おかあちゃん牧師の日記

新船橋キリスト教会の牧師です!
日々の生活のこと、教会のこと、
家族のことなどを書いています!

自分を救え

2017-04-07 07:44:09 | 課輔班

教会の課輔班では、
先週のゲッセマネの祈りに続いて、
今週は十字架のおはなしをしました。

イエスさまが大祭司のところと、
ヘロデ王やピラトのところを
あちこち連れまわされ、
不当な裁きを受け、
最後は十字架につけられるところまでです。

準備の段階で、気づいたこと。

イエスさまが十字架にかかる姿を見た、
民衆や兵士たち、
隣で同じく十字架刑に処せられている人までも
口をそろえて言う、
「神の子キリストならまずは自分を救え」と。 

「自分を救う」
それは私たちが得意なことです。
私たち人は、みんな自分を救いたい。
まずは自分なのです。

人は自分を救うために他の人を傷つけ、
自分を救うために人の物を奪い、
自分を救うために人を蹴落とし、
自分を救うために犠牲を払い、
自分を救うためには努力を惜しまない。 

まずは自分を救えというのは、
まさに人間らしい発想です。

はい、私も自分が救われたくて、
イエスさまを信じたのです。 


でも、イエスさまは違う。
イエスさまは自分を救わない。

あんなにゲッセマネで、
できればこの杯を回避したいと願いながらも、
あえて十字架の道を進んでくださった。

どうして?
私たちを罪と死から救いたいから。
私たちを愛しているから。


十字架のおはなしを
子どもたちは食い入るようによく聞いていました。
最後に師母が、
「今日のおはなしを通して、
いろいろ感じることがあった思う。
だれかそれをシェアしてくれるかな?」
と問いかけました。

すると4年生の1人の男の子が手をあげて、

「イエスさまは、
何にも罪を犯さなかったのに、
僕たちを救うために、
あんなに苦しみを受けてくださって、
ほんとうに申し訳ないと思った。」 

彼は課輔班に来て2年目の子。
彼の家は伝統的な宗教に熱心で、
お父さんはいつも私たちに、
「教会の課輔班には感謝しているし、
子どもも喜んで行っているんだけど、
子どもをクリスチャンにされると困るんだよね。」
と言って来る。

おとうさん、もう手遅れかもしれません。(笑)

というわけで、
子どもとイースターを迎えるのが楽しみです!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする