ヤングキングアワーズ ２０１５年５月号より
以下、ネタばれあります。 （未読の方はご注意ください）
●僕らはみんな河合荘 （宮原るり 先生）
宇佐くんと律さんの間に吹き荒れる嵐の行方は・・・？
彩花さんが帰宅した際、律さんの様子がおかしいことに気付きます。
前回、宇佐くんと麻弓さんの会話を、中途半端に聞いた後のことのようで・・・
そこで彩花さん、何事かを思いつき、宇佐くんにコンビニへの買い物を頼みますが、
頼み方がユニークな脅迫になっていて笑゜(*゜´∀｀゜)゜ ヒドイや、彩花さん。
ところが、コンビニで律さんと遭遇！？
彩花さん、律さんにも買い物を頼んでいたようで、２人を鉢合わせにしようとした様子。
心配して・・・というよりは、自分が面白いようにと考えているあたり、彩花さんらしい(^^；
しかし、宇佐くんを見つけた律さんは、彼を避けようとします。
そして言葉をかけてくる宇佐くんを、無視するばかり。
そんな状況に、宇佐くんも苛立ち始め・・・
前回、麻弓さんに言われたことが頭をよぎった宇佐くん、思い切って言葉をぶつけます。
律さんがいったい何を考えているのか？ 何に対して怒っているのか？
まるでわからないのだから、みっともなくたって、かっこ悪くたって、聞くしかない。
「・・・言いたいことあるなら、ハッキリ言って下さいよっ」
ついに宇佐くんから出た言葉・・・ それに対する律さんの答えは・・・？
涙・・・
涙ぐむ律さんの表情が、とても切なげ。
怒っていたのではなく、おびえるように萎縮していた彼女。
か細い声で告げる一言が、より切なく響きますね。
「きらいにならないで・・・」
律さんが恐れていたのは、宇佐くんに嫌われてしまうこと。
それを知った宇佐くん、大きな声で否定したはよいものの、
思わず「アホッ」と言っていたのは、笑ってしまいましたよ゜(*゜´∀｀゜)゜
律さんに「アホ」と言っちゃう宇佐くん。
彼女の言葉が、自分にとっては予想外すぎて、思わず口から出てしまった
という感じですけど、これまでのイライラの積み重ねが、影響しているのでしょうね。
そして、流れが変わって・・・
会話の流れが、宇佐くん「アホ」の一言で、一転していたのは面白い！
涙ぐんでいた律さんも、さすがに怒って反撃開始(´▽｀;)
２人して、言い合いになっていたのは、むしろ良い兆候といった所でしょうか。
しかし興味深かったのは、律さんは自分が人付き合いベタであると自覚しつつ、
椎名さんは人付き合いのウマい人だと認識して、引け目を感じていたこと。
これって要するに、宇佐くん相手にコミュニケーションをとれるかどうかを気にして、
椎名さんと宇佐くんの関係を、意識していることの表れでもありそうですからね～。
それに対し、なぜ椎名さんの名前が出てくるのか、よくわかっていない宇佐くんも、
鈍感きわまりなしといった感じで、まだまだだな～と(^^；
和解成立へ・・・
律さんもまた、宇佐くんの口から高橋くんの名前が出た意味をわかっておらず、
似た者同士といった感じでしたけど、そこから、宇佐くんの誤解がとける流れに・・・
律さんが、高橋くんとしていた本の話。
これについて、実は、律さんが高橋くんにある頼みごとをしていたのだと判明。
その内容に宇佐くんが関わっていたことから、彼、喜びを抑えきれないようで(´▽｀;)
そして律さんの行動は、自分のためのものだったと知って、ようやく素直になれた様子。
思っていることを律さんに話し、すっきりした表情になっていたのは、よかったですね。
それを聞いた律さんも、一安心といった風・・・
そこから、やっと“和解”につながって、落ち着きを取り戻す２人に安堵でした。
ここで見せた律さんの表情、最初と同じく涙ぐんでましたけど、
その意味は大きく違っていることが、よく伝わってきます。 いや～よかった！
高橋くん、意外と腹黒・・・？
律さんから、高橋くんとのことについて聞いた宇佐くん。
そこから、高橋くんが意地悪していたらしいことに気付き、
笑顔で“お返し”に行っていたのは、なかなか愉快！
しかし、高橋くんも大したもので、笑顔で返事。
年上の余裕を見せつけて、宇佐くんを気づかうふりをしつつ、
一撃くわえていたのは見事なものでしたわ(´▽｀;)
けれど高橋くん、律さんと宇佐くんの仲を理解したうえでの意地悪で、
律さんのことはきちんと考えているだけ、良心的とは言えるかも？
宇佐くんには容赦なかったですけども(^^；
まあ、彼はちょっとしたイタズラ心だったのでしょうけど、
その波紋が、宇佐＆律には大きな波風になってしまったのは、計算外。
これについては、２人の性格と状況が大きく影響していたので、
高橋くんを責めるのは酷かもしれないですねえ。
基本は好青年、でもちょっぴり腹黒・・・ 高橋くんは、そんなタイプっぽいですね。
