五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムオリジナル 感想①

2012年07月28日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2012年9月号

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 表紙は河原でしょうか、水着姿になろうとしている山下さんと、らいかさん。

 他にも、「プラリネ」のみさきさんや、女子校生たちが、水着で華やか。 皆、ビキニとは!

 榊先生は、子供たちを相手に楽しそう。 涼しげで、なおかつ楽しさを感じさせてくれますね。

 

 

 今月の「お友ちゃん登場で賞」は、『おゑど恋愛帳』より、お友さん!

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 突然やって来た謎の美少女(?)、お友さん。

 可愛らしい外見とは裏腹に、何やら毒舌。 男嫌いで女好き。 何なのこの娘・・・

 と思ったら、まあ「友」という名前で、あの人だな~とわかるわけで・・・ えっと、美少女?

 

 

 今月の後藤さん!(『恋は地獄車』より)

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 今回は「結婚」が話題の中心となっていましたが、独身貴族の星・後藤さんの心中は・・・?

 滝くんに「このまま寂しくて不幸な独身コース」でよいのか?と問われて、ザックリ返答。

 まあ、たしかに結婚生活が幸せばかりとは限らないわけで、だから離婚とかあるわけで・・・

 なんて、希望のない男の言葉が突き刺さりますねえ。 逃げの思考ですが現実的でもある。

 ま、幸せになる人、なろうとする人もいるでしょうし、そのあたりは各々の生き方ですかね。

 

 

 

【8月7日、コミックス23巻発売!】

●ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ 先生)

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 今回のテーマは「コントロール」。

 山下さんなどは、物を投げて捨てたりしまったりとナイスコントロールですが、

 咲坂師長は、そんな部下のコントロールに苦労していそう?(^^;

 ほかにも、瞳孔計や輸液ポンプなど、医療器具のコントロールも面白かった。

 

 しかし何より大切なのは、セルフコントロール。

 己を律するむずかしさは、公私ともに様々な分野で感じさせられることです。

 榊先生に指摘される景山先生の「リアル倉庫番の部屋」とか、まさに私の部屋と同じ(´▽`;)

 そして、患者さんにとっては、薬の調整が重要。

 不安のあまり、あれもこれもと薬の量を増やしてしまうのはよろしくない。

 榊先生と薬剤師・熊谷さんの会話によれば、体よりも心の方が心配・・・と。

 

 そこで精神科の二郷先生、自分で観察⇒他人によるチェックを助言。

 なるほどな~と思いますが、他人から「おかしい」と言われた時に、

 自分で「確かに」と考えられるかどうかは、ちょっと状況によるかもしれませんね。

 下手すれば「ムッ」として反発してしまうかもしれない。

 難しい所ではありますが、それで一歩でも前に進む機会となれば・・・

 くらいの気持ちでいることが、肝要なのですかね。

 

 そんなお話がありましたが、最後はいつも通りに、榊先生のおちゃらけが楽しい〆。

 こーゆーところが、榊先生のセルフコントロールの素晴らしさなのかも(^◇^;)

 なんて考えつつ、コミックス23巻ともども、今後も楽しみです!

 

 

 

【8月7日、コミックス1巻発売!】

●オトメシュラン (王嶋環 先生)

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 とあるレストランにいるイケメン(?)オーナーシェフの日々が描かれる4コマ作品。

 創作フレンチレストラン「ルボーシェル」のシェフ・美空瑤さん。

 イケメンとして女性客に人気ですが、じつは瑤さん、女性だったのです!

 ・・・いや、べつに隠してはいないのだけど、みんな女性だとは思わないというフビンさ(^^;

 

 イケメンすぎて男性に間違われてしまう瑤さんの様子が楽しい作品ですが、

 今回は、ある事をきっかけにホストモードになってしまった彼女の、イケメンぶりに大笑い!

 普段は女らしくしたいと悩む瑤さんなのに、ノリノリなふるまいがギャップありすぎ゜(*゜´∀`゜)゜

 「胸全然ない」「ホントに男の人じゃないの?」なんて言われて、

 いつもならグサッと傷つくのに、けろっと返す言葉が凄すぎて・・・ もうホレそう(ぇ

 

 どうしてこんな風になってしまうのか? なんで浮いたセリフがポンポン出てくるのか?

