば、国税庁長 官から公正取引委員会委員長に天下り、現在も在職中の竹島和彦氏は03年の推計年間給与収入が2983万円。また、国税庁長官と大蔵事務次官の経験者で、 天下り先が日本たばこ産業会長やイオン社外取締役であった小川是氏は、03年の推計年間収入が5427万円だった。
事務次官、国税庁長官経験者らの退職金は約7千万円で、「わたり」をうまくやれば、生涯で8億~10億円を稼げるとも言われる。大武氏の・極秘調査・のおかげで、その実態がリアルに明らかになった。
※週刊朝日 2012年8月3日号
黒船とマッカーサーだからできたこと。(東京裁判) (厚木到着)
④民主に打撃 元国税庁長官のスキャンダルで新マニフェストに暗雲
大武健一郎元国税庁長官の妻が、夫の現役時代の脱税、憤報漏洩、愛人との"脱法重婚"など数々の疑惑を週刊朝日に告発した記事の余波で、政界に激震が走っている。
「税と社会保障の一体改革」と「国民総背番号制」の提唱者で大物官僚だった大武氏は自民党の故・渡辺美智雄元大蔵大臣、塩川正十郎元財務大臣、古賀誠衆院議員、仙谷由人・民主党政調会長代行、菅直人前首相、公明党の太田昭宏前代表ら幅広い人脈を誇った。
それだけに政権与党へ与えた打撃は大きかった。
「大 武さんは財務省時代からベトナムと太いパイプがあり、ベトナム国税庁顧問にも就任。ベトナムへ原発輸出をごり押しする仙谷さんの知恵袋的な存在で、勉強会 にもよく講師として招かれていた。週刊朝日の発売後、ベトナム関連の会合に大武さんは仙谷さんと一緒に出席していたと聞いたが、スキャンダルは仙谷さんに とって大きな誤算だったようです」 (政府関係者)
「消費税増税はマニフェスト違反」と小沢グループが造反し、新党を結成したこともあり、民主党は目下、新しいマニフェストづくりに取り組んでいるのだが、実は"大武スキャンダル"はマニフェストにも少なからず影響があったのだ。民主党幹部がこう言う。
「民 主党のマニフェストの中の『税と社会保障の一体改革』『税制改正』などの項目については大武氏が前からアドバイザーを務めていた。彼は東日本大震災復興構 想会議検討部会の委員も務め、復興財源、臨時増税などの提言も積極的に行っていました。記事の影響で今は大武氏から助言が得にくくなりました」
民主党や財務省内部のゴタゴタは勝手にやってもらえばいい。だが、増税なんて痛くもかゆくもない「高給取り財務官僚」たちによる、「消費増税」という"三文芝居"に付き合わされる私たち国民は、いい迷惑である。
※週刊朝日 2012年8月3日号
「下台」汚職校務員や政治家は辞めろ
⑤元国税庁長官・大武健一郎氏の脱税スキャンダルに国税庁が大揺れ
脱税疑惑や「国民年金なんか払うな」発言などを妻・満里子さん(61)に暴露された元国税庁長官・大武健一郎氏(66)のスキャンダルが、永田町や霞が関に衝撃を与えている。
大武元長官は取材に対し、「当時、学生は任意加入で、国民年金の将来は大変難しいので学生時代はいらないよ、というのが僕の意見だった」と答えたが、財務官僚の一人は頭を抱え、こう嘆く。
「あの記事が出た後、ネットで『元国税庁長官が言うなら、年金を払うのやめよう』と書かれまくっている。消費増税法案が衆院を通過したのに、元国税庁長官が脱税疑惑などで妻に告発されるなんて前代未聞です」
大武元長官のスキャンダルに見舞われた国税庁は、政府、与野党、関係省庁などへの対応に大わらわだったという。
さらに、大武氏の"古巣"国税庁内では、東京国税局調査部に所属するエリート特別調査官のW氏が大武氏の取材に同席していたことが大問題になっている。朝 日新聞記者として長年、国税庁を担当し、『徴税権力』(文藝春秋刊)などの著作があるジャーナリストの落合博実氏がこう指摘する。
「大武 氏が当事者でもない現役国税局幹部を取材に同席させたのは極めて不穏当で、きな臭い話だ。新聞社・出版社も国税局の税務調査を受ける立場であり、取材記者 や編集部にプレッシャーをかける狙いがあったとしか考えられない。現役職員が出てきたことで大武氏個人の問題にとどまらず国税組織全体の問題になった。国 税庁長官経験者2人から私に電話があり、『驚愕の記事だ。現役職員を取材の場に引っ張り出したのも最悪』と嘆いていた」
※週刊朝日 2012年7月20日号
タグ:政治
社会は私することなく、公に為す。(孫文)
たしか麻生財務大臣の政治団体も「為公会」と名付けたが・・・
⑥国税庁職員が暴走 脱税疑惑の大武元長官擁護のため現役職員が取材班を恫喝?