私は、も少し宇佐くんの“ライバル”でいてくれるかと思ってましたけど、
自分の立場はわきまえているようで、その点、宇佐くんは一安心・・・なのかな？
最後に不穏なこと言ってましたが、ユーモアと本気半々といった感じでしょうかね。
何だかんだで元通り。
宇佐くんと律さんが、「元通り」の関係になったことで、
麻弓さんも、いつものペースを取り戻しているのが、日常を感じさせます。
しかし、麻弓さんの言うとおり、あれだけ青春模様を繰り広げておいて、
２人に何の進展もないのは、いったいどーゆーことなのよ！？
これについては、まだまだ律さんの意識が、その段階にないことが大きそう。
宇佐くんを大事な「友達」としか認識できていないので、やむなしですかね。
この意識が、どう変化してゆくかがカギであり、見所になるでしょうね。
まあ、それでこそ、ラブコメといった感じですし、まだまだ見守ってゆきたい所存。
なんて考えつつ、今後も楽しみです！
仰るとおり、「きらいにならないで…」に対する受け方は、その後の流れに大きく影響しますし、受け方も数ある中で、「アホ」とは…。！！でしたね。
この辺りも「友達」に留まる所以かもしれません。
また「嫉妬」については「さみしかった」とか椎名さん、高橋くんの名を出すに留まり、あまり触れられていませんでしたね。本来、椎名さんのポジションにいたいのが（いるはず？）なのが律さんでしょうが、律さんは同じ振る舞いが今はできずにいて「負い目」を感じているのでしょうが？
今回のような流れだからこそ、今後は椎名さんがどう出てくるのか？どう関わるのか？が私は気になる点です。椎名さんの宇佐くんに対するスタンスはどうなんでしょうかね？
いやーそれにしても今月の話はよかったですねー！
やっと私の胃痛も無くなりました笑
なんと言っても律の半泣きは可愛すぎてずるいですね！
宇佐くんもやっと言いたいことを言えた上にあんな律を見れて読書からしてもほんとによかったです！
これからも2人にはどんどん青春を突っ走っていってもらいたいです笑
あと話は変わりますが高橋についてですが。。。
やっぱりあいつは腹黒のクソ男ですね。
律には確実に近づけたくない存在。
「ちょっと意地悪したっていいじゃないか」っていい訳あるかーーー！！！！って読んでてなりました。お前のせいでどんだけ胃が痛かったか。。。
では最後に質問で河合荘大学編はあると思いますか？
来月の感想も楽しみにしてます＼(^o^)／
そうなのですよね、今回の事で高橋くん関連はひと段落と言えますので、
今後気になって来るのは椎名さんの方ということに・・・
> 椎名さんの宇佐くんに対するスタンス
まさに、注目はここなんですよね～。
以前は「河合荘の人々全員に興味がある」という程度かと思っていましたが、
林さんとの会話でみせた赤面反応が気になってしまって、今一つ不明瞭な感じに・・・
なので、もしかすると、律さんの新たなライバルになる可能性もあるやも？
ただ、椎名さんの申告通り、恋愛関係の話題が苦手なだけかもしれませんし、
だとすると、彼女自身の恋愛相談に乗る話になることもあるやもしれないので、
いずれにせよ、これからが楽しみな所です
> いやーそれにしても今月の話はよかったですねー！
やっと私の胃痛も無くなりました笑
ようやく、ひと安心といった感じで、胸をなでおろしましたね～。
> 腹黒のクソ男
高橋くんとしては、ちょっとしたイタズラ心だったのでしょうけど、
影響が大きすぎたことが困った点でしたねえ。
まあ、彼は大変なことになっていたのを知りませんでしたから、責めるのも酷な気はしますけど(^^；
それに、律さんが宇佐くんのことばかり気にしていることに気付きましたし、
“いったんは”引いたようですので、とりあえずは良しとしておきたい所かも・・
> 河合荘大学編
う～ん、どうでしょうね・・・
律さんが先に卒業するので、先に進学する可能性が高い。
となりますと、河合荘ですごす以外では、離れ離れの期間が最低でも１年できるわけで、
そのあたりをどうするか、難しいかもです。
ただ、ないとも言い切れませんし、むしろ、そんな話にも興味はあるので、期待はしたいかもです。
けれど河合荘は、「仮宿」という位置づけなので、大学進学と共に離れてゆく可能性もありますし、
それによって物語の幕を引くのかもとも思えるので、ちょっと予想できないですね。
なるべく長く続いてほしいので、あってほしい所ですが、はてさて・・・？
もう半年ほども前に張られた伏線も、思ったとおりに回収されたし。見え見えと言えば見え見えの複線でしたけど、逆に考えれば、あの見え見えの複線を効果的に回収するには、ここまでこじらせなければならなかったのかなと。