 という理由も納得できるものでしたし、瑤さんの変わりようが、めっさ面白かったお話でした。

 瑤さん、あんなこと言われたいのか・・・ 「仔猫ちゃん」て(;´∀`)

 でも、あのままの方がお店繁盛するんじゃないの?

 なんて禁断の思考をめぐらせつつ・・・ 今後も楽しみです!

 

 

 

【今月のピックアップ!

●女子校生かんさつ日誌 (風良まり 先生)

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 ワタシ的に注目作です!

 女子校に赴任した男性教師が、乙女の園でテンテコ舞いな日々を送るお話。

 

 いや~何がスゴイって、まだ名前が出てないんですよ、先生も生徒も。

 「先生」と「女子校生」という記号だけで成立している4コマ作品。

 女子校生という大枠の中に、1人1人の性格・行動が異なる生徒たちがいて、

 それぞれの個性そのものが、まさに“キャラクター”として認識されるのは、

 マンガとしてかなり秀逸であると感じています。 まあ、いつか名前も出てほしいけど(^^;

 

 今回はカラーで、トビラがプールではしゃぐ女子校生たち・・・

 なのですが、内容は補習の勉強会。

 なぜか美術部のメガネさんがいて、絵を描いているという状況が妙に可笑しい。

 メガネさん、真面目な先生の純心をもてあそんだりと、なかなかの強者ですな(^∀^;)

 しかも彼女がいることで、勉強会にならない補習風景が面白かった!

 

 この作品の女子校生、先生をからかう様子が、キャピキャピしていてまぶしいくらい。

 その明るさ、しぐさ、行動が、見ていて楽しいですし、

 先生をからかっていても、親愛の情が垣間見える点に、安心感あります。

 私はとても好きですね~。 なので、ぜひとも連載化を希望です!

 

 

 

●うわさのユーレイちゃん (平井ケンジロウ 先生)

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 学校に“住む”幽霊な女の子・ユーレイちゃんと、彼女が視える先生のお話。

 隔月連載ですが、なかなか趣深い面白さのある作品ですね。

 

 今回は、なぜか花を背負っているユーレイちゃん。

 自分でも、なぜだかよくわからない。

 そんな風にミステリアスなのだけど、深刻には受け止めず、

 まんざらでもなさげなユーレイちゃんの様子や、

 花が増えて華やかだけど、妙な格好になってしまう姿が、微笑ましいやら可笑しいやら。

 

 そうしたユーレイちゃんが楽しかったのですが、

 先生が気付いた花の匂いが、彼女に花が生えた理由をわからせてくれたことには、

 少しだけしんみりしてしまいましたよ・・・ そうですね、そんな季節なんですよね。

 花を背負ったユーレイちゃんの可笑しさが、ちょっぴり切ない方向へ移りゆき、

 穏やかに、神妙な心持ちを感じられる素晴らしさ。 ラストの笑顔が・・・ 沁みます。

 

 本作品は、静かにコミカルな雰囲気を保ちつつ、

 やはりどこかに死の影を背負った隙間のようなものが存在していて、

 それが時折さびしく響いてくるんですよね。 そんな所が、なかなか趣深げで良い感じ。

 などなど、ちょっとだけ寂寥感を覚えつつ・・・ 今後も楽しみです!

 

 

 

【新人ギャグまんが展】

・(大きい方 先生)

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 記念日撲滅委員会の活動を描いた4コマ作品。

 時東こよみさん、入社早々「記念日撲滅委員会」なるものに配属され、

 パートナー・針山月彦とともに、記念日をなくすための活動をおこなうことに・・・ という話。

 様々な「記念日」の内容と、それを元にしたネタが、かなり面白かったですね。

 2月22日といえば「ネコの日」ですが、それ以外にも記念日があって、

 その組み合わせでオチをつけたりと、お見事。 もっと色んな記念日ネタを見てみたい!

 

 

②へつづきます。

 


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