12月22日(金)の夜に新国立劇場でバレエ「くるみ割り人形」を見る。22日が初日で、1月8日までの毎日17回公演。場内は満席でロビーも混雑していた。6組のクララと王子が踊るので、層が厚くないとできない公演だろう。これだけの公演に観客が入るのがすごいと思った。初日は小野絢子のクララに、福岡雄大の王子、中家正博のドロッセルマイヤー、木下嘉人のネズミの王様という、間違いのないキャスト。
オーケストラは東京フィルで、指揮はアレクセイ・バクラン。東京フィルは、この公演中にも第九の演奏会や、年越しコンサート、新年コンサートが並行してあるから、稼ぎ時とは言え、エキストラも含めてフル稼働だろう。
新国立劇場の「くるみ」はウェイン・イーリングの振付で、豪華で面白いと言えば、その通りだが、凝り過ぎた振付は、面白くもあり、難しい割には効果を上げていないところもあるような気がする。例えば、1幕の終わりに出てくる「雪の精の踊り」や2幕の「花のワルツ」は、コールドによる複雑なフォーメーションがこれでもかと続いて面白いが、2幕の「アラビアの踊り」などは、高度な技術が使われる割には面白くなく、賛否両論だろう。
毎回、イーリング版を見ると1幕は面白いが、2幕のいろいろな踊りは何のために踊っているのかよくわからず、退屈したりする。全体の構成もこれでよいのかと気になった。
それでも、小野のクララも福岡の王子も、きちっとした踊りで、足さばきも見事で堪能した。「雪の精」の場面の合唱隊は、コロナのために、舞台袖でこれまで歌っていたが、久々に2階の下手、上手に登場したので、声も良く聞こえて、日常が戻ったと嬉しかった。
7時開演で、30分の長い休憩が入り、終演は9時30分頃。帰りがけにパブで軽い食事とビールを飲む。飲み物はIPA、ローストビーフ、キャベツとアンチョビのオーブン焼き、フィッシュアンドチップス、ピザなど。
オーケストラは東京フィルで、指揮はアレクセイ・バクラン。東京フィルは、この公演中にも第九の演奏会や、年越しコンサート、新年コンサートが並行してあるから、稼ぎ時とは言え、エキストラも含めてフル稼働だろう。
新国立劇場の「くるみ」はウェイン・イーリングの振付で、豪華で面白いと言えば、その通りだが、凝り過ぎた振付は、面白くもあり、難しい割には効果を上げていないところもあるような気がする。例えば、1幕の終わりに出てくる「雪の精の踊り」や2幕の「花のワルツ」は、コールドによる複雑なフォーメーションがこれでもかと続いて面白いが、2幕の「アラビアの踊り」などは、高度な技術が使われる割には面白くなく、賛否両論だろう。
毎回、イーリング版を見ると1幕は面白いが、2幕のいろいろな踊りは何のために踊っているのかよくわからず、退屈したりする。全体の構成もこれでよいのかと気になった。
それでも、小野のクララも福岡の王子も、きちっとした踊りで、足さばきも見事で堪能した。「雪の精」の場面の合唱隊は、コロナのために、舞台袖でこれまで歌っていたが、久々に2階の下手、上手に登場したので、声も良く聞こえて、日常が戻ったと嬉しかった。
7時開演で、30分の長い休憩が入り、終演は9時30分頃。帰りがけにパブで軽い食事とビールを飲む。飲み物はIPA、ローストビーフ、キャベツとアンチョビのオーブン焼き、フィッシュアンドチップス、ピザなど。