麻弓じゃないけど、ここまでの会話をしておきながら進展なし、というのは信じがたいというか何というか・・・
麻弓の「気持ち悪い」に一票入れてもいいかな、と思うほど。
ま、身も蓋もない言い方をすれば、「マンガだから」になっちゃうのでしょうけど、あまり長くやると読み手にそういう感想を持たれてしまうので、そこそこの長さ、律の高校卒業あたりのタイミングで決着させるのが読み手としてもいいかな、と思います。
「めぞん一刻」なんかは、その「マンガだから」を逆手にとって長く続けることに成功しましたけどね。
高橋君は、こんなの腹黒いうちには入りゃしないのですが、たったこれだけの些細な揺さぶりがこれほど拗れたことで、「スキだらけ」ということを知ってしまったわけで。
でもこれ以上絡んでくる気配がなく、物語上の役割は終わったことが割と明白でした。
となると、やはり律の嫉妬心の自覚が今回見事にスルーされてしまったので、今後も椎名さんの役割に期待するところが大きいかなと。
いや、ここのところ、実際本屋で５～６回読み返しましたけど、いったいどうやってスルーできたのかさっぱり判らない。
個人的に、高橋くんはもう一波乱起こしてくるのでは..？と思っています。なんとなくですが笑
はっきりと「好き」かどうかは分かりませんが、律ちゃんのことを気になる存在としては見てると思うので、、
あと、河合僧さんの言うとおり、椎名さんの動きが今後気になるところですね～。
前に、宇佐くんのことを聞かれた時の赤面が引っかかります。
とりあえず今回は、日常に戻って一安心といったところでしょうか。
来月も感想楽しみにしています。笑
というのは、ウサと律の気持ちが通じ合った時あたりが完結の良い潮時だと思うのと、この進展のトロさももうそろそろ限界が近いな、というあたりから。
物理的には、律が岐阜大学に進学すればまだまだ続けることはできそうですがね。
大学がある柳戸から河合荘がある金華橋～長良橋の南側のいわゆる川原町と呼ばれているあたりまではバス通学になるでしょうが、途中でバスを降りれば北高（地理的には岐阜北高でしょー？）から下校するウサと落ち合って一緒に帰る、くらいのシーンは無理なく作れそうだし。
ただ、岐大にはいかにも律の志望学部でありそうな文学部がない。理系学部ばかりの大学だから・・・
敢えて言えば教育学部か。
ちなみに私、学生時代は岐阜に７年間住んでました。最初に住んでいたのは北高のすぐ近くでした。
このマンガ、時折とても懐かしい風景がさり気なく出てきて郷愁を誘います。
> 見え見えの複線を効果的に回収
そういうことなのでしょうね～。
まあ、宇佐＆律の面倒くささあってこそ、ということでしょうけども(^^；
この２人の関係が進展しない原因は、宇佐くんが「自分は好かれるはずがない」と思い込んでいる点と、
律さんが宇佐くんのことを「友達」だと思っている点なので、このあたりがどうにかならないと
進展は望めないかな～と。
高橋くんは高橋くんで、ライバルとしてはフェードアウト気味になってしまいましたが、
他の方面から絡んできそうなキャラクターではありうるかと・・・今度はイイ人役とかで？
律さんの嫉妬心は、宇佐くんを「友達」だと認識していることからも、嫉妬心とは自覚できずに、
「親しい友達がとられてしまう」くらいに思い込んでいるのだと思われます。
ここで嫉妬に向かわないのは、自分が椎名さんに比べて、コミュ力で劣る自分＝宇佐くんにふさわしくない
と考えているからかな～と邪推します。
> 律の高校卒業あたりが終了のタイミングかな？
そうですね～それが一番可能性高いでしょうね。
様々なカタチで続けることも可能でしょうけど、宇佐くんが卒業と共に離れることを気にして、
焦ってから行動に出て・・・のような展開になるやも？
> 学生時代は岐阜に７年間住んでました。
おお、そうなのですか！
作中の風景に郷愁を誘われるというのは、楽しみが１つ
加わるようなものですからね、うらやましい所です。
> 高橋くんはもう一波乱起こしてくるのでは..？と思っています。
そうですね、現時点ではフェードアウト気味な彼ですけども、状況の変化で参戦してくる可能性はあるかもですね。
律さんの意識が宇佐くんに向いていることを知った彼は、いったん引いたようですけど、
今後、宇佐くんと律さんの関係に波紋が生じれば、再び近づいてくることもあるかと思われます。
その場合、今回とは違った（もっと緊迫した？）状況になるでしょうけども・・・
> 椎名さんの動き
これですよね～気になるのは。
宇佐くんをめぐって律さんのライバルとなるのかどうか・・・
そうなると、林さんだって黙ってはいないでしょうし(^^；
いずれにせよ、まだまだ楽しみはつきません。
これからも頑張ってください！！