10月28日(日)の昼に東京芸術劇場で、日フィルのコバケン・ワールドを聴く。午後2時30分開演で、終了は4時40分頃。客席は9割程度の入りだった。曲目はウェーバーの歌劇『オベロン』序曲、サン・サーンスのチェロ協奏曲第1番、20分の休憩後にサン・サーンスの交響曲第3番。チェロのソリストは辻本玲、オルガンは石丸由佳。
チェロ協奏曲は、辻本のチェロが優しい音を聴かせた。やさしいながら豊潤な音で、なかなか感心をした。後半のサン・サーンスの交響曲第3番はオルガン付きで、東京芸術劇場のアール・ヌーヴォー・スタイルのオルガンが響いた。オルガン付きの交響曲というのはあまり聞く機会がないが、オルガンの低音が響くと、オケで味わう音とはまた違う経験をするような気分となる。やはり、オルガンが響くと、それだけで宗教的な雰囲気が出る気がした。
辻本のアンコールは、カザルスの「鳥の歌」で、オケのアンコールはブラームスのハンガリア狂詩曲第5番。コバケンの説明では、来年ハンガリーとの国交150周年を迎えるので、それの先取りとのこと。この曲の演奏は、速度の緩急をしっかりと付けたチャールダッシュ風。最後にコバケンのピアノ伴奏で、辻本がチェロでチャールダッシュを演奏した。
オケで聴くチャールダッシュなども良いのだが、やはり本当のチャールダッシュが恋しくなった。大昔に観た映画『未完成交響楽』の中で、美女歌手のマルタ・エッゲルトがチャールダッシュを踊っていたのを思い出した。
チェロ協奏曲は、辻本のチェロが優しい音を聴かせた。やさしいながら豊潤な音で、なかなか感心をした。後半のサン・サーンスの交響曲第3番はオルガン付きで、東京芸術劇場のアール・ヌーヴォー・スタイルのオルガンが響いた。オルガン付きの交響曲というのはあまり聞く機会がないが、オルガンの低音が響くと、オケで味わう音とはまた違う経験をするような気分となる。やはり、オルガンが響くと、それだけで宗教的な雰囲気が出る気がした。
辻本のアンコールは、カザルスの「鳥の歌」で、オケのアンコールはブラームスのハンガリア狂詩曲第5番。コバケンの説明では、来年ハンガリーとの国交150周年を迎えるので、それの先取りとのこと。この曲の演奏は、速度の緩急をしっかりと付けたチャールダッシュ風。最後にコバケンのピアノ伴奏で、辻本がチェロでチャールダッシュを演奏した。
オケで聴くチャールダッシュなども良いのだが、やはり本当のチャールダッシュが恋しくなった。大昔に観た映画『未完成交響楽』の中で、美女歌手のマルタ・エッゲルトがチャールダッシュを踊っていたのを思い出した。