五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ ヤングキングアワーズ 感想

2017年07月07日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

2017年8月号

 

 今月の『蒼き鋼のアルペジオ』感想はこちら
 今月の『僕らはみんな河合荘』感想はこちら
 今月の『ナポレオン -覇道進撃-』感想はこちら

 表紙は、『蒼き鋼のアルペジオ』より、キリシマさん!
 作中ではクマのぬいぐるみに入っていますが、元の姿で制服姿。
 今月号を読めば納得ですけど、いきなり見たら「?」ですよね(^^; 

 

 

 『真・一騎当千』 (塩崎雄二 先生)

 勾玉の真実が明らかに・・・!?

 呂蒙がいる場所は徐福院? ということは、彼女も彼方側へ来てしまった?
 さらに、そこには「黄蓋」を名乗る男がいて、謎は深まるばかり。

 一方、孫策も徐福院にいて、佐々木小次郎からある条件を達成すれば
 院を案内すると言われ、その試練に挑みますが、それを見つめる人物が・・・
 というか、名前からしてあの人なんですかね? 孫策、大ピンチです。
 そして、呂蒙が黄蓋から聞く黄泉比良坂の話は、勾玉の秘密へ迫りそうで楽しみ。

 

 『アラサークエスト』 (天野シロ 先生)

 断捨離こわいの巻。

 シャルさんの実家から来た手紙には、彼女の部屋にある物を処分すると書かれていて、
 慌てて「母の病」を口実に帰郷していますが、そこで「バラ」と呼ばれていたのは、
 由来を知ると大笑いでした゚(*゚´∀`゚)゚ 「薔薇の友」だから「バラ」なのか・・・

 つまり、シャルさんはBL系の本を守るべく家へ帰ってきたわけですが、
 友人からは昔の黒歴史なあだ名で呼ばれ、母には公開処刑されと、いたたまれない(^^;
 そして、なかなか捨てられない状態が続くも、ついに悟りを開くシャルさん、尊かった(ぇ
 BL作家先生への敬愛を感じるラストが、夕焼けに照らされ清々しい・・・のに、あの絵!

 

 『ますらお 秘本義経記』 (北崎拓 先生)

 コミックス『ますらお 波弦、屋島』2巻は、9月発売! そんな今回、瑠璃姫来訪。

 源氏・源範頼軍から脱走者が相次ぐ状況に、和田義盛も逃げ出す算段を立てるほど(^^;
 そんな中、義経さんは新婚状態で、静さんをほったらかして萌子さんと籠もりっきり。
 誤解を招きそうな描写には笑いましたが、やってることは戦略談義というから面白い。

 一方、京へやって来た瑠璃と与一たちでしたが、義経に取り次いでもらおうとするも、
 佐藤兄弟に阻まれて一触即発! ・・・なんて展開が、不穏でありました。
 その頃、静さんと萌子さんのささやかな戦いは続いていたものの、瑠璃さんの登場で、
 両者で手を握り合っていたのが愉快すぎました! こちらも楽しくなりそう。

 

 『鬼を飼う』 (吉川景都 先生)

 奇獣隊「夜叉」の戦い!

 四王天さんとの会談で、協力するための条件を出され、奇獣退治に向かう「夜叉」。
 これには、実戦でどれだけ戦えるか試す意味もあり、命を懸けた真剣勝負が
 繰り広げられていて、燃えましたね。

 退治すべきは真菰天狗で強敵だったものの、「夜叉」の連携は見事なもので、
 天狗の特性を見抜いたうえでの退治模様に、盛り上がりました。
 そして、後藤くんの活躍はもちろん、彼の奇獣を慮る優しさが心地よい。
 また、奇獣商の元締めの話や、とある奇獣のことなど興味深く、今後の展開が楽しみ。

 

 『おばけ道』 (漫画:小野寺浩二 先生/総合P:石黒正数 先生)

 ウニ先生の自宅訪問!

