キレンゲショウマと言えば四国・剣山が有名だが、宮尾登美子の小説「天涯の花」で知られるようになる以前は、紀伊山地・大峰山脈のキレンゲショウマ群落の方が“知る人ぞ知る”存在でしたが・・・。七曜岳から行者還岳への奥駈道がスズタケで覆われていた頃までは群落を保っていたが、明星ヶ岳から狼平にかけてのオオヤマレンゲ大群落が鹿の食害で壊滅したころ、ほぼ同時期に峰山脈のキレンゲショウマも鹿の食害で壊滅的な被害を受け、年々少なくなり、今は天川村のボランティアの人達と行者還岳トンネル西口駐車場のN氏などが保護にあたって、何とか残っている。
まさに“あれから30年”去年あたりから、なんとなく気になって、今年も8月14日(月)2度目の偵察に出かけました。見頃は20日頃になるというフォトクラブ大峰のT氏からのmailをもらっていたので、まだ、早いと分かってはいましたが・・・。天気予報では午後、雨の可能性もあったが奥駈道では6~7人の人に出会った。男女1組以外は皆、単独の若い人でした。弥山・八経ヶ岳は頂が雲の中でしたが、リョウブの花が咲きヤマシャクヤク実がハジケ、赤い実をつけたオオカメやガマズミが綺麗でした。11時45分、西口駐車場のN氏に無事下山を伝え、天ケ瀬方面へ下る方が良い、とアドバイスを頂き、帰途につきました。
途中、ナメゴ谷の橋で車を止め、ジュルミ谷を渡り“論所ノ尾”への踏跡を覗いてみたら岩一面にイワタバコの花が咲いていました。
✰お知らせ✰
9月25日:風景写真(入門編)の無料体験講座が開かれ、誰でも参加できます。
申込先:あべの近鉄 &(アンド)ビル4階、☎0744-25-5421)「近鉄文化サロン」
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