指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

桜の映画と言えば

2024年03月09日 | 映画

桜の映画と言えば、鈴木清順の名作『けんかえれじい』で高橋英樹が、浅野順子と見に行く夜桜も大変に美しい。

           

浅野順子は、可愛いかった割に映画に出ていないと思っていたら、実は結構出ている。

それも大映京都の時代劇である。

浅野寿々子
1957.07.30 十七才の抵抗  日活  ... 可奈子の幼少時代
1958.11.15 赤胴鈴之助 黒雲谷の雷人  大映京都  ... しのぶ
1958.12.21 赤胴鈴之助 どくろ団退治  大映京都  ... しのぶ
1959.11.22 薄桜記  大映京都

市川雷蔵の代表作で、森一生の映画『薄桜記』で、堀部安兵衛の勝新太郎と婚姻を結ぶ少女が、浅野順子なのである。

当時は、まだ十代のはずだが、かわいかったので、わざわざ大映京都までよばれて演じたのだ。

本当に大橋巨泉に見込まれて結婚引退してまったのは、実に残念なことだったが。

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1 コメント

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浅野順子 「けんかえれじい」レジー (広い世界は)
2024-03-09 22:21:21
「けんかえれじい」の桜は綺麗だ、モノクロの美を感じた。撮影萩原憲治・照明熊谷秀男が素晴らしい。後期の「陽炎座」は人工的な映画歌舞伎だ。麒六が北一輝と遭遇するところや「憂国」の感情論盛り上がる2・26の頃が描かれていた。「薄桜記」で中山安兵衛が堀部家へ婿養子に、幼い娘(浅野順子)の婿となる。自分の想い人は丹下典膳に嫁いでしまう、辛いですね。

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