 いわゆる事故物件を探していた所、ウニ先生の部屋がそれっぽいというので、
 ハイエナのごとく駆け付ける両先生に笑! 正確には隣の部屋がそうらしいとのこと。
 そして、実際に奇怪な音が聴こえるなど、ウニ先生も悩まされている様子。

 そこで、さっそく待機する一同でしたが、こんな時に限って何も起きないという(^^;
 ウニ先生にも「本当にもってないんですね」と言われてカチーンと来る両先生が愉快!
 でも、言い返せない所が可愛らしかった。 あと、ウニ先生がエロVR持ってるのも大笑!

 

 『聖骸の魔女』 (田中ほさな 先生)

 最初の魔女の遺骸が盗まれた・・・?

 浄皇はバルテルミが二コラのもとへ持っていたものと考えているようですが・・・?
 一方、二コラたちはバルテルミに連れられて、聖天使城へ運ばれることになるも、
 何やら不吉で不穏な空気が・・・

 しかし、聖天使城ではとんでもないことが起きていて、そこには4人目の魔女が!
 どうにも過激な人柄のようで、二コラくんも手を焼いてますが、彼女を復活させた
 2人組のことは気になりますね・・・聖約相手は捨て駒みたいでしたし。
 これだと、他の魔女も蘇らせられるのでは? しかしその前に、嵐が来そう!?

 

 『並木橋通りアオバ自転車店』 (宮尾岳 先生)

 今回、常連さんたちの観覧版!

 アオバさんが頼んで、モリオくんから始まる回覧板は、自転車に乗って回す形式で、
 リュウジくん⇒ナギサさん⇒ススムくん⇒ナツキさん・・・と、バトンを手渡すように
 回って行って、それぞれの自転車紹介と共に、繰り広げられていたのが楽しい。

 私も知っている人物や、知らない人物もいて、アオバ自転車店の常連さんって、
 こんなにたくさんいたのだな~と、興味深く眺めることが出来ました。
 そして、ラストで思わず「最終回!?」と言ってしまうような演出がされていて、
 一瞬驚いたものの、まだ続くようで一安心。 大トリも、貫禄ありましたね!

 

 
 
【新連載!】
●二本松兄妹と木造渓谷の冒険 (水上悟志 先生)

 

 妖怪と拝み屋と・・・

 【主な登場人物】
 ・ねりね   : 小妖と名乗る少女。 何やらワケありっぽい逃亡者。
 ・二本松朱彦 : 拝み屋・兄。 暗いけど、変身すると好戦的に。
 ・二本松雪緒 : 拝み屋・妹。 明るいけど、変身するとテンション下がる。
 ・零堂天吉  : 強いらしい。

 何やら、奇妙なスズメたちに追われていたねりねさん。
 彼女を救ったのは、炎をまとった少年と、氷のような少女。
 しかし目覚めると、そこにいた兄妹は普通の人間で・・・

 と、始まるお話。
 兄妹は拝み屋とのことで、怪異がらみの仕事を引き受けるのだとか。
 そこで、ねりねさんは護衛と探し物を依頼することに。
 ここで出てきた探し物「木造渓谷」は、タイトルにもなっていて、気になる所です。

 そして、ねりねさんの力で舞い込んできた仕事を片付ける二本松兄妹。
 その仕事っぷりはもちろん、ねりねさんの笑顔を微笑ましげに見守る場面は、
 なかなか爽やかでよかったですね。

 それから、強い怪異との戦いで、二本松兄妹が本気になると、炎をまとった少年と
 氷のような少女に変身していたのが、カッコイイ!
 また、戦闘は兄が氷の剣の二刀流で戦うのも面白かったですね。

 さらに、零堂天吉という県内最強の退魔師もいて、彼とねりねさんの関係にも注目。
 などなど、怪異と退魔師の物語ですが、ここに「木造渓谷」がどう絡んでくるのか、
 派手なバトルにも期待しつつ、今後も楽しみです!

 


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