5月26日(木)の夜に、サントリー・ホールでN響のコンサートを聴く。ファビオ・ルイージの指揮、小菅優のピアノ。館内はほぼ満席で、ほとんど空席がなかった。やっとコロナも落ち着いたという感じ。
前半にメンデルスゾーンの序曲「静かな海と楽しい航海」があり、続いて小菅のピアノによりラヴェルのピアノ協奏曲。休憩20分を挟み、後半はリムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」だった。
ルイージの指揮は丁寧で端正、それでいて小気味良い。特に、今回のような標題音楽は、物語が目に浮かぶようで、面白かった。今年の9月からN響の首席指揮者になるということで、楽しみだ。
ラヴェルのピアノ協奏曲は初めて聞いたが、なかなか面白い。プログラムにもガーシュウィンの影響が強く出ていると書かれていたが、第1楽章と、第3楽章はまるで「パリのアメリカ人」から切り取ってきたような響きで、ラヴェルがこんな曲を書いたのかと、驚かされた。第2楽章はゆっくりしたテンポで、ラヴェルらしい響き。小菅のきらめくような響きが際立った。
「シェヘラザード」は良く聞く作品だが、今回は「まろ」という愛称を持つコンマスの篠崎史紀がヴァイオリンのソロを弾きので、どんな音なのだろうと期待したが、思ったよりもずっと繊細で美しい音だった。特に重音などの美しい響きは代えがたいものがあり、文句なしに感動した。
帰りがけに、いつものスペインバルで軽い食事。トルティージャ、ハモン、エビのアヒージョ、サルシッチャの煮込みなど。
前半にメンデルスゾーンの序曲「静かな海と楽しい航海」があり、続いて小菅のピアノによりラヴェルのピアノ協奏曲。休憩20分を挟み、後半はリムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」だった。
ルイージの指揮は丁寧で端正、それでいて小気味良い。特に、今回のような標題音楽は、物語が目に浮かぶようで、面白かった。今年の9月からN響の首席指揮者になるということで、楽しみだ。
ラヴェルのピアノ協奏曲は初めて聞いたが、なかなか面白い。プログラムにもガーシュウィンの影響が強く出ていると書かれていたが、第1楽章と、第3楽章はまるで「パリのアメリカ人」から切り取ってきたような響きで、ラヴェルがこんな曲を書いたのかと、驚かされた。第2楽章はゆっくりしたテンポで、ラヴェルらしい響き。小菅のきらめくような響きが際立った。
「シェヘラザード」は良く聞く作品だが、今回は「まろ」という愛称を持つコンマスの篠崎史紀がヴァイオリンのソロを弾きので、どんな音なのだろうと期待したが、思ったよりもずっと繊細で美しい音だった。特に重音などの美しい響きは代えがたいものがあり、文句なしに感動した。
帰りがけに、いつものスペインバルで軽い食事。トルティージャ、ハモン、エビのアヒージョ、サルシッチャの煮込みなど。