指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

『海峡を越えた野球少年』

2017年03月07日 | 映画

1956年チームには張本勲もいたという。後のことだが、広島の金城、中日の中村、阪神の桧山なども出たことがあるそうだ。

一番驚いたのは、この韓国大会に大会に対抗して、1980年代には北朝鮮でも同じ試みがあり、それに出た在日選手もいたというのだ。

このドキュメンタリーで紹介されるのは、1982年大会に出た主に箕島高校の選手たちで、最初はみな「嘘か、詐欺だ」と思っていたとのこと。

大阪の焼き肉屋での再会から、最後ソウルの蚕室野球場での韓国プロ野球開幕試合での始球式になる。

要は、韓国プロ野球開幕のイベントだが、こうした過去の歴史の人物等を記念するイベントは素晴らしいと思う。韓国は、やはりアメリカ的な文化が残っているなと感じた。

アメリカのメジャー・リーグでもよく行われるが、日本のプロ野球で行われることは非常に少ない。私が見たのは、サンフランシスコ・ジャイアンツが日本人投手の村上を表彰した「マッシー・ムラカミ・デー」だが、こうした過去に活躍した選手を表彰するのは本当に良いことだと私は思う。

日本プロ野球も、すでに歴史的存在なのだから、そうした表彰や記念イベントを試合の前に必ずやるべきだと思える。

ぜひ、やってもらいたいと思う。

シネマ・ジャツク


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