指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

結核菌は・・・

2024年01月06日 | その他

朝ドラでやっている『ブギウギ』で、笠置シズ子の夫となる吉本興業の御曹司は、結核で死ぬとは初めて知ったが、結核菌は、人間の若い細胞が好きなのだ。

古代から結核はあったが、近代になり、都市に人間が集中するようになると大流行する。

それは、世界の大都市に労働人口として若者が出てくるようになり、過剰な労働で過労になると結核菌に感染し、病気になるのだ。

明治期の日本でも、石川啄木、二葉亭四迷、樋口一葉、正岡子規などみな結核で死んでいる。

それは、結核菌が、若者の細胞が好きだからなのだ。

私が、1970年代に横浜市役所に入ったとき、「20代で、結核で倒れて療養したことがある」という方が沢山いた。その方は、その療養所の看護婦さんと結婚したのだった。

まるで小説みたいだが。

 


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