週刊朝日7月13日号の記事により、脱税疑惑や脱法重婚疑惑が明らかになった元国税庁長官・大武健一郎氏(66)が、6月29日、週刊朝日のインタビューに応じた。
しかし、そのインタビューには弁護士とともに東京国税局調査部に所属するエリート特別調査官のW氏が同席した。W氏が取材に口を挟む回数は弁護士よりはる かに多く、早口でたたみかけるような口調で、大声だった。たびたび、「国税庁長官を務めた人間の申告漏れとなれば、大きな問題になります。よくよく調べて から記事にしてもらわないと」と言葉は丁寧だが、高飛車なもの言いを繰り返した。まるで、記事掲載を見送らせるための"胴喝"のようだった。
インタビューの終盤になると、W氏と弁護士ははっきりと「掲載の見送り」を迫ってきた。
「ご 夫婦の話に口出しするつもりはないが、記事が出てからじゃ全然、遅い。我々はすべてのデータを目で確認してない。本当に申告漏れがあったかを調べるため、 奥様が2年間かけて作ったデータのすべてを見せていただかないと。通帳の現物、確定申告書などもすべて突き合わさなければなりません」(W氏)
国税庁に対し、W氏の同席問題について質問をすると、国税庁報道係は書面でこう回答した。
「元秘書ということで日程などを確認するため、大武氏から要請され、年次休暇を取得し、同席した。当方としても、(同席は)報道を見て初めて知ったものであり、指示したものではない。同席は誤解を招きかねず、不適切であったと認識しており、厳正に対処したい」
※週刊朝日 2012年7月20日号
西郷は。このような国にするつもりはなかったと鹿児島帰郷
⑥元国税庁長官 「俺は年金スペシャリスト、国民年金なんか払うな」
元国税庁長官・大武健一郎氏(65)は「税と年金のスペシャリスト」(財務省関係者)と呼ばれてきた。それは、1976年から2年間、厚生省(当時)年 金局年金課で年金を、大蔵省では主税局一筋で竹下内閣の消費税(3%)施行などから20年近く、税制改革に携わった他に例のない人物だからだ。その大武氏 が「年金は払うな」と発言していたことが、妻・満里子さん(61)の告発でわかった。
満里子さんによると、長女が20歳になり、区役所 から国民年金を納付するよう連絡がきたとき、満里子さんが相談すると、大武氏は繰り返し、「国民年金なんか払うな。将来は破綻してもらえないから損をす る。俺は厚生省で年金のスペシャリストだったんだぞ」と言い放ったという。
満里子さんの証言によると、家族に対して金銭面ではかなりシビアだったようだ。
「結 婚以来30年以上、夫は私に預金通帳、給料明細を一切見せず、収入の一部を現金で手渡してきました。子供たちが小学生のころは18万円程度しかもらえず、 エアコンも買えないほど生活は苦しく、同じ官舎に住む同世代のノンキャリアの部下のほうが生活水準は高かった。私が文句を言うと、『あの人は悪いことをしている』とはぐらかしていました。そして都合が悪くなると、『俺も悪いことをするぞ』と威嚇し、暴力をふるうようになりました」
※週刊朝日 2012年7月13日号