五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがホーム 感想①

2009年11月06日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2009年12月号

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

●恋愛ラボ (宮原るり先生)

 マキの様子がおかしい・・・いや、彼女はいつもおかしい(ぉぃ

 ・・・などと言ってもいられないほど、シリアスにお悩み中のマキ。

 

 「恋愛研究」の言葉に神経過敏だったり、

 エノの言葉を聞いて、“よだれ”をこぼしたり、 

 やはり〝恋愛の達人〟リコについて、悩みに悩んでおるようです。

 

 

 でも、その悩みの原因は、

 「リコへの信頼感が揺らぐこと」よりも、

 「今までの関係が崩れてしまうことへの不安

 ということのようで・・・?

 

 これは先月号の、“リコ友”の言葉が契機になっているのだけど、

 それ以上に、『まんがタイムスペシャル』実践編での

 ヤンの言葉が、かなり揺さぶりになっている感じですね~。

 

 たぶん時系列的には、

 ヤンの言葉(きっかけ・疑惑・動揺) ⇒ “リコ友”の言葉(疑惑の裏付け)

 なのかな・・・と。

 

 

 そして、動揺の核にあるのは「恋愛の達人」うんぬんよりも、

 「“親友”も思い込みじゃないといいけど」という心ない言葉のように思います。

 

 エノの言葉に反応したのも、「リコとの関係」について言及されたからだし・・・

 こちらは冗談混じりですけど(^_^;) いつもの“エノ節”。

 

 もしかするとマキは、

 「自分の思い込みや暴走で、リコを巻き込んでしまったのかもしれない」

 と、自責の念にさいなまれているのかも・・・責任感強い娘ですからね~。

 

 

 などなど、シリアスなはずなのに、所々で「笑い」の要素も満載!

 とくに今回は、サヨおもろすぎ(^◇^;)

 

 サヨ、七変化してますけど、こないだ皆にイジラレまくったことで、

 何かに〝目覚めた〟のかな? コスプレイヤー・サヨちゃん(えー

 「ヒャハー!」じゃねー!!Σ(゜Д゜;)

 

 それでも、やはり頼りになるサヨ先輩。

 冷静に全体像をながめながら、的確な言葉をかけてくれる。

 リコの悩み相談に乗りながら、マキの立場も考えている。

 ・・・・・・あんた、ホントに中学生?(´▽`;)

 

 飛び出すリコを見送るサヨの視線は、優しくも頼もしい。

 やはりサヨは、生徒会の土台をイイ感じに支えているなあ・・・

 

 ちなみにリコが、「今度なんか おごるからさ」と言ってしまったのは、

 失敗ですね・・・地獄の“守銭奴”サヨに、骨の髄までしゃぶられることでしょう(ぇ

 

 

 さて、今後リコ&マキの関係は、どーなってしまうのか?!

 マキはたぶん、「リコの親友でありたい」とは思っているはず。

 リコだってそうだろうし、その点では問題ないでしょう。

 

 でも、2人の関係の“しこり”となっている「嘘」について、

 リコ自身がケジメをつけない限り、解決はしない。

 

 そして、2人は「元通り」になれるのか?

 いや、違いますね・・・今まで以上の信頼関係を築けるのか?

 ここらへんに注目しながら、今後も楽しみであります!

 

 

 

(2本立て特別編)

 『恋愛ラボ』、もう1本!

 こちらはスズ主役で、棚橋兄妹の和気あいあい・アットホーム空間!!

 

 「となりのトロロさん」、私も好きですよ(^o^) ちと、こわいけど(ぇ

 スズは「犬バス」大好き。

 の言葉で、「犬バス来るかも」と思ってしまったスズ。

 その期待とがっかりの様子が可愛らし(o^∇^o) こりゃ、妹溺愛になるわな・・・

 

 

 でも、スズって兄のことを「にぃ」って呼んでいたんだ・・・可愛いなあもー。

 一方、スズ姉ヒロさんは、「アンタ」言ってます(;゜ー゜)

 

 そんなヒロさんも、スズ溺愛のようで・・・

 兄がスズを喜ばせ、「にぃ だいすきー」とその愛情を独占していれば、

 対抗して愛を略奪しようとしてるし(^_^;) スズも、喜んで乗りかえとるっ!

 

 溺愛環境で育った、スズの「箱入り娘」っぷりがうかがえますね。

 彼女の純粋さと内気さは、こうして形成されたのかな?

 

 兄・姉のいさかいに泣きそうになったりしていることからも、

 無垢な優しさをもった子であることが感じられます。

 

 

 棚橋家の、あったか兄妹空間。

 そんな雰囲気に満ち満ちた楽しいお話でしたが、ラストのオチが(^∇^;

 スズまで一緒に、親指立ててるし!

 

 それぞれの家族を描く話というのも興味深く、

 また物語世界のひろがりが感じられるもの・・・

 

 なので、スズ兄妹はもちろん、

 リコ姉弟やマキ姉妹、そしてエノ兄妹なんかの話も読んでみたいな~。

 でも、そーなると宮原先生が大変だな~・・・

 

 なんて思いつつ、

 ドラマCD(12月23日)やコミックス4巻(12月26日)の発売を待ちながら・・・

 今後も楽しみであります!

 

 

へつづきます。