6月29日(土)の昼に新国立劇場のオペラパレスで、大野和士の「オペラ玉手箱」を観る。大野和士が芸術監督になってから始まった企画で、大野氏がピアノを弾きながら作品の解説をするとともに、カヴァー歌手などによる歌の抜粋もある。午後2時から4時までの予定となっていて、途中で20分間の休憩となっていたが、結構長引いて、終了は4時30分近くだった。チケットの売れ行きが良かったらしく、一般発売は当初は1階席のみとしていたが、2階や3階も追加で発売したようだ。いつもよりも若干若い人が多いように感じた。
第一回の玉手箱は「魔笛」の解説だったが、今回は2回目で「トゥーランドット」の解説。どちらも有名作品で今更解説は必要ないとも感じるが、大野氏の話しが面白いので、つい聞きたくなってしまう。サービス精神旺盛でいろいろと説明する姿を見ていると、淀川長治が映画解説をしていた姿を思い出した。本当に映画やオペラを愛しているのだなあと感じさせる姿だ。
話は今回の企画から始まり、新国立劇場、東京都、びわ湖ホール、札幌などの共同企画で作られた公演で、東京だけでなく各地を回るという説明だ。オケは大野氏が指揮者をしているバルセロナから来る。続いて、プッチーニの台本重視の話があり、リヒヤルト・シュトラウスのホフマンスタールとの関係との対比などが説明され、楽譜出版のリコルディ社との関係も話がある。話が面白いので聞き流してしまうが、結構内容的には充実している。
それから楽曲の解説に入り、序曲から順番に主なナンバーについて、音楽的な仕組みや歌詞の内容について解説して歌手が歌うという仕組みだ。楽曲の話では、リヒヤルト・シュトラウスやワーグナーからの影響も指摘がある。本には書いてあることだが、実際にピアノを弾いて解説してくれると実に分かりやすい。1幕の終わりまでの説明が終わった後で休憩となったが、そこまでで1時間かかっていたので、確実に時間オーバーするなと感じた。午後5時から小劇場でオペラ研修所の「イオランタ」を観る予定にしていたので、5時10分前までに終われば良いと考える。
2幕と3幕は続けて説明だったが、一番有名な「誰も寝てはならぬ」の説明を飛ばしたのはどうしてだろうと思ったら、最後にサービスでこの歌を聞かせる構成だった。
参加した歌手は半分は本番でも歌うメンバーで、充実していた。タイトル・ロールのトゥーランドット姫役はウクライナ生まれのオクサナ・ノザトワで、今回の公演のカバー歌手という説明だった。カバーとはいえ圧倒的な迫力ですごいと思ったら、カラフ役の工藤和真がノザトワと一緒に歌う段になったら一段と声を張り上げたので、やはり一流の人と共演するのは大事だなと思った。
ノザトワと大野氏は何語でコミュニケーションをとるのかと思って見ていたら、イタリア語で細かく指示をしていた。やはり、オペラ界の共通語はイタリア語なのかと改めて認識した。
大野氏は写真で見ているとすまし顔だが、実際の話は気さくで面白く、こういう企画があれば又聞きたいと感じた。
第一回の玉手箱は「魔笛」の解説だったが、今回は2回目で「トゥーランドット」の解説。どちらも有名作品で今更解説は必要ないとも感じるが、大野氏の話しが面白いので、つい聞きたくなってしまう。サービス精神旺盛でいろいろと説明する姿を見ていると、淀川長治が映画解説をしていた姿を思い出した。本当に映画やオペラを愛しているのだなあと感じさせる姿だ。
話は今回の企画から始まり、新国立劇場、東京都、びわ湖ホール、札幌などの共同企画で作られた公演で、東京だけでなく各地を回るという説明だ。オケは大野氏が指揮者をしているバルセロナから来る。続いて、プッチーニの台本重視の話があり、リヒヤルト・シュトラウスのホフマンスタールとの関係との対比などが説明され、楽譜出版のリコルディ社との関係も話がある。話が面白いので聞き流してしまうが、結構内容的には充実している。
それから楽曲の解説に入り、序曲から順番に主なナンバーについて、音楽的な仕組みや歌詞の内容について解説して歌手が歌うという仕組みだ。楽曲の話では、リヒヤルト・シュトラウスやワーグナーからの影響も指摘がある。本には書いてあることだが、実際にピアノを弾いて解説してくれると実に分かりやすい。1幕の終わりまでの説明が終わった後で休憩となったが、そこまでで1時間かかっていたので、確実に時間オーバーするなと感じた。午後5時から小劇場でオペラ研修所の「イオランタ」を観る予定にしていたので、5時10分前までに終われば良いと考える。
2幕と3幕は続けて説明だったが、一番有名な「誰も寝てはならぬ」の説明を飛ばしたのはどうしてだろうと思ったら、最後にサービスでこの歌を聞かせる構成だった。
参加した歌手は半分は本番でも歌うメンバーで、充実していた。タイトル・ロールのトゥーランドット姫役はウクライナ生まれのオクサナ・ノザトワで、今回の公演のカバー歌手という説明だった。カバーとはいえ圧倒的な迫力ですごいと思ったら、カラフ役の工藤和真がノザトワと一緒に歌う段になったら一段と声を張り上げたので、やはり一流の人と共演するのは大事だなと思った。
ノザトワと大野氏は何語でコミュニケーションをとるのかと思って見ていたら、イタリア語で細かく指示をしていた。やはり、オペラ界の共通語はイタリア語なのかと改めて認識した。
大野氏は写真で見ているとすまし顔だが、実際の話は気さくで面白く、こういう企画があれば又聞きたいと感じた。